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横浜FMが大量7得点で市立船橋を撃破! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第6節

2022年05月09日

横浜FMが大量7得点で市立船橋を撃破! 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022EAST第6節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2022 EAST 第6節が5月7日(土)と8日(日)に行われ、各地で熱戦が展開されました。8日の神奈川県立保土ヶ谷公園サッカー場では、横浜F・マリノスユース(神奈川)と市立船橋高校(千葉)が対戦しました。

ピックアップマッチ

横浜F・マリノスユース 7-0(前半4-0、後半3-0)市立船橋高校

ホームの横浜FMは開幕2連勝のあとに2連敗を喫し、前節は柏レイソルU-18(千葉)に勝利。優勝争いに向けて、この勢いを続かせたいところです。対する市立船橋はここまで1勝2分2敗と、星を五分に戻すべくこの一戦に臨みました。

序盤から良い形で試合に入ったのは、大熊裕司監督が「『前に、前に』というところを出してくれた」と振り返った横浜FMでした。5分に生まれた最初の決定機こそゴールにつながりませんでしたが、続く7分のチャンスでゴールネットを揺らします。左サイドからDF池田春汰選手(#25)が得意の左足で蹴り込んだクロスボールを、ファーサイドでMF松村晃助選手(#10)が見事に押し込んで先制点を奪い取ります。

さらに15分にも松村選手が見事なミドルシュートを決めると、28分には左CKからDF畑野優真選手(#22)がヘディングで押し込み3点差に。さらに41分には右サイドを崩すプレーから、DF舩木大輔選手(#24)のアシストからFW磯ヶ谷佳心選手(#7)が決めて、4-0。前半のうちに試合の流れを決定的なものにしました。

市立船橋の波多秀吾監督が「全然ボールを収められず、(相手のプレッシャーを)怖がってボールを受けようともしなくなってしまった。受けても狭いほうへ、狭いほうへと展開してしまっていた」と試合を振り返ったように、市立船橋にとっては厳しい試合内容となってしまいました。ただ、ハーフタイムを挟んで戦術的にも精神的にもしっかりとチームを立て直し、後半開始から内容面で盛り返していきます。

市立船橋DF藤田大登選手(#23)が「後半開始からしっかり意思統一したサッカーができた」と振り返ったように、攻守の狙いが噛み合い、19分には交代出場のMF土岐泰斗選手(#11)のシュートがポストをたたき、21分にも再び土岐選手が裏へと抜け出すビッグチャンスが生まれますが、ここは横浜FMのGK福井大次郎選手(#20)に阻まれてゴールを奪えません。

チャンスで決め切れなかった市立船橋に対し、横浜FMは68分に磯ヶ谷選手が2点目のゴールを流し込むと、70分にFW内野航太郎選手(#9)が、そして82分には交代出場のMF佐藤未来也選手(#11)が決め、さらに点差を広げます。守っても、「絶対に失点をゼロで抑えたかった」という畑野選手を中心としたディフェンスが最後まで集中を切らすことなく、猛反撃に出た市立船橋攻撃陣を完封。7-0の完勝となりました。

勝った横浜FMの大熊監督は「質の部分がまだまだ足りない。もっとボールを持てる時間もつくれたはず」と勝って兜の緒を締めるコメント。対する市立船橋の波多監督は「これが実力なので、実力を付けていくしかない」と大敗を糧にして成長していくことを誓いました。

監督・選手コメント

大熊裕司 監督(横浜F・マリノスユース)
何人かの選手がエリートリーグへ出場することになってチームを離れましたが、普段は先発で出られない選手たちが出られることがむしろ良かったと思って試合に臨みました。こうやって1年生が先発で試合に出たり、磯ヶ谷選手が2ゴールを決めてくれたり、このリーグでの戦いが個人の成長につながっていることを実感できたことが、勝利したこと以上にうれしく思います。

DF #25 池田春汰 選手(横浜F・マリノスユース)
1点目のアシストは松村選手を狙ったというよりも感覚で蹴りました。センターバックが競ったあとのカバーリングは得意なプレーで、今日の試合もできていたと思います。サイドバックをするようになったのは昨年の途中からですが、上がっていって得点にも絡めるところが自分の長所だと思います。細かく反転して守る部分とかも得意な部分です。

波多秀吾 監督(市立船橋高校)
立ち上がりに失点をしてしまったことの影響はあったかもしれません。ただ、そこから立ち直れない、修正できないことに問題があると感じています。悪いところが全て出た試合だと感じています。(ハーフタイムでは)とにかくボールを怖がらずに、良い判断をして受けろということは強調しました。ただ、それでチャンスをつくれるようになっても取り切れないことは課題です。

DF #23 藤田大登 選手(市立船橋高校)
試合の入りがすごく悪くて、そこで失点してしまったのが大きかったです。そこでチームの気持ちの部分も落ちてしまっていたので、もっと鼓舞しないといけなかったです。ずるずると行ってしまって、後ろに重くなってしまったのも反省点です。7失点は本当に不甲斐ないですけれど、昨年も青森山田高校に9失点してからチームが良いほうに向かっていったので、これを生かさないといけないと感じています。

その他の試合結果

前橋育英高校 3-2(前半2-1、後半1-1)青森山田高校
桐生第一高校 1-3(前半0-0、後半1-3)大宮アルディージャU18
流通経済大学付属柏高校 1-2(前半1-2、後半0-0)FC東京U-18
横浜FCユース 5-0(前半2-0、後半3-0)JFAアカデミー福島U-18
川崎フロンターレU-18 5-1(前半4-0、後半1-1)柏レイソルU-18

前橋育英高校(群馬)と青森山田高校(青森)による高体連対決は、MF山田皓生選手(#17)の2得点などで前橋育英が勝利しました。
桐生第一高校(群馬)と対戦した大宮アルディージャU18(埼玉)は、後半に3得点を挙げて今季2勝目をつかみました。流通経済大学付属柏高校(千葉)とFC東京U-18(東京)の一戦は、前半のリードを守ったFC東京に軍配が上がりました。横浜FCユース(神奈川)は大量5得点を挙げ、JFAアカデミー福島U-18(静岡)に勝利しました。柏レイソルU-18(千葉)と対戦した川崎フロンターレU-18(神奈川)は、FW五木田季晋選手(#9)の2得点を含む5ゴールを重ね、首位をキープしました。

大会期間:2022年4月2日(土)~2022年12月4日(日)

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