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SAMURAI BLUE アジア最終予選(Road to Qatar)へ向けて始動
2021年08月31日
SAMURAI BLUE(日本代表)は8月30日(月)、9月2日(木)に始まるFIFAワールドカップカタール2022に向けたアジア最終予選(Road to Qatar)のオマーン代表戦(大阪・市立吹田サッカースタジアム)へ向けて、大阪府内で練習を開始しました。7日には中国代表とカタールで対戦します。
6月に終了したアジア2次予選を8戦全勝で突破した日本は、来年11月に開幕するワールドカップカタール大会への出場権をかけて9月から来年3月末まで行われる最終予選に臨みます。日本はグループBでオマーン、中国のほか、オーストラリア、サウジアラビア、ベトナムと対戦し、グループ上位2位以内での突破を目指します。3位はグループA3位とのプレーオフを経て大陸間プレーオフに臨まなければなりません。
今回の合宿は、その最終予選へ向けた第一歩で、7年半プレーしたドイツから今月ヴィッセル神戸へ移籍したFW大迫勇也選手は、「初戦はかなり大事。相手のレベルもここから上がってくる。しっかり準備をしたい」と話しています。
初日の練習は、夏の強い陽射しが幾分和らぎ始めた夕方から始まり、メンバー24人のうち17人が集合。U-24代表として東京オリンピックで活躍し、今回SAMURAI BLUEに初招集されたGK谷晃生選手(湘南ベルマーレ)の姿もありました。選手たちは、週末の試合や欧州からの長距離移動などを考慮して、軽めの内容に1時間弱ほど体を動かしました。
森保一監督がピッチ脇から見守る中、選手たちは直近の試合のあったタイミングと長距離移動の有無で2つのグループに分かれて調整しました。
金曜日の試合で早めに帰国したMF久保建英選手(RCDマジョルカ)と土曜日に試合のあった大迫選手、DF山根視来選手(川崎フロンターレ)ら5人の選手たちはストレッチやダッシュ、ボール回しなどで体をほぐすと、谷選手とGK権田修一選手(清水エスパルス)を加えて長短のパス練習を実施。ボールスピードの上げ下げや距離、3人目の動きなどを意識しながら取り組みました。
一方、日曜日に試合のあったDF酒井宏樹選手(浦和レッズ)とMF南野拓実選手(リバプールFC)、MF遠藤航選手(VfBシュツットガルト)ら海外組9選手はランニング中心のメニュー。5人1組でのボール回しでは、元気に声をかけ合いながら、時折笑いも起きるなどリラックスした雰囲気で調整しました。
全体練習終了後には何人かの選手がピッチに残り、MF堂安律選手(PSVアイントホーフェン)はタッチライン沿いでダッシュを繰り返し、DF植田直通選手(ニーム・オリンピック)は入念にストレッチ。DF長友佑都選手、山根選手、DF佐々木翔選手(サンフレッチェ広島)はロングパスを繰り返していました。また、ピッチ脇で互いの情報交換をしている選手の姿もありました。
なお、所属クラブの試合の都合で合流が遅れているFW古橋亨梧選手(セルティック)、MF伊東純也選手(KRCヘンク)、DF吉田麻也選手(サンプドリア)らは、31日(火)の練習から加わる予定です。
選手コメント
GK 権田修一 選手(清水エスパルス)
僕自身は2次予選も最終予選も、まずは失点しないことがミッションだと考えています。相手のレベルが上がるので、自分の仕事が難しくなるところはありますが、最終予選だからといって特別何かをするのではなく、自分の仕事をしっかりやりたい。ロシア大会最終予選の初戦の難しさはみんな見ていますし、僕らにとって前回から学べることはとても大きいと思います。このチームは若くて向上欲があるので、それを大事にしながら、みんなが同じ方向を向くことが大事です。ラージグループで活動してきているので、初めてなのは谷選手ぐらいで、みんながどういうプレーをするか分かっています。監督も言っていますが、僕らは2次予選でも最終予選でも、相手ではなくて、自分たちがしっかりとアクションすることをチームとしても個人としても重視しています。初戦はプレッシャーのかかる状況かもしれませんが、いつもやっていることをやったら勝てるという強い気持ちをチーム全体で練習から出して、一つ一つやっていきたい。こういう状況でも応援しようと見てくれる方々に力を与えられるのは、僕らの役目でもあります。結果もそうですが、気持ちの入ったプレーを見せたいと思います。
DF 酒井宏樹 選手(浦和レッズ)
最終予選ではスタートダッシュは確実にしたいです。最初のホームでの勝点3がスイッチになると思います。前回はそうならず、やっている僕らも「まさか」という結果になってしまい、自分たちで追い込んでしまったので、前回も気を付けていましたが、前回以上に気を付けてやりたいと思います。初戦はオマーンとの対戦ですが、中東勢のクオリティが年々上がってきています。(2019年の)アジアカップでは日本が勝ちましたが、どっちが勝ってもおかしくない戦いが続いていると思います。相手をリスペクトしながら勝てるように、しっかりやっていきたい。緊張感や責任感が2次予選とは比較にならないほど上がりますが、そこに対してのメンタルの準備も必要になります。今回大阪では5000人のお客さんが入ってくれるので、それをパワーにして戦っていきたいと思います。
DF 長友佑都 選手(オリンピック・マルセイユ/フランス)
日々のトレーニングをしっかりやっていましたし、パーソナルコーチとボールを蹴って、フィジカルもボールを使ったトレーニングをやってきました。ケアの部分も高い質を保ちながらやってきたので、いいコンディションだと思います。最終予選は厳しい戦いになりますが、自分が出場したらしっかり自分のパフォーマンスを出せるようにしたいですし、出ない場合でも経験を伝えたり、声をかけたり、メンタル的な貢献もできるので、しっかりやりたい。最終予選の緊張感は2次予選と全く違うものになりますが、それにのまれずに、相手にしっかり圧力をかけて開始の10分、15分で見せつけたい。今の日本は圧倒的な強さを見せつけるだけの力のあるチームだと思いますし、自分たちがワールドカップでベスト8に行くという目標を掲げている分、アジア最終予選は圧倒できないと話にならないと僕自身は思っているので、内容でも圧倒する試合を見せたいと思います。
FW 大迫勇也 選手(ヴィッセル神戸)
神戸に移籍して、2試合プレーできたのは自分にはプラスです。得点という形で結果を出せておけばさらに良かったですが、コンディションは自然と上がってくると思います。(国内からの合流で)移動も楽ですし、時差ボケもないので、そこはすごくプラスだと思っています。最終予選では各チームに中心となる選手がいて、そこが違うのかと思います。核になる選手が増えるというイメージはあります。難しい戦いだと思いますが、難しくてもアジア最終予選は勝たないといけないと思いますし、それだけの選手は揃っていると思います。相手もありますが、しっかり自分たちのことに集中して取り組むだけです。今月と来月でしっかり勝点を積み上げていけば予選突破も見えてきますし、そうすれば自信を持ってもっとプレーできると思うので、この9月の2試合はすごく大事になると思います。初戦のホームで勝点3を獲るのが目標です。
アジア最終予選(Road to Qatar)
2021年9月2日(木) 19:10 キックオフ(予定)vs オマーン代表
会場:大阪/市立吹田サッカースタジアム
2021年9月7日(火) vs 中国代表
会場:未定
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