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試合巧者ぶりを見せた名古屋が6対3で浦安を下す。湘南は大阪と痛恨の引き分け【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1】

2022年01月11日

試合巧者ぶりを見せた名古屋が6対3で浦安を下す。湘南は大阪と痛恨の引き分け【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1】

1月8日(土)、10日(月・祝)の2日間、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1の5試合が行われました。

優勝にわずかな望みを残す湘南ベルマーレは、ホーム最終戦にシュライカー大阪を迎えました。優勝には勝利が絶対条件の湘南。3分に自陣でボールを奪った高橋広大選手が長い距離を走り、自らシュートを突き刺して幸先のいいスタートを切ります。6分には後方からのパスを受けた浦上浩生選手が落ち着いてシュートを流し込み、一気に大阪を突き放しました。2点を追う大阪は11分近くを残し、タイムアウトを使います。するとこれが功を奏し、タイムアウト明けわずか15秒で加藤未渚実選手のアシストから加藤翼選手が1点を返します。さらに16分にはキックインの流れから井口凜太郎選手がこぼれ球を押し込み追加点。井口選手のFリーグ初ゴールで大阪が同点に追いつきました。2対2で迎えた第2ピリオドは序盤に両者とも1点を追加しますが、その後は拮抗した展開が続きスコアが動かず試合終盤を迎えます。2分半を残し磯村直樹選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けた大阪でしたが、得点を奪えずタイムアップ。勝点を分ける結果となり、湘南にとっては痛恨の引き分けとなりました。

優勝に王手をかける名古屋オーシャンズは、アウェイでバルドラール浦安と対戦しました。3分に吉川智貴選手の左CKに合わせたスパウット・トゥエンクラーン選手のゴールで先制した名古屋は、4分にペピータ選手が強烈なFKを突き刺し一気に2点をリードします。しかし、800人を超える観客に後押しを受ける浦安は7分、ガリンシャ選手が放ったシュートのこぼれ球を自らループで流し込み1点を返すと、その後PKで1点を失いながらも加藤竜馬選手の折り返しに東出脩椰選手が合わせて1点差に追いつきます。さらにそのわずか6秒後にも、東出選手が高い位置でボールを奪い自らゴール。3対3の同点に追いつきました。一進一退の攻防が続き、15分には名古屋のスパウット選手がこの試合2点目となるゴールで再度リードを奪い、3対4で第1ピリオドを折り返しました。第2ピリオドでは一転、名古屋が試合巧者ぶりを見せペースを握ります。25分に星龍太選手のゴールでリードを広げると、32分にはペピータ選手がゴールしハットトリックを達成します。3点ビハインドの浦安は7分近くを残しパワープレーを開始しますが、名古屋の集中した守備の前に得点を奪うことができず3対6で試合終了。名古屋が優勝に向け、大きな勝点3を獲得しました。

この試合の終了後にはフットサル日本代表としても活躍し、フットサル界に大きく貢献した浦安の藤原潤選手、滝田学選手の引退セレモニーが行われ、会場から大きな拍手が送られました。

監督・選手コメント

伊久間洋輔 監督(湘南ベルマーレ)
ホーム最終戦、いつもどおりのたくさんの応援が後押しになりました。選手たちもそれを感じながらプレーができて非常にありがたかったですし、1年間ホームに駆けつけてくれた多くの皆さんに感謝しています。試合は(コロナ禍によるスケジュールの変更などで)なかなかコンディションが上がらない中、守備の選択をしました。プランニングとしては悪くなかったと思います。相手のパワープレーに対してもある程度対策は取っていましたが、通用しなかった部分もあるのでまだまだなのかな、というところです。この時期に優勝を懸けて戦えることは喜びですし、勝点3は欲しかったですね。第2ピリオドでも先行できて、ここからというところでしたが、年末の大阪の試合を見ても非常にいい戦いをしていたので、そううまくはいかないものだと改めて思いました。ただ、選手たちの成長が見えているのであと2試合、戦い抜きたいと思います。

田村友貴 選手(シュライカー大阪)
ここ何試合かは入りからいいゲームができていましたが、この試合は苦しい展開からスタートしました。監督を含め選手たち全員が修正して追いつくことができましたし、再度リードをされても3対3に追いつけたところはよかったと思います。ただ、自分たちは常に勝ちにいく試合をしているので、もう少しリスクをかけていく局面を修正していかなければいけないと思います。

フエンテス 監督(名古屋オーシャンズ)
まずは勝利にとても満足していますし、うれしいです。選手たちに「お疲れさま。ありがとう」と伝えたいです。長いシーズンも終盤になると選手の負荷が大きいですが、これ以上はできないというくらいにプレーをしてくれたので感謝しています。この試合ではチームとして必要とする戦い方をしてくれました。最初から最後まで「なぜここに立ち、何をしにきたのか」ということを理解し戦った試合でした。ポイントでは私たちのミスも目立ち、浦安はそういったところから確実にゴールにつなげてきて簡単には勝利を渡してくれず、熱いゲームになりました。第1ピリオドでは全員で戦い、第2ピリオドではプラスして、経験値のある選手たちが冷静で大人なプレーをしてくれたことで、有利な状況に立つことができました。いいポイントも多くありましたが、レベルの高い相手にはひとつのミスから試合を支配されてしまう可能性もあるので、ゆっくりと見直していきたいと思います。

加藤竜馬 選手(バルドラール浦安)
CK、セットプレーからの失点はもう少し対処できたのではと思います。流れの中から得点も取れていたので、もう少しポイントを押さえていければよかったです。ホーム最終戦で多くのお客さんが入ってくれ、感謝しかありません。また、藤原選手、滝田選手はクラブに大きなものを置いていってくれたと思います。藤原選手は僕が入団した時からずっと一緒にプレーをしてきましたし、滝田選手も入団し、ベテランの立ち居振る舞いを勉強させてもらいました。最後しっかりと勝ち切りたかったという思いはありますが、もう1試合残っているのでしっかりと勝ってチームとして次に繋げていきたいと思います。

Fリーグ2021-2022 ディビジョン1

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