11月5日(金)から7日(日)の3日間にわたり、Ｆリーグ2021-2022 ディビジョン1の6試合が行われました。

リーグ戦再開後、勝利から遠ざかっているＹ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.横浜はホームにバサジィ大分を迎えました。前節、大勝を収めている大分に対し、序盤は集中した守備を見せた横浜でしたが、8分にPKを与えると、これを仁部屋和弘選手に決められて0対1で第1ピリオドを終了します。第2ピリオド序盤には、この日が100試合出場の節目となった大分の瀧澤太将選手が追加点を決め、さらにリードを広げます。2点を追う横浜は25分、高橋響選手のアシストからキャプテンの宿本諒太選手が1点を返しますが、その後は大分の攻撃に苦戦し、1対4で敗戦しました。

およそ4カ月ぶりのホームゲームを迎えたペスカドーラ町田は、立川・府中アスレティックFCと対戦。3分、交代で出場したGK伊名野慎選手のロングパスがカットされ、大德政博選手に先制を許した町田でしたが、6分には高い位置でボールを奪った髙橋裕大選手のアシストからクレパウジ ヴィニシウス選手のゴールで試合を振り出しに戻しました。その後は激しい攻防を繰り広げ、両者1点ずつを追加して2対2で第1ピリオドを終了します。第2ピリオド序盤には立川・府中の完山徹一選手に追加点を許し、1点ビハインドとなった町田は、次の1点を奪えないまま試合終盤を迎えます。すると36分には自陣から攻撃を組み立て、ヴィニシウス選手のハットトリックとなるゴールで同点に追いつきました。ホームでの勝利を目指す町田はパワープレーでさらなる得点を狙い、38分にヴィニシウス選手がこの試合4点目となるゴールを挙げて逆転に成功。両者一歩も譲らぬ攻防は、4対3で町田が勝利を収めました。

今季唯一の釧路開催を迎えたエスポラーダ北海道は、シュライカー大阪と対戦し3対4で試合終盤を迎えますが、残り6秒で木村優太選手がゴールを挙げ、同点に追いつく劇的な展開で試合を終えています。

監督・選手コメント

伊藤雅範 監督（バサジィ大分）
まずはお客さんを入れて試合ができることになり、本当にうれしいです。試合に関しては、どちらが勝ってもおかしくない、フットサルの魅力にあふれたゲームができました。ただ、大分にはGKの矢澤がいて、（2得点を挙げた）瀧澤がいた、その個人のクオリティのところが大きかったと思います。また、僕たちはここ何年間もずっと、勝つことに対して使命感と責任を持って情熱を注いできたので、勝利に対する気持ちやそれを手繰り寄せるためにやるべきことが相手より優れていたのではないかと思います。

前田佳宏 監督（Ｙ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.横浜）
昨シーズンを振り返っても勝利を挙げることができていない、横須賀でのホームゲームでした。また、リーグ戦再開後は勝ち星を挙げられていないので、是が非でも勝ちたい試合でした。しかし敗戦してしまい、非常に残念です。ただ、中身を振り返ると数多くのゴール前でのチャンスがありました。ポストに阻まれたり、相手GKの矢澤選手にはじかれたりが多かったのですが、進んでいる道は間違えてはいないと思っています。ゴールを決めるにはタレント性も必要ですが、繰り返していくしかないとも思っています。シーズン前半では4連勝をできましたが、そういったゲームでは今日のようなシーンでもゴールがすべて入っていました。毎週ゲームが続くので、反省しながらもできている部分にフォーカスして、いかにゴールの確率を上げ勝っていくかということに尽きると思います。

金山友紀 選手（ペスカドーラ町田）
久しぶりの町田でのホームゲームを有観客で行えたことを、非常にうれしく思います。この場所でこうやって試合ができるのは特別ですし、ここ2試合苦しい試合がつづき勝ち切れませんでしたが、ホームの後押しもあって勝利することができました。やはりこういった試合をしっかり勝ち切っていくことで選手たちも感じることがあると思います。今日は選手全員が自分の責任で自分のプレーを出しながら、チームとして戦うことができました。このあとアウェイでの試合が2試合つづきますが、またホームにいい状態で帰ってこられるよう、練習からがんばっていきます。

上村充哉 選手（立川・府中アスレティックFC）
最後の2失点は自分が出場していた時間でした。誰かのせいではなくピッチにいる5人の責任なので、とても責任を感じています。先週は接戦を勝利できましたが、今日は敗戦し、やはり接戦をものにできないと上位に上がっていけないので、本当に悔しい思いです。

Ｆリーグ2021-2022 ディビジョン1

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