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エリートプログラムU-13 5日間の活動を終える
2021年10月18日
10月13日(水)にスタートしたJFAエリートプログラムU-13トレーニングキャンプは5日間の全日程が終了しました。
2日目の14日(木)は、午前と午後にトレーニングが行われ、夜のミーティングではフィジカルフィットネスプロジェクトリーダーの菅野淳コーチによる世界で戦うためのフィジカルについてレクチャーしました。その後、帯同している結城新ドクターよりコンディショニングについて食事や睡眠のレクチャーが行われました。
3日目の15日(金)は、午前中に前日のトレーニングの映像を使って、手倉森浩監督、西川誠太コーチから振り返りを行った後、トレーニングを行い、午後はアスルクラロ沼津U-14を相手に、30分×3本のゲームを行いました。結果は0-4(0-1、0-2、0-1)で敗戦。一つ上の年代の技術の高い相手と試合が出来たことで、新たな発見や課題が見つかりました。
4日目の16日(土)は午前中に2グループに分かれてグループワークを行いました。前日のトレーニングマッチの映像を見ながらサッカーの4局面(攻撃、攻撃から守備、守備、守備から攻撃)について議論を行い、良かった点、改善点をまとめて発表しました。その振り返りを意識して午後のトレーニングに臨みました。練習後は自然と笑顔がこぼれる充実したトレーニングとなりました。夜のミーティングでは小島侑史朗トレーナーによる「ストレッチとオフザピッチ」についてレクチャーを行い、その後、安田一行コーチに「夢を現実に変える」ことについてレクチャーを行いました。
最終日17日(日)は午前中に紅白戦を行い、このキャンプでの成果を確かめました。選手達はピッチ内外で大きな刺激を受け、心身ともに充実したキャンプを無事終えました。
監督・選手コメント
手倉森浩 監督(JFAコーチ)
今年2回目のJFA育成事業エリートプログラムU-13キャンプが無事に終了しました。
コロナ過で緊急事態宣言解除となりましたが油断できない状況のなか、選手を派遣していただいたクラブ、保護者、トレーニングマッチをしてくださいましたアスルクラロ沼津のチーム、関係各位の皆さまに感謝いたします。また、プログラム期間中、トレーニング会場となった御殿場高原時之栖のコロナ対策において安全・安心・健康に最大限の配慮をしていただき、選手・スタッフが全力で取り組めることができました。
オフ・ザ・ピッチプログラムではフィジカルプロジェクトリーダーの菅野氏より、「世界で戦うためのフィジカル」、帯同された結城ドクターと小島トレーナーから「サッカー選手のコンディショニング」、「ストレッチの目的」「けが予防と身体づくり」「栄養、休息、睡眠」の大切さをレクチャーしていただきました。参加されたコーチ陣からも、ピッチ外の行動に対し自ら考えて行動できるよう「気づき」と「自立」を促し取り組むことが出来ました。オン・ザ・ピッチでも、「楽しんでチャレンジ!」のコンセプトのもと自分の特徴を発揮する。そして仲間の良さも引き出せるよう積極的にトライしキャンプ5日間で大きく変化してくれました。
サッカーの本質である「ゴールを目指す」「ボールを奪う」なかで、個人戦術、テクニックの質にこだわりトレーニングをしました。
守備では「個で奪える選手に」なることを目指し、積極的にボールを奪いにいくも連動・連係がなく、個人が頑張っている印象でした。トレーニングでエリアでの数的状況、ボール状況(1stDF)、パスを通させたくないところなど共有。選手は判断し連動・連係が見られ良い守備が見られるようになりました。攻撃でも優先順位を意識しながら、ボール保持者の状況を判断し背後へのアクション、動き出しのタイミング、いつ・どこでサポートしてあげたほうが良いか。また相手の守備状況を判断しながらプレーするようトレーニング。テクニックに自信のある選手たちですが状況を理解することで、自分の特徴を更に発揮できるようになりました。
アスルクラロ沼津U-14とのトレーニングマッチでは0-4という結果でしたが、積極的にチャレンジ、攻守に良いプレーが見られました。その中で、個々の課題、テクニックのクオリティなど自分の現在地が分かったと思います。ON-OFFを通じて日々成長してくれた選手たちですが、ここでの「学び」と「気づき」を今後の日常に生かしながらサッカー理解も含め、更なる個のレベルアップ、質の追求を続けてほしいと思います!
河村虎之介 選手(北海道コンサドーレ札幌U-15)
まずは、新型コロナウイルスが流行する中、感染者が減りこのキャンプを開催して頂き、参加することができてとても嬉しく思います。しかし、このキャンプに参加できたことを嬉しく思うだけで終わらせず、上手い選手たちとのトレーニングで学んだことを活かして、自分のさらなる成長につなげられるようにしようと決めて参加しました。最初は自分のプレーがなかなかできませんでしたが、少しずつ慣れていき、自分の得意な部分を出すことができました。高いレベルでサッカーをすると、自分の苦手な部分もたくさん知ることができて、とても有意義な5日間になりました。全てのトレーニングにおいて全力で取り組み、楽しむことができました。ピッチ外ではストレッチなどをして、いいプレーができるように準備することができました。この貴重な5日間を無駄にせず、チームに帰ってからも学んだことを活かして練習に取り組み、またこのキャンプに帰って来られるように頑張っていきたいです。本当にこのキャンプに参加することができて、とても嬉しかったです。ありがとうございました。
花城瑛汰 選手(神村学園中)
今回コロナ禍の中で、エリートプログラムを開催して頂いた関係者の皆様に感謝しています。僕は、ドリブルとパスが得意です。今回、通用できた部分と、もっと努力が必要と感じたところがありました。監督やコーチがポジティブに指導してくださり、インプットよりアウトプットの方が大事と教わったため、ぼくは失敗を恐れずに何度も挑戦しました。チームに戻ってからも、教わった事は忘れずに、挑戦し続けます。そして、オフザピッチでも、仲間とコミュニケーションをとる事ができ、充実した日を過ごす事ができました。今回参加できた事で、僕自身とてもいい刺激になりました。また選ばれるように、これからも努力を続けていきます。
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