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町田3点差から巻き返し2021年最終戦を勝利! 大阪、名古屋も激戦を繰り広げる【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1】
2021年12月30日
12月25日(土)から29日(水)にかけて、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1の6試合が行われました。
墨田区総合体育館で行われたフウガドールすみだ対シュライカー大阪戦では、開始直後にアウェイの大阪がキックインを得ると、この流れから加藤翼選手がこぼれ球を押し込み先制に成功します。2分、ハーフまで上がった大阪GK高見政顕選手からボールを奪った田口元気選手が無人のゴールにシュートを決めすみだが同点に追いつきますが、その後は少ないチャンスを決める大阪に苦戦し、第1ピリオドを1対3で折り返します。第2ピリオド序盤にも失点を喫したすみだは28分に宮崎曉選手のゴールで2点差に迫りますが、その後はスコアが動かず試合終盤を迎えます。3分半を残し栗本博生選手をGKに置きパワープレーを開始したすみだはさらに1点を失いながらも最後まで諦めずにゴールを目指し、残り41秒で鬼塚祥慶選手、残り1秒で栗本選手がゴールを挙げ4対5で試合終了。敗れはしたものの1点差に迫る粘りを見せたすみだに、会場から大きな拍手が送られました。
また、この試合のハーフタイムにはアニメ、アプリゲーム、試合イベントからなるメディアミックスプロジェクト「フットサルボーイズ!!!!!」から声優の峯田大夢さん、TAKA(CUBERS)さん、奥山敬人さんが来場し、クラブマスコットとのPK対決で会場を盛り上げました。
辛勝した大阪は、中1日で延期となっていた首位・名古屋オーシャンズとの試合に臨みました。8分に加藤未渚実選手のゴールでアウェイの大阪が先制すると、17分にはガブリエル・ペネジオ選手のゴールで名古屋が同点に追いつき、両者譲らぬ攻防を見せます。1対1で迎えた第2ピリオドでは、開始直後に齋藤日向選手が自陣から左サイドを持ちあがり、角度のないところから利き足とは逆の左足でシュートを突き刺します。さらに中井駿斗選手のFリーグ初ゴールで追加点を挙げた大阪は、その13秒後に加藤翼選手が4点目を奪い一気に名古屋を突き放しました。劣勢の名古屋はここでタイムアウトを取ると、オリベイラ・アルトゥール選手をGKに置きパワープレーを開始します。すると精度の高いパワープレーから追い上げを見せた名古屋が5分足らずで同点に追いつきます。35分にはペネジオ選手がこの試合4点目となるダメ押しのゴールを決めリードを奪うと、大阪も加藤(未)選手、磯村直樹選手とGKを変えながらパワープレーで名古屋ゴールに迫ります。しかし、さらなる追加点は生まれず5対4で試合終了。3点ビハインドからの巻き返しを見せた名古屋が、年内最後のホームゲームを勝利で飾りました。
接戦を制した名古屋は、翌29日にアウェイでペスカドーラ町田と対戦。前日の疲労を感じさせない試合の入りを見せると、開始わずか39秒で八木聖人選手が先制点を奪います。その後もコンスタントにゴールを挙げる名古屋は、およそ5分で3点をリード。しかし、第1ピリオド終盤に毛利元亮選手の反転シュートを倉科亮佑選手が押し込み、町田が1点を返すと、18分には名古屋の6つ目のファウルで得た第2PKを毛利選手が危なげなく決め1点差に迫ります。2対3と名古屋リードで迎えた第2ピリオドは一転、町田がペースをつかみます。25分に伊藤圭汰選手が同点ゴールを挙げると、27分には本石猛裕選手のアシストから髙橋裕大選手が逆転弾。さらにその15秒後にはGKピレス・イゴール選手のロングスローを受けた本石選手の折り返しにベテランの日根野谷建選手が合わせてダメ押しの5点目を奪いました。7分半を残しペピータ選手をGKに置きパワープレーを仕掛けた名古屋は水谷颯真選手のゴールで1点差に迫りますが、追撃及ばず試合終了。2021年最後の試合は町田に軍配が上がりました。
選手コメント
齋藤日向 選手(シュライカー大阪)
(フウガドールすみだ戦後コメント)「失点をしても次の1点を取りに行こう」とミーティングから話してきました。5点を取っていなかったら勝てていなかったかもしれないので、失点をしても次を目指せたことが勝利につながったと思います。もちろんパワープレーのディフェンスや定位置攻撃でミスはあったので、良かった点と悪かった点をしっかり振り返り、ミスした部分はトレーニングで修正をしていきたいと思います。
田口元気 選手(フウガドールすみだ)
(シュライカー大阪戦後コメント)まずはホームでの敗戦、そして数年ぶりのホームでの連敗がとても悔しいです。相手の攻撃に対して準備をしてきましたが、結局失点をしてしまっているのでそういったところが敗因だと思います。ただ、試合は続きますし、次に向けて準備をしていきたいと思います。
金山友紀 選手(ペスカドーラ町田)
(名古屋オーシャンズ戦後コメント)25日にも名古屋と対戦し、残りわずかな時間で同点にされ引き分けたことで、選手たちは敗戦同様のショックを受けていました。その分、この試合にかける思いが強かったのですが、立ち上がりはその思いとは裏腹にうまくいかない展開になりました。ただ、ベンチでもそこからどうやってひっくり返すかという話をしていましたし、みんながそれを信じた結果が最終的な勝利につながったと思います。こういった経験をしながらチームは強くなっていくので、それをしっかり年明けのゲームでも証明できるように、残り2試合のホームゲームに向けていい準備をしていきたいと思います。
星龍太 選手(名古屋オーシャンズ)
(ペスカドーラ町田戦後コメント)結果として負けたということは数字として出ています。色々な感情がありますが、この試合をしっかりと受け止めた上で頭を切り替えることが大事だと思います。残りの2試合で勝点を重ねられれば自力で優勝を決められます。一旦原点に戻ってしっかりディフェンスから入ることができればいい立ち上がりになるので、残り2試合ではそれを忘れずにやり続けることに重点を置きたいと思います。
Fリーグ2021-2022 ディビジョン1
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