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U-24日本代表 オリンピック初戦を想定したガーナ戦 ~国際親善試合~
2021年06月05日
東京オリンピックを目指すU-24日本代表の横内昭展監督は6月4日(金)、ベスト電器スタジアム(福岡)で開催されるU-24ガーナ代表戦を翌日に控え、オンラインでの前日会見に臨み、「チームとしてやるべきことをやったうえで、自分のストロングを試合で出してほしい」と語りました。
SAMURAI BLUEとの一戦を終え、ガーナ戦のために福岡への移動を開始したU-24日本代表でしたが、この日は悪天候のためにチャーター便の出発に遅れが生じ、急きょプランを変更しました。新千歳空港から一度戻り札幌ドームの室内ウォーミングアップ場でトレーニングを実施。短い時間の中でしっかりとコンディション調整に努めました。
また、アクシデントが起きた中でも「大きな混乱はありません。ある意味、こういう状況を楽しんでいるような選手の方が多いのではないか」と横内監督が話すように、空港での待ち時間にミーティングを行うなど、チームとして時間を有効的に使い、選手間でもコミュニケーションを増やしています。
これまで日本代表活動の中で様々な経験をしてきた吉田麻也選手も「今日は一緒にいる時間が本当に長い」と語りながら、「不幸中の幸いというか、難しい状況の中で自分たちに何ができるかを考えて練習をするのが大切だと思います。育成年代にとっては非常にいい経験になっていると思います」と前を向きます。
次戦に向けて短い期間での調整となりますが、横内監督は「ガーナという良い相手との対戦を組んでもらった。本戦の南アフリカを想定しながら、相手の力を体感し、チーム力も同時に上げていくという位置づけの試合になる」と試合への思いを語りました。
対戦するガーナは、2019年に東京オリンピックのアフリカ予選を兼ねたU-23アフリカネーションズカップに出場し、3位決定戦で南アフリカにPKで敗戦。あと一歩のところでオリンピック出場を逃したチームです。
今回、サミュエル・クワシ・ファビン監督が招集した遠征メンバーには10代の選手が多く選ばれています。2023年にオール・アフリカン・ゲームスという大会があり、「その大会に向けてバランスの良いチームを今から構築していきたい思いがある」と指揮官は語ります。年代的には東京オリンピック世代より少し下になりますが、個人の身体能力が高く、アフリカ特有の個で打開できるスピードとパワーを持った選手との対戦は、南アフリカ戦への良いシミュレーションとなるはずです。
本戦を想定した上で勝利を手にしたいガーナ戦は5日(土)、19:25(予定)にベスト電器スタジアムでキックオフです。
監督・選手コメント
横内昭展 監督(U-24日本代表監督)
6月の活動については、アフリカのチームと試合がしたいとリクエストし、U-24ガーナ代表という良い相手を組んでもらいました。本戦の南アフリカを想定しながら、相手の力を体感して、チーム力も同時に上げていくという位置づけの試合になります。
もちろん今回の活動は最初のプラン通りにきていないところもありますが、昨日、SAMURAI BLUEと試合ができたのは我々にとってプラスになったと思います。選手たちは本気で勝利を目指した中で、いろいろなものが見つかったと思うので、選手にもチームにとっても良かった。次の試合に向けても前向きに捉えて準備してもらっています。
DF #16 冨安健洋 選手(ボローニャFC)
僕自身、常にSAMURAI BLUEに呼んでもらって活動させてもらっているので、オーバーエイジの3人を含め、しっかり後ろから安定感をもたらすことができればと思っています。やはり後ろが安定すればチームは安定すると思います。その中で、オーバーエイジの選手に頼り過ぎるのではなく、自分もしっかりいい影響を与えることができればいいなと思います。また、明日は僕が育ったスタジアムでプレーできるので、楽しみな気持ちが大きいです。
DF #22 吉田麻也 選手(サンプドリア)
今回のガーナ戦は、初戦のアフリカ勢に対するシミュレーションということで組まれていると思います。本大会まで残り4試合しかない中で、選考の競争があって、かつチームを作り上げていかないといけません。そういった中で、昨日出た反省点を生かせるのはプラスだと思います。はっきり言って1点目のような失点を大会でやってしまうと、大会自体が終わってしまう可能性があります。うまくゲームに入り、相手の勢いに飲まれないようにしないといけない。もう少し精神的にコントロールできるのではないかと思っているので、明日はそこを意識して入りの部分を大事にしていきたいと思います。
MF #11 久保建英 選手(ヘタフェCF)
初戦の相手が南アフリカで、その仮想として今回組んでもらっていると思っています。自分たちがアフリカ勢にどういう戦い方をするのかを含め、本番が近くなってきているので、それを想定して戦えたらと思います。最近は特に、本当にアフリカの選手も万能です。ただ、全体的に見ると飛び込んでくる選手も多いなという自分なりの経験からの知識があるので、あえてボールをさらしたり、ワンフェイント多めに入れてみようかなというのは意識しています。(誕生日を迎えて)明日の試合から20歳なので、しっかり一段階ギアを上げて、ピッチ上で大人の自分を見せていきたいです。
国際親善試合
U-24日本代表 対 U-24ガーナ代表
開催日時:2021年6月5日(土) 19:25 キックオフ(予定)
会場:福岡/ベスト電器スタジアム
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