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セレッソ堺とレッズが日本一に王手を掛ける JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

2022年01月09日

セレッソ堺とレッズが日本一に王手を掛ける JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

JFA 第25回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月8日(土)、J-GREEN堺(大阪府堺市)で準決勝2試合が行われました。

準決勝1

セレッソ大阪堺ガールズ 2-0(前半0-0、後半2-0)スフィーダ世田谷FCユース

セレッソ大阪堺ガールズ(関西2/大阪)は3大会ぶり、スフィーダ世田谷FCユース(関東5/東京)は5大会ぶりに準決勝へと勝ち進んできました。前半では、セレッソ堺はポゼッションからの崩し、スフィーダは縦へのスピーディーな展開でゴールへと向かいますが、互いにゴールは許さずにスコアレスで折り返します。

スコアが動いたのは49分でした。セレッソ堺は北原朱夏選手からのパスを受けた木下日菜子選手が左足を力強く振り抜き、先制します。さらに62分には和田麻希選手が自陣からドリブルで前線へ。山内さくら選手に預けたボールを再び受け、ファーサイドを狙い澄ましてシュート。勝利を手繰り寄せる追加点を奪いました。

一方のスフィーダは、川邉汐夏選手や荒川結乃花選手がゴール前に迫りましたが、ゴールネットを揺らすことができません。そのまま試合は終了し、2-0で勝利したセレッソ堺が無失点のまま第22回大会以来の決勝へと駒を進めました。

準決勝2

ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 2-3(前半1-1、後半1-2)三菱重工浦和レッズレディースユース

第2試合は、昨年の準決勝と同じ顔合わせとなりました。先にスコアを動かしたのは、ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東3/神奈川)。14分、前線で粘り強くボールをキープした笹井一愛選手がシュートし、先制点を挙げます。しかし、三菱重工浦和レッズレディースユース(関東2/埼玉)も44分、竹内愛未選手からパスを受けた西尾葉音選手が同点弾を奪い、1-1で折り返しました。

後半に先手を取ったのはレッズでした。50分、西尾選手の左足一閃で逆転に成功します。

追うステラは69分、宇都木希美選手が放ったシュートは弾き返されましたが、そのこぼれ球を逃さず柴田瞳選手が詰め、再び同点にします。

試合時間も残り少なくなった80分、CKのチャンスを得たレッズは、丹野凜々香選手が蹴ったショートコーナーを竹内選手が受け、ゴール前へクロスボールを入れます。そのボールを平中響乃選手がヘディングでゴールにたたき入れました。これが勝ち越し弾となり、3-2で接戦を制したレッズが、2年連続での決勝戦進出を勝ち取りました。

選手コメント

和田麻希 選手(セレッソ大阪堺ガールズ)
前半はいつも通りにボールを回せないことが多かったですが、ハーフタイムに「切り替えて、自分たちがボールを回して良い形でサッカーをしよう」とみんなで話し、後半に臨みました。ボールを持った時にサイドが空いていたのでそのまま走り、山内さくら選手が良い場所にパスを出してくれたので得点できました。決勝戦では相手のペースに流されないよう声を掛け合い、無失点のまま優勝したいです。

田口茉亜紗 選手(スフィーダ世田谷FCユース)
試合に負けたことはすごく悔しいですが、積み重ねてきた縦へのスピードや前からのプレスは最後の試合でも自信を持って示すことができたと感じています。自分たちの代では今まであまり結果を残せていませんでしたが、川邊健一監督の指導のもと、準決勝以上を目標に掲げて今大会に臨みました。クラブ史上最高の3位になることができたので、東京で待つ仲間にメダルを持って帰ることができます。

小林凜 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
今年こそベスト4より先への壁を越えて日本一になろうと目標に掲げ、1年間やってきました。壁を越えられなかったことは、率直にとても悔しいです。今シーズンは、前からプレスをかけてボールを奪うために運動量も上げてきました。この大会でも、ボールを奪う意識はとても高く持ちながら戦うことができました。去年と同じ相手との準決勝でしたが、去年よりも戦い切ることができたと感じています。

竹内愛未 選手(三菱重工浦和レッズレディースユース)
今日は先発での出場だったので、ピッチに立てない人の分もがんばって高校3年生を決勝まで連れて行きたいと思って試合に臨みました。序盤で失点してしまいましたが、自分たちも集中力を切らすことなく良い雰囲気でプレーできていましたし、チャンスは来るなと思えたので、落ち着いてプレーできました。決勝戦では、去年の先輩たちの分も背負い、3年生に一番良い景色を見てもらいます。

大会期間:2022年1月4日(火)~2022年1月10日(月)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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