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なでしこジャパン いよいよ東京オリンピックへ 初戦の地、札幌に移動
2021年07月16日
東京オリンピック前最後の親善試合となったMS&ADカップ2021オーストラリア女子代表戦を1-0の勝利で締めくくり、なでしこジャパンはいよいよ東京オリンピックモードに突入。オーストラリア戦から一夜明けた15日(木)に初戦のカナダ戦が開催される札幌に移動しました。
午前はホテルに残ってリカバリーをする組と、ピッチに出てトレーニングをする組に分かれて、それぞれが自分の身体に向き合ってコンディションのメンテナンスに努めました。昼食を終えたチームは、日本代表のウェアから東京オリンピック日本選手団のウェアに着替えて、お世話になったホテルスタッフの皆さんに見送られながら大阪を後にして空港に向かいました。ここで離脱となる一部帯同スタッフとの別れを惜しみながら、彼らのためにも金メダルを獲ろうと思いを新たにしながら札幌に向かいます。
約2時間のフライトを終えたチームは、到着を報じようと多くの報道陣が待ち構えるカメラの間を抜けてバスに乗り込み、ホテルを目指しました。初戦の対戦相手のカナダ女子代表もほぼ同時刻に札幌入りし、否応なく緊張感が高まります。
開会式に先駆けて、ソフトボール女子とともに日本選手団の先陣を切るなでしこジャパンの東京オリンピック初戦、21日(水)のカナダ戦まで、あと5日です。
監督コメント
高倉麻子 監督
オーストラリア戦は、メダルを狙う国と真剣勝負ができたのは私たちが待ち望んでいた対戦であり、自分たちの通用する部分を確認できたとても大切な時間になりました。選手たちが集合してからのここまでの期間で、東京オリンピックにかける思いや集中度は上ってきていて、いよいよ最後の仕上げの段階に入ったなと感じています。選手には、まず自分自身のことを信じてほしいですし、そしてチームメイトを信じて、なでしこの力を信じて、揺るがず進んでいってもらいたいです。世界の女子サッカーは急速に進歩していて、オーストラリア戦を戦ってみて、簡単なことはひとつもないと改めて思いました。東京オリンピックという、皆さんが見てくださっている場所でメダルを獲る、あるいはメダルを目指して戦う姿勢を見ていただくことで、スポーツが人の心を豊かにするものだと思ってもらえたら嬉しいです。そして、たくさんの女の子、男の子が“サッカーやりたいな“と思ってくれて、それを応援する家族やチームが毎日を楽しく、生きがいを感じられるような、そんな輪が広がっていくことを願っています。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)
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