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フットサル日本代表 グループステージ突破をかけたパラグアイ戦に向けて首都ヴィリニュス入り

2021年09月19日

フットサル日本代表 グループステージ突破をかけたパラグアイ戦に向けて首都ヴィリニュス入り

フットサル日本代表は18日(土)、FIFAフットサルワールドカップの開催国であるリトアニアに入国してから15日間を過ごしたパランガを後にし、グループステージ第3戦の開催都市・首都ヴィリニュスに移動しました。

リトアニアの首都ヴィリニュスは人口約58万人を抱える同国最大の都市で、バルト三国においても主要な金融都市ということもあり、高層ビルが立ち並ぶ街並みはビーチリゾートのパランガとは大きく異なります。また、それと同時に、世界遺産にも登録されているヨーロッパ最大級の旧市街を有し、多くの観光客を集める街でもあります。

お世話になったホテルのスタッフとの別れを惜しみながら朝食後にホテルを出発したチームは、一路ヴィリニュスに向けて約330kmの道のりをバスで移動しました。到着後、昼食をとってからチェックインを済ませ、しばしの休息を挟んでこの日のトレーニングに向かいました。スペイン戦翌日で、4時間ほどのバスに揺られた体をほぐすため、出場時間の長かった選手たちは軽めのメニューで調整。出場時間が限られていた森村孝志選手、八木聖人選手と、出場がなかった関口優志選手、矢澤大夢選手、毛利元亮選手はシュート練習を中心にトレーニングを行い、コンディションを上げました。

ブルーノ・ガルシア監督は、「結果は負けた。しかし誇れる試合だった」と、世界ランキング1位のスペインを追い詰めた試合を評価。そして「未来は自分たちの手の中にある」と続けます。「我々の最初の目標はグループステージ突破。次のパラグアイ戦に勝てばその目標を達成できる。つまり、全ては自分たち次第なんだ。何者にも影響されることがない」と話し、目標達成のために今すべきこと、“為すべきを為す”ことをあらためて確認し、あれやこれやと気を散らすことなく集中の矢印を自分たちに向けます。

FIFAフットサルワールドカップリトアニア2021ノックアウトステージ進出をかけたパラグアイ戦は、日本時間20日(月)深夜24時キックオフ予定です。

選手コメント

GK #1 関口優志 選手(名古屋オーシャンズ)
ワールドカップ開幕前はとてもワクワクした気持ちで、会場を見ても思いましたし、「ここに来れてよかった」という思いがこみ上げましたが、試合が始まってしまえば普通の国際試合と変わりはありません。これまでのどの試合も大事でしたし、目の前の1試合に勝たなければ次に行けない状況においては、ワールドカップだからということ以上に、日本代表として気持ちを込めて戦っています。他力ではなく、自分たち次第でノックアウトステージに上がれる状況で、この2試合で世界と対等以上に戦えるという手応えも感じているので、気負うことなく、いつもどおり戦えば必ず勝てると信じて、自分たちの力を出し切ることだけを考えています。3人のGK陣はFPと違い常にひとつのポジションを争う仲間で、イゴールも(矢澤)大夢も同じ考えだと思いますが、この舞台で誰もが試合には出たいですし、「控えでいいです」と手を挙げる選手などここに来ているわけもありません。そんな中でもそれぞれが与えられた役割を全うすることを考えていて、例えばここ2試合は大夢がベンチを外れましたが、スタンドから大きな声でサポートしてくれていますし、1戦目はイゴールが、そして2戦目は自分がベンチからサポートするということが出来ています。3人共が、自分がやるべきことを理解して、それに専念できる、素晴らしいグループとして機能していると思います。

FP #3 星龍太 選手(名古屋オーシャンズ)
2試合を終えた順位はグループ2位ということで、次の試合に引き分け以上でノックアウトステージに上がることが出来ます。しかし、勝つ気持ちで戦わないとその結果は得られないと思うので、2020年2月に北海道で対戦(結果は●2-3)したときのリベンジもありますし、これまでの2戦を振り返れば反省点はありますが、そこはいい意味で忘れて、次のパラグアイ戦に集中して全力で勝点を取りに行きたいと思っています。チームは気負っている感じもないですし、いい雰囲気を作れているのは確かです。決して危機感がないわけではなく、自分たちの現在地を正確に把握した中でコミュニケーションが取れているので、素晴らしい家族のようなチームになっていると思っています。

FP #12 森村孝志 選手(バサジィ大分)
1戦目は残念ながらベンチを外れ、2試合目は出場することが出来ました。自分的には物足りなさを感じていますが、ワールドカップという舞台でそんなことを言っている場合ではないので、与えられた出場機会、出場時間に、自分のできること、チームに貢献することを考えて戦いました。スペイン戦後半のフリーキックを蹴った場面は、直接決めることはなかなか難しい位置、距離だったとは思います。ただ、自分の武器は強いシュートなので、なんとしてもゴールの枠に飛ばすと考えて、ゴールキーパーが弾いてチャンスになる、あるいは味方に当たって入るということを考えて蹴りました。世界一のスペインはパスの距離感も素晴らしく、自分のプレーが終わっても次にいいポジションにすぐサポート入るなど、そのあたりはすごかったです。次のパラグアイ戦は、北海道で戦った経験もあるのでその点ではアドバンテージがあると思っています。スペイン戦とかわらず、出場時間を与えられれば、得点に絡みたいですし、長い時間試合に出る選手は視野が狭くなることもあるかもしれないので、そういったところに気を配って声をかけたり、サポートしたいと思っています。

FIFA フットサルワールドカップ リトアニア2021

大会期間:2021/9/12(日)~2021/10/3(日)

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