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富山県サッカー協会が「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催

2022年02月21日

富山県サッカー協会が「スポーツ救命ライセンス講習会」を開催

2月6日(日)、「スポーツ救命ライセンス講習会」を富山県の根塚スポーツクリニックで開催しました。富山県内のサッカー指導者を中心に15人が参加した研修会では、古家信介さん(スポーツ救命部会員)と根塚武さん(根塚整形外科クリニック)が講師を務めました。熱中症・脳振盪(のうしんとう)などの講義と実技では心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方や、バックボードによる全身固定・搬送についても学習しました。受講者はAEDの重要性を認識し、日常生活においてもAED設置場所を意識するなど、AEDへの関心を高めた様子が伺えました。

日本サッカー協会は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。

※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。

講師コメント

古家信介さん(スポーツ救命部会員/関西医療大学保健医療学部はり灸・スポーツトレーナー学科 教授)
富山県において初のスポーツ救命ライセンス講習会を開催することができました。新型コロナウイルスの感染対策を十分に行った上での開催となりましたが、受講生の方々も講義と実技に熱心に取り組んでいました。コース開催直前にもヨーロッパで若いサッカー選手が試合中に倒れて亡くなった事例もありました。本講習会をさらに広め、こういう悲しいことが少しでも減るようにしていけたらと思います。

根塚武さん(公益社団法人富山県サッカー協会会長/医師)
富山県サッカー協会主催でスポーツ救命ライセンス講習会を開催しました。公認指導者講習と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナーの更新に必要な資格取得のための講習を兼ねているため、定員数いっぱいの申し込みをいただきました。古家信介先生のご指導のもと講師として講義と実技を担当させていただきました。参加者の方は、非常に熱心に聞き入っておられ、実技も臨場感をもって真剣に行われました。他の競技団体の手本となり、スポーツ現場はもとより一般社会でも救える命が一つでも多く救えるようこの会が広く行われることを願います。

受講者コメント

関靖さん
指導現場で選手にもしものことがあったら、を想定して参加しました。常に最悪の事態を想定しながら、傷病者を守るために必要な行動や支援を学びました。一つ一つの細かな行動に意味があり、それら全てが傷病者を守るためであることに感動しました。だからこそ、こんな知識のある指導者が増えていくよう、指導者仲間にも情報をシェアしていきます。目の前でもしもが起きても、冷静に迅速に対処できるようになるくらいの学びができたと感じ、有意義な時間となりました。ありがとうございました。

藤樫和彦さん
救命講習会には定期的に参加しておりますが、本講習会ではサッカー活動中に起こりうるアクシデントに特化した内容となっており、サッカーに関わる者として多くの学びと気づきを頂けました。現場で起こりうるアクシデントは教本通りに起こるわけではないので、救命救急の現場で経験豊富な講師の古家先生からは様々なパターンでの対応方法を直接ご指導いただき、大変参考になりました。地方での開催は少ないですが、本講習会を定期的に開催、参加して学びを深めていきたいと思いました。

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