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U-19フットサル日本代表 Fリーグクラブとの2連戦を行いトレーニングキャンプを打ち上げる
2022年06月06日
Fリーグオーシャンカップ2022に敗退し、国内でのトレーニングキャンプに切り替えて活動を行っていたU-19フットサル日本代表は、6月2日(木)に再集合してから3セッションのトレーニングを行い、6月4日(土)にY.S.C.C.横浜と、6月5日(日)にはバルドラール浦安とのトレーニングマッチを実施しました。
6月中旬に計画されているクロアチア遠征に向けて、実戦的なトレーニングを積んできた選手たち。内部亮フィジカルコーチとウォーミングアップから取り組んできたステッピングを生かしたマンツーマンディフェンスや種類を絞り何度も練習してきたセットプレー、また基本となるゴールを目指すためのボール運びなど限られた3セッションの中で選手たちは高い集中力をもってチーム全体で積み上げを行いました。
6月4日(土)は日本代表の矢澤大夢選手や堤優太選手を要する、Y.S.C.C.横浜とのトレーニングマッチに臨みました。試合は第1ピリオドでU-19フットサル日本代表が再三ゴールに迫るものの、矢澤選手の牙城を打ち崩せずスコアレスドローで折り返します。勝負の第2ピリオド、相手の攻撃を受ける時間が長くなったものの強度を落とさずにしっかり耐えきり、カウンターから左サイドでボールを受けた田口大雅選手が豪快なゴールを決めて先制します。その後も勢いに乗ったチームは相手ゴールに積極的に迫り、何度もチャンスを作ります。すると終盤には再度カウンターから相手ゴールに素早く攻め上がると、最後はゴールポストまで全力で駆け上がった伊集龍二選手がセグンドで合わせて追加点を奪い、2-0で勝利を収めました。
翌、6月5日(日)は強力なブラジル選手を要するバルドラール浦安との試合に臨みました。木暮賢一郎監督は試合前に、先週のフウガドールすみだとの試合で敗戦、昨日は勝利を掴み取りトレーニングマッチ通算1勝1敗で進んできている状況を伝え、「これが大会なら今日勝利すればノックアウトステージに進出できるし、敗戦ならグループステージ敗退となってしまうことになる。どこまで全員が結果と質にこだわれるかが大事になる」とメッセージを伝えて選手たちを送り出しました。前日の展開とは一転して相手に先制を許す展開となり、第1ピリオドを0-2と厳しい状況で折り返しました。一矢報いたいチームは前がかりに攻め込みますが、逆に相手の高い質のプレーに3点目を奪われてしいます。しかし、誰一人顔を落とさずに相手ゴールを目指すと、左サイドでボールを受けた陣川凌選手が相手を交わして打ったシュートが吸い込まれ待望のゴールを奪います。追加点が欲しいチームはカウンターの展開から今回追加招集でチームに合流した畠山晋太郎選手が得意のドリブルで相手選手を3人交わしてからゴールを奪うと、直後にも右サイドで相手との1対1を制して、この日2点目となるチームにとっては貴重な同点ゴールをあげます。3-3となってからは互いが持ち味を出し合いオープンな展開となりましたが、最後はガリンシャ選手の技ありゴールに失点を喫して3-4で敗戦となりました。
2週にわたる活動を終えたU-19フットサル日本代表は一度解散し、各自が所属チームで成長し、クロアチアで開催される国際親善大会に向けて再集合します。
監督・選手コメント
木暮賢一郎 監督
2週続けての国内キャンプを無事に終えることが出来ました。オーシャンカップ2022の敗戦の後もフウガドールすみだ、Y.S.C.C.横浜、バルドラール浦安の協力により3試合のトレーニングマッチを組むことが出来ました。開催にあたっては各クラブのGM、監督の日本フットサルの未来に対する理解があってこそだと思いますので、改めて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
どの試合においても日常の何倍もの学びを得たことは、若い選手達にとって大きな学びになったと思います。この学びを真の意味で獲得するためにも選手達には各クラブに戻って高い意識を持ちながら努力して欲しいと思います。
オーシャンカップから始まった4試合を通して、この年代の選手達の伸び代は計り知れないものがあると改めて感じましたし、日本のフットサルの未来は明るいということを改めて確信しました。次はクロアチア遠征において世界を体感する時が来ました。世界の中で日本のフットサルのポテンシャルを示せるよう選手、スタッフが一体となり大会を迎えたいと思います。引き続き応援よろしくお願いいたします。
FIXO 陣川凌 選手(バサジィ大分サテライト)
今回の合宿は、先週の合宿を合わせると、約10日間にわたる今までより長い活動になりました。オーシャンカップで町田に負けた後の日程では、どれだけ意識を変えてトレーニングを行えるか、どれだけ勝つという強い気持ちを持ってトレーニングマッチに挑めるかが課題になりました。結果は、一勝二敗といい結果とは言えませんが、このチームで初勝利するなど、ポジティブな点もありました。ですが、日本代表のエンブレムをつけている以上、負けていい試合は一つもないので、これからはより強い気持ちを持ってトレーニングに励み、試合に向けて準備をしていきたいと思います。
ALA 中村心之佑 選手(ペスカドーラ町田アスピランチ)
今回の活動では合計で四試合行い、結果は一勝三敗と負け越してしまいましたがチームとしても個人としても良い成長ができたと思います。次の活動に向けてまた良い準備をして、またここで戦えるように頑張ります。応援ありがとうございました。
ALA 畠山晋太郎 選手(湘南ベルマーレLONDOLINA)
追加招集でこの合宿に参加しました。初代表でトレーニングも1回しかなかったため、トレーニングマッチは自分の得意なところを出すことに意識しました。試合では結果は出せたものの、ディフェンスの強度やセットプレーなどの課題が見つかりました。この経験を糧に自分とチームで共有して強化していきたいと思います。
PIVO 柴山圭吾 選手(バルドラール浦安テルセーロ)
オーシャンカップは一回戦敗退という悔しい結果で終わってしまいましたが、全員が次の目標に向けて切り替えていいトレーニングできました。合宿中に行われたFリーグのチームとのトレーニングマッチでは個々の課題やFリーグのトップの選手たちとの差を感じ、自分も含めて全員にとって次につながる有意義な時間になりました。個人としてはピヴォとしての考え方やディフェンスにおける身体の使い方等の自分に足りない点を多く学ぶことができて、この合宿に呼ばれてよかったと思っています。この合宿で出た課題に対して、自クラブでしっかりと向き合い、成長につなげていきたいと思います。
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