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東京メトロによる2021年度「夢の教室」はじまる
2021年11月16日
JFAこころのプロジェクトの支援企業である東京メトロによる「夢の教室」が、10月14日、15日の2日間、千葉県市川市行徳小学校の5年生4クラスからスタートしました。
同社は2013年よりJFAこころのプロジェクトの支援をスタートし、東京メトロ沿線地域の小学校を対象に約300クラスの「夢の教室」冠授業を開催しています。支援開始から9年目となる2021年度も、東京メトロ東西線沿線地域の千葉県市川市、東京都江東区の小学校で「夢の教室」冠授業を実施する予定です。
今回の授業で登壇した夢先生は、スキークロスで平昌オリンピックに出場した梅原玲奈さんとハンドボール元日本代表の東俊介さんのお二人。
初日の14日を担当されたのは梅原玲奈さん。「出会いの時間」では、梅ちゃん先生こと梅原先生の好きな食べ物などを当てる梅ちゃん先生クイズで盛り上がった後、スキークロスの世界選手権の映像を見ました。最高で時速80キロにもなるレースのスピード感と25メートルプールを飛び越える大ジャンプの迫力を感じた子どもたちは口々に「梅ちゃんすごい!」と歓声を上げました。
「トークの時間」では、東京出身の梅原さんがスキーを上達するために短い時間で集中して練習する努力した様子から、日本国内で優勝しても世界とのレベルの差がありオリンピックには出られなかったこと、そこからスキークロスに種目を変更し、ついにオリンピックに出場するまでを嬉しいこと、辛かったことのすべてを感情を豊かに伝えました。
梅原さんが「私が苦しかった時に作戦を立ててチャレンジしたように“考えること”、“行動すること”は必ずセットでみんなも頑張ってね!」と呼びかけると、子どもたちは大きく頷きながら返事をしました。
東京メトロによる「夢の教室」は今年度5校16クラスで、この後12月と2022年1月に開催予定です。
【10月の実施校】
・市川市立行徳小学校(夢先生:梅原玲奈さん/東俊介さん)
・江東区立南砂小学校(夢先生:藤岡奈穂子さん)
・市川市立富美浜小学校(夢先生:金古聖司さん/ma-yaさん/中村元樹さん)
夢先生コメント
梅原玲奈 さん(スキークロス)
コロナ禍で色々な制限が多い世の中ではありますが、そんな中でも子どもたちと夢について考える機会を与えてくださった関係者の皆さまには大変感謝しております。
市川市立行徳小学校のみなさんに授業をさせていただきましたが、オンラインでも精一杯楽しんで積極的に参加しようとする姿勢や真剣な眼差しが印象的で、画面越しとは思えないようなエネルギーを感じ、子どもたちに助けられて私自身も楽しく授業を行うことができました。
何度経験してもオンラインの授業での不安はつきませんが、いつも子どもたちは画面の中で大きな身振り手振りでコミュニケーションをとってくれるなど、状況を受け入れ積極的に対応していく姿勢がとても大切なことなんだと教えてくれます。
これからも夢を持つこと、自分の気持ちや好きなことに自信を持って行動することの大切さを伝えていけるよう、私も夢の教室で出会う子どもたちのように今の自分にできることを続けていきたいです。
東俊介 さん(ハンドボール)
コロナ禍で直接対面することが出来ない中ではありましたが、担任の先生方を始め関係各位のご尽力のおかげで今出来る最高の環境で実施させていただけたことを心から感謝いたします。教室の中ではオンラインということを忘れてしまいそうになるほどたくさんのリアクションを返してくれた元気な子どもたちと楽しくコミュニケーションをとることが出来ました。
夢の発表の時間では、ご支援いただいた東京メトロ様で働きたいという夢を発表してくれた子もいて、その子の夢が叶って、将来支援する立場でこころのプロジェクトに関わってくれればとても素敵だなと胸が熱くなりました。
今回出会った皆様に恥ずかしくないように、私自身も夢をもって、日々努力し、成長していきます。