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エリートプログラムU-14フューチャートレーニングキャンプを福島県Jヴィレッジで実施
2022年06月27日
エリートプログラムU-14フューチャートレーニングキャンプを6月22日(水)より、福島県のJヴィレッジで実施しました。多くの関係者・選手所属チーム・所属学校・保護者のご協力とご理解のもと、全国各地から選抜された22選手がJヴィレッジに集まり5日間トレーニングをしました。期間中はトレーニングや練習試合、レクチャーなどさまざまなプログラムが組み込まれました。
今回のキャンプでは感染拡大予防対策として、SmartAmp法による検査で選手・スタッフの参加者全員の陰性を確認し、活動中もより安全で安心な環境作りを徹底しています。
初日のトレーニングでは、選手は自分の長所を出そうと、積極的なプレーが随所に見られました。続く2日目の23日(木)は、午前・午後にトレーニングを実施。夕食後のミーティングではU-16日本代表の森山佳郎監督から、代表チームは待つものではなく勝ち取るものであると激励がありました。その後、中嶋亮介ドクターからサッカー選手になるための体づくりについて、村岡誠フィジカルコーチからトレーニング、食事、睡眠に関するレクチャーを行いました。
3日目の24日(金)は、午前のトレーニングを行い、午後は東日本大震災・原子力災害伝承館を見学しました。夜のミーティングでは妹尾隆佑コーチがプロサッカー選手について話し、選手は刺激を受けました。また、手倉森浩監督より東日本大震災・原子力災害伝承館を見学したことを踏まえて復興支援特任コーチとしての経験を話しました。
4日目の25日(土)は午前にJヴィレッジスポーツクラブU-15とトレーニングマッチを行い、勝利しました。午後のミーティングではサッカーの4局面における必要なことをグループに分かれてディスカッションを行い、資料にまとめ発表しました。その後に大畑開コーチから攻守の予測と準備についてレクチャーを行い、加藤好男GKコーチからはセットプレーのレクチャーを行いました。また、中嶋ドクターより暑熱時におけるコンディションについてレクチャーを行いました。選手達は翌日の紅白戦に向けて良い準備が行えました。
最終日の26日(日)は紅白戦を行いました。同年代の技術の高い選手達と試合が出来たことで、通用する部分、改善すべき部分が明確になりました。今後に生かすことができる充実したキャンプとなりました。
監督・選手コメント
手倉森浩 監督
JFA育成事業エリートプログラムU-14フューチャートレーニングキャンプが6月22日(水)より、Jヴィレッジにてスタートし、5日間が無事に終了しました。選手派遣していただいたクラブ、保護者、所属学校のご協力とご理解、開催に向けご尽力いただいた皆さま、トレーニングマッチをしてくれたJヴィレッジスポーツクラブに心から感謝いたします。
全国から選ばれたGK2名、FP20名、計22名が集い、「自分を知る・味方を知る・サッカーを知る」「楽しんでチャレンジ」をテーマにミスを恐れず積極的に取り組んでくれました。トレーニングや紅白戦、練習試合、オフザピッチプログラム(レクチャー・震災伝承館)で気づきと自立を促すことで選手の成長を感じた5日間となりました。
トレーニングではサッカーの本質である「ゴールを目指す」「ボールを奪う・ゴールを守る」ことを追求した中で、まず積極的にボールを奪いにいく、個々の守備範囲を広げることに取り組みました。その積極的に奪いにくる相手(守備)に対してもボールを失わない、プレッシャーの状況下での判断とテクニックの発揮を求め充実したトレーニングとなりました。
オフザピッチプログラムでは中嶋ドクターから「サッカー選手になるために・怪我の予防と体づくり」、JFAフィジカルプロジェク村岡氏より、「トレーニング・栄養・睡眠」について、妹尾コーチから「プロサッカー選手になって続けていくために」など、参加したスタッフ、コーチ陣から学びとなる大切なお話をしました。レクチャー後、選手の食事の摂り方や行動にすぐに変化が見られました。また、東日本大震災・原子力災害伝承館も見学できたことで「命」について考えることも出来ました。Jヴィレッジの素晴らしい環境でトレーニング出来ること、サッカーが出来ることへの感謝・気づきに繋がったと思います。
このキャンプで選手たちは、ON-OFFを通じて日々成長しました。ここでの「学び」と「気づき」「課題」に今後の日常でどう取り組めるか、行動できるかが大切だと思います。このキャンプを今後に生かし、サッカー理解も含め、個のレベルアップ、質の追求を続け更なる成長を期待しています。
浦川慶 選手(as.ラランジャ豊川U-15)
まず、コロナ禍の中でこのようなキャンプを開いていただき本当に感謝しかないです。そして、ピッチでは自分のストロングポイントが通用する場面や自分の課題が明確に見つけることが出来ました。ピッチ外では東日本大震災津波伝承館に見学に行き東日本大震災がどれだけ辛かったことか、命の大切さがよく分かりました。ピッチ内でもピッチ外でも成長することが出来ました。これからピッチ内でもピッチ外でも世界で通用する選手になって世界の強豪チームで活躍したいです。
米湊勇弥 選手(サガン鳥栖U-15)
この5日間でピッチ内外で学ぶことが多くありました。ピッチ内では、全国から集まってきた上手い人達と練習したり、共に試合をする中で、切り替えの速さ、一つ一つのパスの質、1対1の対人の強さだったり、自分にはまだまだ足りないと感じました。ピッチ外では、スタッフの一人一人の話の中で、プロサッカー選手の考えや、世界のトップオブトップで活躍し続けている人の考え方を知り、もっと強烈に意識して、夢を目指さないといけないと感じました。水分補給のことや、食事、自分の体のことについてはパフォーマンスに直結するものなのでこれからも大切にしていきたいです。また、3日目の昼に、東日本大震災について学習する時間がありました。その時間では、生きている喜び、サッカーができる喜び、両親への感謝を改めて感じさせられました。これから、自分を支えてくれている全ての人に感謝し、サッカーを全力で楽しみ、1人のサッカー選手として成長していきます。
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