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神戸が鈴鹿を下して3回戦に駒を進める 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

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2021年06月17日

神戸が鈴鹿を下して3回戦に駒を進める 天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会

天皇杯 JFA 第101回全日本サッカー選手権大会は6月16日(水)、全国各地で2回戦6試合が行われました。

ピックアップマッチ

ヴィッセル神戸 4-0(前半1-0、後半3-0)鈴鹿ポイントゲッターズ

ノエビアスタジアム神戸では、ヴィッセル神戸(J1)と鈴鹿ポイントゲッターズ(三重県代表)が対戦しました。序盤にリズムを掴んだのは、ミラグロス・マルティネス監督が「前からのプレスやポジショニング、奪ってからの攻撃が良かった」と振り返る鈴鹿でした。最終ラインからのビルドアップを狙う神戸に対し、前線からの守備を徹底。高い位置でのボール奪取から攻撃へと移行すると、2分には左サイドを破った田村翔太選手のクロスボールから、海口彦太選手がゴールを狙いましたが、枠を捉えることができません。

「最初の15分は集中して入ろうと話していたのに、後ろ向きなプレーが多かった。相手の勢いを受けてしまっていた」(小林友希選手)神戸も時間の経過と共に、中盤から縦方向へのパスが増加。18分には、初瀬亮選手のクロスボールから放った中坂勇哉選手のヘディングシュートがGKの脇を抜けましたが、ゴールカバーに入った阪田章裕選手のクリアに阻まれました。29分には小林選手のビルドアップから、左の初瀬選手へと展開。素早く左前方に入れたボールを中央から開いた藤本憲明選手がダイレクトで中に入れると、最後は三浦淳寛監督が「点を取る能力が非常に高い」と評する田中順也選手が冷静にゴールネットを揺らしました。

後半開始直後の49分には、初瀬選手の左CKをファーサイドの小林選手が頭で合わせて、神戸が2点目をマーク。反撃を狙う鈴鹿は攻撃的な選手を2人同時に投入しましたが、神戸の勢いを止められません。後半から出場した川里光太郎選手は「相手はポゼッションの質が高いので、僕らは前半に走らされて体力を失っていた」と振り返ります。61分には、ボールを持った中坂選手が左中間をドリブルで進入。相手を引き付けて左サイドに展開すると、最後は井上潮音選手のパスから田中選手が決めました。

以降の神戸はマユブ・マシカ選手、安井拓也選手らフレッシュな選手を投入。前線からのプレスで、相手の組み立てを封じつつ、隙を見て追加点を狙いました。90分には素早いパス回しで右から左へと展開。小田裕太郎選手のパスから放ったマユブ・マシカ選手のシュートはDFに阻まれましたが、安井選手が押し込み、4-0でタイムアップ。小林選手は「スコア以上に厳しい試合だったが、4点取って無失点で終えられたのは非常に良かった」と収穫を話しました。

監督・選手コメント

三浦淳寛 監督(ヴィッセル神戸)
天皇杯は下位カテゴリーと戦う難しさがある大会ですが、ACL(AFCチャンピオンズリーグ)の出場権が懸かっているので何としてでも勝ちたいという気持ちで挑みました。ミーティングで攻守にアグレッシブに戦おうと伝えましたが、前半の飲水タイムまでは消極的なプレーをしていたため、「もっと積極的にプレーしよう」とげきを飛ばしました。以降は積極的に前にボールを運べましたし、パスを出した後のランニングも良くなりました。選手たちが役割を明確に表現してくれて、勝ち切れたと思います。

田中順也 選手(ヴィッセル神戸)
立ち上がりは難しい展開でしたが、何とか持ち直すことができました。1点目はノリ(藤本憲明選手)が裏へ抜けだし、良いクロスを上げてくれたから生まれたゴール。あのゴールでチームが少しは落ち着けたかなと思います。(自身の)2点目も(井上)潮音が完璧なボールをくれたので、身体が自然と動きました。これまでけがと無縁なキャリアを歩んできましたが、この一年で2回肉離れをしました。少しずつ身体の変化と共に不甲斐なさを感じる日々ですが、今後さらなる活躍をしたいので、今回のけがが最後になるようにしたいです。やれるところまで点を取り、駆け抜けたいです。

ミラグロス・マルティネス 監督(鈴鹿ポイントゲッターズ)
立ち上がりは良い入りをして、しっかり戦えていたのですが、時間が経つにつれ、レベルが高い相手との差を見せつけられました。ボールを後ろからしっかりつないでくる素晴らしいチーム相手に上手く戦えていましたが、後半の失点で流れを悪くしてしまいました。前線の選手も一流の選手ばかりだと感じました。私たちはリーグ戦で良くない結果が続いていますが、結果はともかく選手が今日見せてくれた姿勢には満足しています。

海口彦太 選手(鈴鹿ポイントゲッターズ)
前からの守備で奪って、速い攻撃を繰り出すのが鈴鹿の持ち味です。かなり練習を積んできたのですが、最後のところで決め切れない場面や、パスが合わない場面が見られ、自分たちは神戸と同じレベルに達していないと感じました。点差以上の差を感じた試合でした。個の力では相手の止める、蹴るといった技術や身体の使い方など当たり前の部分の基準が、神戸は高かった。同じサッカー選手として練習しているのに、ここまで差があるのかとショックな気持ちです。

【1回戦】5月22日(土)、23日(日)[予備日:5月24日(月)]
【2回戦】6月9日(水)、16日(水)
【3回戦】7月7日(水)[予備日:7月14日(水)]
【ラウンド16(4回戦)】8月18日(水)[予備日:10月13日(水)]

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