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U-17日本代表候補 千葉県で関東大学選抜とトレーニングマッチを実施
2021年06月22日
U-17日本代表候補チームは、6月19日(土)から千葉県内でトレーニングキャンプを実施しています。
今年4月に行われたキャンプに引き続き2回目の活動となるU-17日本代表。新型コロナウイルスの影響で依然として海外遠征や国際試合の実施が難しい状況が続いていますが、今回のトレーニングキャンプでは関東大学選抜の1年生チームと2試合のトレーニングマッチを実施し、格上の相手の胸を借りて、選手たちに刺激を与えることを狙いとしています。8月にはU-17日本代表としては国内大会への参加も予定しており、大会に向けたチーム作りも意識しながらの活動となります。
初日はJFA夢フィールドに集合し新型コロナウイルスの検査で陰性を確認した後、バスで県内を移動し、トレーニングを実施しました。2日目も攻撃、守備とそれぞれにテーマを設定し、局面を想定した2部練習を行い、3日目の関東大学選抜との試合を迎えました。
梅雨の季節にも関わらず天候にも恵まれ、また素晴らしいピッチでの試合となりました。トレーニングマッチは45分×3本、26人の選手を3チームに分けて臨みます。「試合の入り方を大事にしよう」と声をかけて試合に臨みましたが、開始2分で早速失点。課題を露呈します。
しかし、その後は落ち着いて試合を進めると、27分、トレーニングでも行った前線からの積極的な守備からボールを奪うと、パスを受けた内藤大和選手(ヴァンフォーレ甲府U-18)が、相手ディフェンダーが寄せてくる前にミドルシュートを放ち、同点に追いつきます。
メンバーを入れ替えて臨んだ2本目、中盤でしっかりとボールを握る時間帯も増え何度かチャンスを作るものの、得点を決めることができず、逆にゴール前の混戦から失点。一方、U-17日本代表も77分、DFのアッパ勇輝選手(日本大学藤沢高)のロングパスに内野航太郎選手(横浜F・マリノスユース)がDFラインの裏に抜け出すと、GKとの1対1を冷静に流し込み、再び同点に追いついて2本目を終えます。
3本目で逆点したい日本代表でしたが、徐々に関東大学選抜チームに主導権を握られると、DFの裏を取られ決定的なピンチを迎えると、一度はGKの牧口一真選手(愛媛FC U-18)が1対1を防ぎますが、こぼれ球を押し込まれて失点。同点を狙いたいU-17日本代表でしたが、前がかりになった所を逆にカウンターで狙われ追加点を奪われ、2-4で破れました。
トレーニングキャンプは残り2日。最終日に行われる関東大学選抜との第2戦に向け、中一日で課題を修正し、格上の相手に再挑戦します。
選手コメント
内藤大和 選手(ヴァンフォーレ甲府U-18)
去年9月にU-16日本代表としてSBSカップドリームユースサッカー以来の代表合宿に参加出来てとても嬉しく思います。
去年10月に大怪我をしてから約8ヶ月とても苦しい思いをしました。痛みが再発したり、思うようにプレー出来ていない時でも同学年の選手たちが活躍し、凄く焦りを感じ自分がプレーできないことへの情けなさも感じていました。
しかし、このリハビリ期間でライバルに負けないように毎日毎日自分を強くするものはないか、みんなを上回れるものがないか、試行錯誤を繰り返してきました。
今日試合で決めたシュートも、サッカーが出来ない期間に何度もシュートの打ち方を研究し、反復練習を繰り返した成果が出ました。
怪我をした僕だからこそ分かるサッカーができる喜びや支えて下さる人の存在に日々感謝しながら、残りの代表合宿も全力でプレーし、次の試合はチーム全員で勝利をつかみ取れるように頑張ります。
アッパ 勇輝 選手(日本大学藤沢高)
今回のトレーニングキャンプでは、前回4月に招集された時よりも成長した自分を見せるとういう気持ちで参加しました。
先日の高校総体神奈川県予選で敗退してしまった直後のキャンプという事もあり、まだ悔しい気持ちもありますが、この代表キャンプではたくさんのことを吸収して、チームに還元するという気持ちで参加しています。
今回のトレーニングの強度の高さや、中村憲剛コーチから教わった『止める、蹴る』などを日頃の練習から取り組み、成長角度を変えて、個人として成長し、チームとしても高校サッカー選手権で日本一をとるために、自分が率先して引っ張っていきます。
安部 大晴 選手(V・ファーレン長崎U-18)
今回の合宿では森山佳郎監督やスタッフのアドバイスはもちろんの事、ロールモデルコーチの中村憲剛さんからもポジションどり等の沢山のアドバイスを頂いているのでこれからの自分の成長に繋げて行きたいと思います。
関東大学選抜との試合では個人としてもできたところ、もっと改善しないといけないところが見つかったので明日に向けてみんなとコミュニケーションをとってしっかりと勝つ準備をしていきたいと思います。
また、まもなく東京オリンピック開催予定ですが、今後そうゆう大きな舞台でピッチに立てる事を目標に、合宿メンバーとも積極的にコミュニケーションを取って行きたいと思います。
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