11月28日(日)～29日(月)の2日間、神奈川県横浜市でJFAゴールキーパーレベル3インストラクター研修会を開催しました。研修会には、JFA GKインストラクター26名が現地に集合し、5名がオンラインで参加をしました。

【1日目（講義、報告、ディスカッション）】
・育成事業の今後に向けたディスカッション、指導者養成事業の今後に向けたディスカッション
・GKレベル3の指導実践にむけたゲーム分析、課題克服の為のトレーニング計画案のプレゼン

【2日目（実技）】
・ナショナルGKキャンプメニュー確認＆ディスカッション
・GKレベル3　指導実践、インストラクター実践

本研修会は、GKレベル3インストラクターに求められることおよび、その能力を確認するとともに、GKプロジェクト活動をふり返り、今後に向けた意見やアイデアを共有することを目的としています。

講師コメント

川俣則幸 JFAGKプロジェクトリーダー
新型コロナウイルスの感染拡大により、昨年、そして今年もここまで集合研修を実施することが出来ませんでした。JFA GKプロジェクトメンバーの皆さんと、久し振りの集合研修で一緒に活動できた事にまず感謝を申し上げます。1日目の講義では男子女子の育成事業、指導者養成事業をふり返り、担当された皆さんから、それぞれ次に向けた建設的な意見を共有することが出来ました。GKレベル3のインストラクター研修として、メンバー全員に、事前に試合分析からの課題抽出と、課題解決の為の、チームそしてGKのトレーニングをプランニングしていただきました。1日目の後半は、各3名の受講生役、インストラクター役を設定し、受講生役に、分析とプランニングを発表していただき、インストラクター役には、そのプレゼンテーションを受けて、指導実践に向けた質疑応答を行って頂きました。それに対してファシリテーター役が、改めて確認と共有を行いました。また初日の研修は、集合出来なかった方もオンラインで参加し、初めての試みとしてハイブリッド型の研修会として開催しました。1日目の最後は、オンラインで参加のSAMURAI BLUE下田崇GKコーチからワールドカップ出場に向けた力強いコメントを頂きました。
2日目は、ピッチの上で、まずナショナルGKキャンプよりU-13、U-14それぞれのグループから実際に行ったトレーニングの紹介を行い、今後のキャンプ、また地域での共有に向けて内容に関する活発な意見交換を行いました。
その後で、3名の方がGKレベル3の指導実践、インストラクター実践を行い、実際にピッチで起きたことを教材に、様々な共有が出来、改めて実地研修の良さを感じることも出来ました。今回の研修では、来年のGKレベル3の実施に向けた準備を中心に、育成事業、指導者養成事業を含めた様々な共有が出来たことが成果だと思います。今後も、参加者にとってより良い事業を展開出来るように、更に準備、研鑽をして行きたいと思います。参加頂いた皆さんに改めて感謝を申し上げます。

受講者コメント

阿部勝弘 さん
講義に途中からの参加になりましたが、現場に来られない方もオンラインだと参加できて、とても良い取り組みだと思いました。ディスカッションの時間もあり、様々な意見も聞けて良かったです。 時間が許すのであれば、ディスカッションで出た改善案の内容をその場で行ってみたいと思いました。

斎藤武志 さん
コロナ禍以降、集合形式の研修会は久しぶりでしたが直接話しができることやピッチで実際に実技ができることの意義を改めて感じることができました。ナショナルGKキャンプのメニュー確認やGKレベル3の指導実践を通してより良くなる為のディスカッションができました。多くのことを学ぶことができ、とても充実した2日間でした。地域にも還元できるよう、学びを深めていきたいと思います。

岡本理生 さん
ハイブリッド方式での取り組みで素晴らしいと思いました。 育成や指導者養成の各事業について、各自がBOX内の映像や振り返りを事前に確認しておき、自分の意見を持っておくことで、ディスカッションの内容が深まると感じます。