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中2日でのベトナム戦に向け、なでしこジャパンは非公開練習を実施

2022年01月24日

中2日でのベトナム戦に向け、なでしこジャパンは非公開練習を実施

AFC女子アジアカップインド2022を戦うなでしこジャパンは1月23日(日)、翌日にグループステージ第2戦を控え非公開練習を実施しました。

グループステージ第2戦はナイトゲームということもあり夕方に行われた前日練習。日中は気温30℃を超すインドですが、日が沈むと20℃を下回り、湿度も低いため涼しいなかでのトレーニングとなりました。ステップワークから始まった練習はその後ボールフィーリングを高めるメニュー、ポゼッションなどを行い、その後次戦の対戦相手であるベトナムを想定したトレーニングを行いました。練習の締めくくりで取り組んだコンビネーションを織り交ぜたシュート練習では、各選手が鋭いシュートを見せ、一方GKの3選手も集中力の高いセーブを披露し、約90分のトレーニングは終了しました。初戦から中2日で臨む試合を前に、練習後池田太監督からは「選手、スタッフも含めて、改めてひとつのグループとしてこの戦いを乗り切っていこう」と言葉がかけられ、総力戦としての意識をチーム全体で再度共有しました。

この日は、今回の遠征に帯同している西芳照シェフの誕生日ということもあり、昼食時にお祝いのユニフォームが西シェフに贈られました。サプライズの演出に「お礼は料理で返しますね」と話し、異国での連戦で緊張感の続くチームに、ひとときのリラックスした時間が流れました。オンザピッチ、オフザピッチ両面での一体感を強めながら、チームは次の戦いへと向かっていきます。グループステージ第2戦、ベトナム女子代表との試合は日本時間の1月24日(月)23:00キックオフです。

選手コメント

GK #1 池田咲紀子 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
チーム全体の雰囲気としてすごく日々前向きに取り組めていて、良い雰囲気でできていると思いますし、自分自身もそのなかで前向きな気持を持ちながら自分の準備に集中して取り組めているので、良い時間が過ごせています。
ミャンマー戦はピンチが少なかったですが、1試合に1回はピンチは来るという気持ちで私自身も臨んでいますし、この前の試合もそうですが攻める時間が長い分、守備のところはすごく難しくなります。そのなかでミャンマー戦は無失点にできて、後ろからの声もかかっていましたし、すごく集中できた試合だったと思います。自分自身もそこに入ってやるべきことは変わらないので、ピンチが少なくても多くても、どの試合でも自分自身の仕事、役割を果たしたいと思います。
相手の情報が多くないので、セットプレーの守備や色んな部分で予測が立てづらい状況が多いですが。試合のなかでの経験を多くインプットして予測に活かしていくことが大事だと思います。今後試合が進むにつれて、相手シュートのスピードやテンポ、パワーが普段のものとは違ってくると思います。そこは練習で、GK同士強いボールを蹴り合ったりしているので、そこで自分自身の予測の質を上げ、さらに準備の質も上げていかなければと思います。

MF #15 長野風花 選手(マイナビ仙台レディース)
まずは初戦で勝点3を取れたことは良かったですが、それ以上に課題が残る試合だったと思います。個人的にも硬さがあって、もっと得点という目に見える結果を求めたり、質を高められるゲームだったんじゃないかと思います。選手間の距離感や、FWの選手に入ったときの周りのサポートの角度やタイミング、距離の質ももっと高められると思います。いちばん大事なのはゴールなので、そこを惜しいで終わらせたら絶対にダメだと思います。私自身もよりゴールを狙って、決定的な場面をもっと増やせるようにプレーしていきたいと思います。ミャンマー戦では私自身もそうですが奪われ方が良くないシーンが何度もありました。そこは気をつけなければいけないと思います。奪われたらすぐ取り返してもっと攻撃的に、よりゴールに近いところでプレーしたいなと思います。
韓国対ベトナムの試合を見ていたのですが、ベトナムは最後の粘り強さだったり、相手の一瞬の隙を突いてゴールに直線的に向かってくるところがあるので、自分たちは相手のペースに合わせることなく攻撃的に試合を進めていきたいと思います。ミャンマー戦ではプレッシャーに行って、コースを限定しているものの最後のところで奪えないというシーンがあったので、人数をかけたら奪いきることを心がけたいです。相手に時間とスペースを与えないようなプレッシャーのかけ方をすれば奪いきれる場面があったので、そこは修正してベトナム戦に臨んでいきたいと思います。

FW #11 田中美南 選手(INAC神戸レオネッサ)
ミャンマー戦は点を取れなかった悔しさが個人的には残っています。(植木)理子との2トップで、コンビネーションを考えながら間に落ちて起点になるプレーはできたと思いますが、もう少し強引にゴールに行っても良かったかなと思います。
アジアでの戦いで難しさがある中で、点を決めることは簡単ではないですが、ゴールに向かう迫力は最初からもたらしたいと思っていました。ファーストシュートのヘディングを決められれば良かったですが、そういう姿勢を見せられたのは良かったかなと思います。ミャンマーはマンツーマンでマークに付いてくる傾向があったので、裏に強い理子のアクションを見て、その瞬間に空くスペースに、ボールをもらえるタイミングで降りるというのは意識していていました。そこから前を向くシーンは作れていたと思いますが、少し硬さもあってので、もう少し何とかしたかったなという思いです。
ベトナムもマンツーマンで守備をしてくるイメージですが、ミャンマーに比べてゴール前に人数を固めるというより人に対してどんどん出てきて1対1になるシーンが多くなると思います。そこでスペースをうまく使いながら自分でターンして、ゴールに向かっていく、運んでいくというプレーは見せていきたいと思います。ベトナム戦に出られれば、ミャンマー戦の悔しさを力にして、チームのためにやるべきことを頑張りたいと思います。個人的にはゴールが欲しいので、ゴールでチームの勝利に貢献したいという気持ちです。

AFC女子アジアカップインド2022

大会期間:2022年1月20日(木)~2月6日(日)

ノックアウトステージ上位5チームがFIFA Women's World Cup Australia & New Zealand 2023™への出場権を獲得
(※ただし、上位5チームにオーストラリアが入っていた場合、6位までのチーム)

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