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JFA 第8回全日本U-18フットサル選手権大会が開幕! Fリーグ下部組織2チームが決勝ラウンド進出を決める
2021年07月30日
JFA 第8回全日本U-18フットサル選手権大会が7月29日(木)に開幕し、全国各地で開催された予選を勝ち抜いた16チームによる熱い戦いが繰り広げられました。
今年は初めて京都府/京都市体育館で大会が開催され、午前9時にはグループAの2試合が行われました。今大会には、2つのFリーグ下部組織チームが出場していますが、そのうちの一つであるバルドラール浦安テルセーロ(関東1/千葉)は、開催地代表の京都共栄学園高校と対戦。序盤にフットサル特有のセットプレーでゴールを重ねた浦安は、FPガブリエル・エンリケ選手を中心とした京都共栄学園に押し込まれながらも、要所を抑えて、点を重ね、全国大会初勝利を挙げました。
さらに浦安は、第2節の北海道帯広柏葉高校(北海道2)戦では、U-20フットサル日本代表候補でもあるエースのFP柴山圭吾選手の先制点もあり、5-1で勝利して2連勝。この結果、グループ首位通過が確定しました。グループAの残り1枠は京都共栄学園高校と北海道帯広柏葉高校の直接対決で決定します。
グループBも似た状況となり、過去にこの大会で準優勝と3位を一回ずつ経験したフウガドールすみだファルコンズ(関東3/東京)が、2連勝で決勝ラウンド進出を決めました。今大会の初代王者でもある聖和学園高校サッカー部U18(東北/宮城)が、2連敗で敗退となった一方で、いずれも初出場の近江高校(関西3/滋賀)と高知高校(四国/高知)が、ベスト8入りをかけて激突します。
第1節を消化したグループCでは、選手7人で臨んでいるエスタボンU18(関西1/大阪)が、質の高いフットサルのプレーを見せて、大会最多となる2度の優勝経験のある帝京長岡高校(北信越/新潟)に6-3で勝利。U-20日本代表候補コンビのFP中島圭太選手とFP陣川凌選手が、それぞれ2得点を挙げる活躍を見せ、グループの首位に立ちました。大会2日目は2試合を消化するため、選手層の薄さをどう補うか、その戦いぶりが注目されます。
実力者ぞろいのグループDでは、初戦でいきなりサッカー部の名門校が激突しました。春先からメンバーを募りフットサルに専念してきた岡山県作陽高校(中国/岡山)が逆転で矢板中央高校(関東2/栃木)に競り勝ち、白星スタートを切りました。また、選手のほとんどが2年生のサンチスタ岐阜(東海/岐阜)も、ペティロッソ香芝U-18(関西2/奈良)に3-2で競り勝ち、貴重な勝点3を獲得しました。
大会2日目となる30日(金)には、1次ラウンドの残り12試合が行われ、決勝ラウンドに進出する8チームが出そろいます。関東のFリーグ下部組織2チームに続くのはどこになるのか、注目です。
選手コメント
FP 中島圭太 選手(エスタボン)
この状況下で大会が行われていることに感謝したいです。今日の試合は相手が帝京長岡ということもあり、対戦が決まってからずっとこの日をイメージして練習してきたので、結果が残せて一安心です。U-20日本代表候補に選ばれたことで自信も付きましたし、この強度ならできると感じたので、明日以降も自信を持ったプレーができると思います。人数が少ないので、しっかりリカバリーしながら戦っていきたいと思います。
FP ガブリエル・エンリケ 選手(京都共栄学園高校)
フットサルは、ブラジルにいた中学生の時にもやっていました。日本でフットサルの試合に出るのは初めてでしたが、浦安は非常に良いチームで負けてしまいました。それでも何が良くなかったかは、監督とも話をしたので、そこは修正して、もう一度、戦うことができたら次は勝ちたいと思います。この大会にも良い感触をつかめていますし、高校サッカー選手権につながる戦いをしていきたいです。
FP 松井匠 選手(高知高校)
フットサルをやるのは、JFA U-15フットサル選手権で準優勝した時以来です。初戦でフウガドールすみだファルコンズに1-10と大敗しましたが、今までやってきたチームとはスピード感も違いましたし、全然、動きに追いつけませんでした。もう一度、戦いたいです。1試合目に大量失点したので、なんとか守備を頑張ろうと切り替えました。2戦目では守備から良い攻撃につなげることができたのが良かったです。次に勝てば決勝ラウンドに進めるので、頑張りたいと思います。
FP 金澤広陽 選手(フウガドールすみだファルコンズ)
僕たちは1年生だった2年前、憧れていた3年生の先輩たちに、この大会に連れて来てもらいました。1次ラウンド敗退となったのですが、見ているこちらも悔しかったですし、何より「あんなに強い人たちが負けるのか」という気持ちでした。自分たちは、彼らよりも劣っているという空気感がありました。なので、決勝ラウンド進出を決められて、ホッとしていますが、その評価は結果でしか払拭できないと思うので、みんなでつかめるように頑張りたいと思います。
大会期間:2021年7月29日(木)~8月1日(日)
大会会場:京都府/京都市体育館
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