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“新”委員会活動スタート 〜JFAアカデミー熊本宇城 スタッフ通信Vol.16
2021年06月15日
JFAアカデミーでは「常にどんな時でも(日本でも海外でも)ポジティブな態度で何事にも臨み、自信に満ち溢れた立ち居振る舞いのできる人間の育成」というフィロソフィーを掲げ、真のエリートを目指して日々活動しています。
JFAアカデミースタッフ通信では選手たちの日常の様子や、日々の活動を詳しくお伝えしています。今回JFAアカデミー熊本宇城のレポートを担当するのは松岡仁司コーチです。
これまでの委員会
JFAアカデミー熊本宇城コーチの松岡 仁司です。熊本宇城に来て3年目となり、今年は13期生(中学1年)を担当しています。今回は、アカデミー熊本宇城での委員会活動について紹介します。
昨年までは各学年から2〜3名を選出して構成されたメンバーの「運営委員会」が色々なアカデミー内の業務を担っていました。アカデミーでの大掃除や誕生日会、お楽しみ会(ミニサッカー・誕生日会など)といった行事を企画し、話し合いを重ね、運営してくれていました。
また、生活の中での問題を解決するときにも、運営委員会が中心となって活動していました。アカデミーのために一生懸命取り組んでくれていたことは良かったのですが、他の選手たちは次第に運営委員会に任せきりになり、目の前の事象を自分のこととして捉えることができないようになっているのも事実でした。
また、昨年の新型コロナウイルス感染症の影響により、アカデミー内では学年で隔離した生活に変わるなど、新しい生活様式に変わりました。運営委員会が集まって活動することにも制限がかかり、お互いの繋がりをどのように担っていくのか、今までとは違う方法での運営の仕方が要求されました。このようなことから、新しい組織作りを見直すきっかけとなっていきました。
“新”委員会の立ち上げ
アカデミー生一人一人が委員会に関わり、アカデミーを構成する一員という責任を持ちながら3年間を過ごし、自分たちの夢を叶える場所を自らが創り出してほしいという思いから「“新”委員会」を立ち上げることにしました。アカデミーには「校訓」と「フィロソフィー」があります。オンザピッチでもオフザピッチでも常にこれらを意識し具現化しようと活動しています。
“新”委員会に向けての全体ミーティングでは、まず初めにアカデミー生活の中で自分たちに必要だと思う委員会を考えてもらいました。アンケートに多く出た意見から6つの委員会(「掃除・美化」・「学習・農作業」・「保健・食事」・「生活環境・備品」・「イベント・広報」・「アスリート」)を決定し、全員がそれぞれの委員会に属するようにしました。そうすることで、日々起こるアカデミーの変化に目を向け、自分たちのこととして捉え、考えられるようになるのではないかと考えました。
時には各学年で連携して活動し、さまざまな場面で自分の意見をアカデミー生活に反映し、改善していくことでアカデミー生としての誇りと責任を持てるようになってほしいと思います。また、スタッフをアドバイザーと位置付け共にアカデミーを良くしていくために、アドバイスしたり一緒に話し合ったり汗を流したりと協力して関わっていきます。
今後に向けて
委員会活動を通して、アカデミー生一人一人がアイディアを出し合いながら、必要なことを提案したり、委員会独自の活動や行事を企画・運営したり、問題を解決する力を養ってほしいと考えています。またその中で仲間をまとめる力や状況を分析する力などリーダーとしての素質を身につけ、所属チームや学校生活でも活かすることができれば、「校訓」や「フィロソフィー」が具現化されていくのではないでしょうか。アカデミー生がピッチ上でも寮生活においても主体的に考えて行動し、夢を叶えるための充実したアカデミー生活を送ってくれることを期待しています。
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