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U-16日本代表候補 最終日に尚志高とトレーニングマッチを実施

2021年10月09日

U-16日本代表候補 最終日に尚志高とトレーニングマッチを実施

10月4日(月)から福島県Jヴィレッジでトレーニングキャンプを行っているU-16日本代表候補。最終日となる10月8日(金)に尚志高校とトレーニングマッチを行いました。
前日7日(木)はリカバリーと試合映像を使ったこれまでの振り返りを行い、最終日のトレーニングマッチに備えました。またJヴィレッジの職員や富岡町の職員の方に来て頂き、10年前の東日本大震災に関する震災学習を実施。Jヴィレッジが福島第1原発事故の対応拠点となり、芝生のピッチが駐車場となっている様子や、サッカー施設として再開した歴史を聞き、その後はバスに乗り現在も立ち入ることができない富岡町の帰還困難区域の様子を見学し、選手たちも多くのことを感じている様子でした。
最終日、尚志高校とのトレーニングマッチは、森山佳郎監督から「まだ選手たちから本気で成長したいという気持ちを感じない。誰が本気なのか、プレーで示してほしい」と檄(げき)を飛ばされて試合に入ります。選手たちも気持ちを高めて試合に臨むものの、中盤のスペースで相手選手をフリーにしてしまうなどチャンスを作られると、37分に右サイドの突破からヘディングで押し込まれて失点。0-1で前半を終了します。巻き返しを図るべく臨んだ後半でしたが、最初のプレーで失点して0-2。後半からメンバーを入れ替え、立ち上がりで守備の連携が甘くなった所を突かれてしまいます。徐々にチャンスを作り始めたU-16日本代表候補でしたが、後半30分に守備陣のパス回しを奪われると、そのままショートカウンターで決められ0-3と、リードを広げられます。直後には早川隼平選手(浦和レッズユース)のミドルシュートで1点を返し、その後も何度か決定機を作りますが、得点は奪えず。逆に前掛かりになったところを、低い位置でボールを奪われてショートカウンターから2失点。チャンスを確実に決めてくる尚志高を相手に1-5の負けを喫し、キャンプを終えることとなりました。「これから選手達の意識や取り組みの姿勢が変わり、成長速度を上げてくれることを期待したい」と森山監督。選手たちには、今回の悔しさを力に変えることが期待されます。

監督・選手コメント

森山佳郎 監督
普段のキャンプより1日日程を延ばした今回の4泊5日のトレーニングキャンプですが、27人の選手達で3試合を行いました。結果は1勝2敗、しかも3戦目の尚志高校戦は1-5の大敗で終わり非常に悔しさの残るキャンプとなりました。最初の2失点はボールへの寄せが甘くなったところを突かれた失点。そこからの3失点は得点を取り返したいという気持ちから攻撃時のポジションバランスが崩れたところをカウンターで突かれたものでした。
メンバーも多数が入れ替わり、海外キャンプも行えない中でプレーの基準を共有することはなかなか難しいですが、認知判断の部分、プレーの質や強度の部分などの要求レベルを提示することはできたと思っているので、これから選手達の意識や取り組みの姿勢が変わり、成長速度を上げてくれることを期待したいと思っております。
またキャンプ中は東日本大震災の被害や復興について学び、帰宅困難区域や復興のシンボルであるブドウ畑などを視察し、福島県では未だに被災が終わっていないこと、その一方未来に向かって一歩踏み出していこうとするエネルギーも感じることが出来ました。案内して下さったJヴィレッジの木村様、富岡町役場の佐々木様、本当にありがとうございました。
最後にこのような難しい時期に大切な選手を派遣して下さった保護者の皆様、所属クラブのスタッフの皆様、学校の先生方、そしてキャンプ中選手のために素晴らしい環境を準備して頂いたJヴィレッジの皆様には心より感謝申し上げます。

FW 郡司璃来 選手(市立船橋高)
今回初めてU-16日本代表に招集され、1ゴール1アシストという爪痕を残せてよかったです。今後は今回の代表キャンプで、スタッフやチームメイトから学んだことをチームに還元し、個人としては再び代表に選ばれるように努力したいと思います。

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