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ボアルース長野、逆転勝利でF1残留をつかみ取る! 【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2入替戦】

2022年03月09日

ボアルース長野、逆転勝利でF1残留をつかみ取る! 【Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2入替戦】

3月4日(金)、5日(土)の2日間、東京・駒沢オリンピック公園総合運動場屋内球技場で、Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2入替戦のボアルース長野対しながわシティ戦が行われました。

2戦合計の勝利数で昇降格を決める入替戦。ディビジョン1を12位で終え入替戦に出場した長野は、シーズン終盤に結束力を増し、リーグ最終戦では強豪・名古屋オーシャンズを相手に接戦を繰り広げるなど、残留に向け大きな期待を集めていました。対するしながわは、昨季全日本フットサル選手権でトルエーラ柏として優勝を収め、ディビジョン2でも強さを見せつけた実力派。両者の対戦は、戦前の予想以上の接戦を展開しました。

初日の第1戦でまず試合を動かしたのは、残留を狙う長野でした。11分、米村尚也選手の左CKに松原祥太選手がニアで合わせ、しながわGK柿原聡一朗選手弾かれたボールを自ら押し込み先制に成功します。しかし、第2ピリオドでは1点ビハインドのしながわが圧力を強め、34分にCKに合わせた白方秀和選手のダイレクトボレーで追いつくと、39分にはまたもCKから佐藤建也選手がボレーを突き刺し逆転に成功します。リーグ戦から見せていた強度の高い攻撃を続けたしながわが最後まで攻守にわたり躍動し、逆転勝利で第1戦を制しました。この結果により、しながわは2戦目を引き分け以上で終えると昇格が決定、長野の残留には勝利が必要となりました。

翌日の第2戦では、後がない長野に対し積極的に攻撃を仕掛けるしながわが、第1ピリオド終盤のわずか1分足らずで2点をリード。しかし、勝利するためには最低でも3点が必要となった長野が第2ピリオドのスタートからパワープレーを仕掛け、じりじりとしながわゴールに迫ります。29分には田口友也選手との連係から上林快人選手がゴールし、長野が1点差に迫ると、さらに34分には米村尚也選手のロングパスから田口選手が同点弾。このまま勢で残留をつかみ取りたい長野はその後もパワープレーを続け、36分に今季限りでの引退を表明している青山竜也選手のゴールで3-2とリードを奪います。昇格に向け同点に追いつきたいしながわも、佐藤選手をGKに置くパワープレーで長野ゴールに迫りますが、2日間好セーブを見せゴールマウスを守ったGKの山口友輔選手を中心に粘り強い守備を見せた長野が最後までリードを守りきり3-2で試合終了。両者は2戦合計の勝利数、得失点差で並びましたが、F1チームのアドバンテージがある長野がF1残留を勝ち取りました。

入替戦を以て、Fリーグ2021-2022は全日程を終了しました。リーグ戦の激戦を終えた各チームは、今シーズン最後の大会である第27回全日本フットサル選手権で日本一を目指します。

監督・選手コメント

柄沢健 監督(ボアルース長野)
初日は勝っていて負け、今日は第1ピリオドで2点を取られて「何をやっているんだろうな」という気持ちでした。山蔦コーチと第2ピリオドは頭からパワープレーでいこうと覚悟を決めて、いきました。トレーニングの中からそのことをやってきて、選手たちが山蔦コーチの戦術を本当に信頼してくれて最後の最後で隣にいる今季引退する青山が決めてくれました。パワープレーを第2ピリオドの20分、頭から行って、交互に選手を変えなければいけない状況の中、パワープレーをしない選手たちもする選手たちと同じように覚悟を持って前からプレスを掛けて交代し、パワープレーの選手たちに得点を託して、最後の最後にボアルースらしく、集団で群れになって泥臭く戦うことができました。なおかつ、2点差から逆転できたということは選手たちに「本当によくがんばった」と伝えたい気持ちでいっぱいです。

青山竜也 選手(ボアルース長野)
昨日の試合が終わっても今日の試合があるという難しいレギュレーションで、昨日は勝っている中で第2ピリオドの途中から「1-0でいいんじゃないか」という雰囲気がチーム内で流れて守りに入ってしまい、結局セットプレー2発で逆転されて落としてしまいました。その反省を生かし、今日は先制、追加点を挙げられながらも終始前からの守備や攻めの姿勢を崩さず40分間戦い、ゲームをコントロールできたことがこの結果につながったと思います。

岡山孝介 監督(しながわシティ)
本当に練習から試合まで選手たちは出し切ってくれました。チームのプランも理解して、しっかりとこなしてくれた中で結果が出なかったので、すべて自分の責任だと思っています。月並みな感想に聞こえるかもしれませんが、練習態度も、仲間を助けようとする気持ちも、本当に素晴らしい選手たちばかりなので、勝たせてあげられなかったという申し訳ない気持ちでいっぱいです。

白方秀和 選手(しながわシティ)
言葉が見つからないです。人生を懸けてこのチームに来て、F1に行きたかったですし、昨日も今日も、僕がもう1点でも決めていればチームを救うことができたのに、本当にみんなに申し訳ない気持ちでいっぱいです。

Fリーグ2021-2022 ディビジョン1・2入替戦

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