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U-24日本代表、「総力戦」の初戦で南アフリカと対戦へ 第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
2021年07月21日
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)の男子サッカー競技が、開会式の前日に当たる22日(木・祝)、日本各地で開幕を迎える。1996年のアトランタ大会から7大会連続出場となる日本は、東京スタジアムにて南アフリカと対戦する。
試合前々日の公式記者会見に臨んだ森保一監督は「2017年12月、東京オリンピックに向けてのチームが立ち上がり、これまで活動してきた。オーバーエイジの選手が6月の活動から融合して今回のメンバー構成となり、チームとしても非常に良い形でチーム力を上げて、このオリンピックに向かってこられている」と語り、事前の準備を含めて十分な手応えを得ていることを明かす。
また、キャプテンを務めるDF吉田麻也選手は「いよいよだなという気持ち。いろいろな大会に過去出てきたが、こんなにも良い環境と良い状況で準備期間を過ごせたことはない。ここまで良い流れで来ているし、先日も良い対戦相手と良い試合ができて、チームとしても上がってきている。気を抜かずに試合まで集中し、良い準備を怠らないようにしたい」と語った。
一方、対する南アフリカは新型コロナウイルスの陽性者が出たことによる難しい状況にあった。Tercious Malepe選手は「正直、チームは疲れていた」と率直に語りつつ、「元に戻すのは難しかった。しかし、今はいい感じになってきた。今日、2度目のトレーニングをして、精神的にも強くなったと感じている」と手応えも口にした。
ただ、アフリカ大陸の南端に位置する南アフリカは現在真冬である。そこから真夏に日本にやってきたことによる負荷は大きいようで、その点には不安ものぞかせていた。日本としては、これまで準備してきたとおり、GKからしっかりボールを保持するプレーをすることで無駄な体力消耗を避けつつ、機を見てゴールに迫っていきたい。
堂安律選手は南アフリカについて「無理のきく選手が多いと思うし、1対1で戦っているだけだと向こうの方が上回る可能性が高い」と警戒した上で、「ただ組織的なところでいうと、弱点はある。ワンタッチではたけば必ず空いてくる」と隙をついて得点を奪うイメージはすでに持っていることを明かしている。
大会はここから中2日での連戦が続く。交代が5人まで認められていることと合わせて、「必ず総力戦になる」(森保監督)ことは明らか。メンバーに入った22人とスタッフ全員の力を合わせ、大きな目標として掲げる金メダル獲得への戦いを始めることとなる。
第32回オリンピック競技大会(2020/東京)
サッカー競技日程:2021年7月21日(水)~2021年8月7日(土)
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