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サッカーe日本代表、アジアの強豪国と互角の試合を繰り広げるも負け越し次節はディビジョン2へ FIFAe Nations Online Qualifiers Play-Ins 第2節
2022年01月31日
国際サッカー連盟(FIFA)が主催するeスポーツ・サッカーの国別対抗戦「FIFAe Nations Cup 2022」への出場権を懸けたアジア予選「FIFAe Nations Online Qualifiers Play-Ins」の第2節が1月27日(木)と28日(金)に、オンラインで行われました。
この試合は、新型コロナウイルスの感染状況に鑑みe日本代表選手の健康面を第一に考え、e日本代表のJay選手(川崎フロンターレ)、Web Nasri選手(鹿島アントラーズ)は自宅から、Agu選手(Blue United eFC)は都内の施設から試合に臨みました。
第2節では、第1節をそれぞれディビジョン1の1位と2位で終えたeインドネシア代表、eマレーシア代表、さらにディビジョン2から昇格したeオーストラリア代表、eシンガポール代表と対戦しました。
各国と各節2試合ずつ対戦するPlay-Ins。日本の今節最初の対戦はオーストラリアです。第1節では18得点を挙げたオーストラリアに対し、日本は1試合目の33分に幸先よく先制点を、さらに40分には追加点を奪い、後半を迎えます。後半も日本は1点を加え完勝かと思われましたが、終盤に立て続けに得点を奪われ、3-2で試合を終えました。
続く第2試合では、試合序盤、パスカットでボールを奪われると相手の早いカウンターにあい、先制点を奪われる苦しい立ち上がりとなりました。その後も追加点を奪われ、1試合目と反して追いかける展開となりましたが、前半30分に反撃を開始します。左サイドからのクロスをファーサイドの選手がヘディングで折り返し、最後は中央の選手が押し込むという流れるようなコンビネーションを見せ1点を返すと、さらに相手のオウンゴールを誘い、2-2の同点に追いつきます。その後、両チームが1点ずつ加え3-3で迎えた後半ロスタイムにコーナーキックから決勝点を許し、3-4で痛い敗戦を喫しました。
続くシンガポール戦の第1試合は、日本が前半に1点を奪って折り返すものの、76分に同点に追いつかれてしまいます。しかし同点直後に得点を加え、2-1で日本が勝利を掴み取ります。
第2試合も日本が先制点を奪い試合を優位に進めますが、37分に1点を返され、同点で後半に突入します。53分には相手のクロスボールが味方選手に当たり、そのボールが相手選手に繋がるという不運から勝ち越し点を許します。その後両チーム1点ずつを加えますが、あと一歩及ばず、2-3で敗れました。
1日目を2勝2敗で終え、Agu選手は「初戦勝利から2試合目敗戦という嫌な流れを2ゲーム続けてしまったことが反省点」とし、Nasri選手は「攻撃・守備共に連携の完成度をもう少し改善したい」と、2日目に向けた課題を口にしていました。1日目はコーチとして試合を見守ったJay選手は「ボールを奪った直後のボールロストが目立った点を2日目に向けて修正したい」と語りました。
2日目は、第1節でも対戦した2か国が再び日本の前に立ちはだかります。
インドネシアとの第1試合では、1日目のAgu選手・Nasri選手のコンビからJay選手・Nasri選手のコンビに変更し、勝利を目指します。
開始早々試合が動きます。インドネシアがサイドから持ち込み、ペナルティエリア内で細かくパスを繋がれ、失点を許しました。その後は一進一退の攻防が続き、そのままタイムアップとなり、初戦は0-1で星を落としました。
Agu選手・Nasri選手に変更した2試合目は、拮抗した試合展開で時間が過ぎていきます。試合が動いたのは73分、日本がドリブルで再度を駆け上がりクロス、シュートは一度はDFに阻まれるものの、こぼれ球を落ち着いて決めて先制ゴールを奪いました。その後はこの貴重な1点を守り切り、1-0で勝ち点3を積み上げました。
第2節最後の対戦国のインドは第1節で6失点を喫し敗れた相手です。ディビジョン1残留に向け勝利したい日本は序盤から攻勢に出ますが得点を奪えずにいると、一瞬の隙をつかれ先制点を奪われます。
しかし、前半終了間際、サイドから上げた早いクロスが相手選手に当たりオウンゴールで同点にしました。後半は両チームともに決め手に欠け、そのまま試合終了となり、勝ち点1ずつを分けました。
インドとの第2試合は、第2節で初の組み合わせとなるAgu選手・Jay選手のコンビで挑みます。日本は、前半にミドルシュートのこぼれ球を拾われゴールを許すビハインドな展開となりましたが、67分に左サイドからドリブルで切り込んだ選手のショートパスを受け放ったシュートがゴールに吸い込まれ同点に追いつきます。しかし、その後インドに2点を奪われ、1-3で試合を終了しました。
この結果、第2節、e日本代表は3勝1分4敗の勝ち点10で4位となり、第3節はディビジョン2で戦うこととなりました。
選手コメント
Jay 選手(川崎フロンターレ)
第2節で出場した試合は2敗だったので、実力不足を感じました。
インド戦で使用したフォーメーションは1on1では普段慣れているフォーメーションでしたが、2on2でやる機会がなかったため少し賭けに出た形になってしまいました。攻撃面・守備面での選手間の共通意識をすり合わせることが重要になってくるように思います。
Web Nasri 選手(鹿島アントラーズ)
1日目の各国の対戦結果が頭に入っていたので、「負けたら終わり。この試合に勝たないと。」という気持ちになり、やりづらかった部分がありました。攻守ともに思い切りよくプレーすることができませんでした。
第4節で1位になればプレーオフに進出できるので、まずは第3節でディビジョン1に戻って、1位を目指します。
Agu 選手(Blue United eFC)
代表活動、クラブ、個人戦のタイトなスケジュールの中での試合だったので調整が難しかったです。
1on1の個人のスタイルがあるので、それをすり合わせるのが難しい状況で、3選手の連携面でのクオリティがまだ高まっていないので、次節に向けて改善していきたいです。第3節では必ずディビジョン1に返り咲くために、まずはディビジョン2の1位となり、第4節で1位を獲得しプレーオフに進みたいと思います。そのためには自分たちのサッカーを見つけることが勝利への近道だと感じています。
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