ニュース
JFA U-12ガールズゲーム2021中国 ~中国サッカー協会の取り組み~
2021年12月21日
12月11日(土)、12日(日)の2日間、JFA U-12ガールズゲーム2021中国がシティライトスタジアム(岡山)で行われましたのでお知らせします。
運営者コメント
小松賢司さん(岡山FA 4種委員長)
2021年12月11日、12日両日に、中国地域で初めてのJFA U-12ガールズゲームを岡山県総合運動公園陸上競技場(シティライトスタジアム)で開催しました。両日とも天候に恵まれ、無事に大会を実施することができました。
今回は12チーム(山口、広島:各3チーム、島根、鳥取:各1チーム、開催県岡山:4チーム)が参加し、そのほとんどが混成チームでした。選手ならびにスタッフの皆さんも数チームが集まる構成ではありましたが、いざゲームになると単独チームのごとく、選手同士の声掛け、サポート、選手への指導などができ、楽しいゲームになったと思います。また、今大会の審判員は岡山県女子審判部のユースならびにジュニアユースの審判員候補者が担当し、審判員の養成ならびにレベルアップにつながったものと思います。
今後、女子サッカーの普及を目的に、チーム数ならびに試合形式等を関係者で検討していきたいと思っています。中国地域では岡山県、山口県での交互開催で実施を計画しています。
指導者コメント
沖田伊壽夫さん(WILD FC)
少女サッカーの普及を目的とした本大会に参加できたことに心より感謝申し上げます。また、岡山県・シティライトスタジアムの素晴らしい環境のもとでサッカーができましたこと、本大会に関わっていただいたすべての皆様に感謝申し上げます。これまでの少女サッカーのゲーム環境は、選抜大会、トレセン交流会が主だったので、ゲームに参加できる少女も一部の選手だけという状況でした。そんななか今回のガールズゲームのようなスポ少のチーム、混合チーム、クラブチームで活動しているすべての選手に参加のチャンスを与えられたゲーム環境、特に未登録の選手たちにも参加の門戸が開けたことは、今後の少女サッカーの普及、振興に大きな影響を与えたと思います。このコロナ禍にも関わらず開催してくださった中国サッカー協会、岡山県サッカー協会第4種の皆様、審判部の皆様に心より感謝申し上げます。ありがとうございました。
倉本勲さん(広島市中区女子チェリーズ)
大会参加にあたり、会場運営をしていただきました関係者の方々に改めて感謝しております。
昨今のコロナ禍でサッカーの機会も少なくなり、近隣友好チームとの試合に偏りがちな状況のなか、ガールズゲームに参加させていただき、素晴らしい環境の中、素晴らしい対戦相手と試合を行えたことは、選手はもちろんのこと指導者にも貴重な機会となり、経験の中で成長することができました。他県チームの指導者方のコーチングや選手との関わり方なども非常に興味深く、刺激を受けるものとなりました。選手たちもこの大会の中で多くの仲間と関わり、サッカーへの思いもアップグレードしたと感じています。大会関係者の方々のご苦労、ご負担を承知の上ですが、このような大会や活動が増えていけば、女子サッカー選手のすそ野が広がり、より成長していくきっかけを与えられると感じております。ありがとうございました。
選手コメント
高田穂乃果さん(WILD FC)
私はこのチームでサッカーをして、この大会に出られて、サッカーがもっと好きになりました。私のチームは山口県のいろいろな地区の女子が集まったチームです。最初は緊張したけれど、練習や試合をしていくなかでとても連係がとれたチームになっていきました。コロナ禍の中でこの大会を開催してくださった関係者の皆様に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。
太田詠さん(広島市中区女子チェリーズ)
この大会に参加するために送迎などをしてくれた父母と、アドバイスをくれたコーチには感謝しかありません。
他のチームの選手は体が強くて、毎回当たり負けしてしまったので、相手との距離やボールの持ち方に気をつけなければいけないと気付けました。なかなか一緒に練習できないチームメイトとも、合わせた動きやいいパスができてサッカーが本当に楽しかったです。芝がきれいで滑りやすかったけれど、スライディングにチャレンジすることができました。観客席もきれいで、他のチームの試合も見やすくて、いろいろと勉強になりました。とてもいい経験ができました。参加できて本当に良かったと思います。
審判指導者コメント
赤木寛子さん(岡山県サッカー協会 審判委員会女子部 部長)
4種の大会関係者の皆さまをはじめ、参加チームの皆さま、女子連盟のチームの方々のご理解とご協力をいただき、今大会を女子審判トレセンとして女子審判の研修に使わせていただき感謝申し上げます。
高校生&中学生のユース審判員たちの多くが初めて主審と補助審判を担当し、女性インストラクターと大学生の先輩審判員がサポートを行いました。はじめはとても緊張していましたが、審判を楽しんでしてくれて、試合を経験する毎に成長していく姿を観ることができ、感動の2日間となりました。大会期間中は、県内4種のチームの方々からも「笛の音が大きくなってきたね」や「○○さんは来てる?」と声をかけていただき、チームOGが審判員で参加していることで和やかにコミュニケーションを取らせていただけました。また、種別を越えて協力し合うことができて本当に良かったです。
3月のガールズエイトでは中国地域の女子審判研修が予定されており、今回の参加審判員たちの多くが参加を希望してくれています。選手でプレーしながら審判も行える人材が増えて、各年代でサッカーを楽しんでもらえるようサポートを継続していきたいと思います。
審判員コメント
矢野七夢さん
2日間参加させていただいてありがとうございました。日頃はピッチの中でプレーしているけれど、審判の目線からサッカーを見る事で別の視野が広がって、とても良い経験になりました。シグナルが綺麗と言われてとても嬉しかったです。2日間、目標にしていたボールとの距離の改善が少しできて良かったです。また次に審判をする時は、ボールの筋道を予測して選手より早く行動に移したいと思います。日頃できない体験をさせていただいて本当にありがとうございました。また是非チャレンジしてみたいです。