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3連覇を狙う浦安、初タイトルを目指す西宮、王座奪還を狙う神戸がそろって開幕3連勝【日本女子フットサルリーグ2022-2023】
2022年07月06日
6月25日(土)に開幕した日本女子フットサルリーグ2022-2023は、7月3日(日)までに早くも第3節までの日程を終えました。
埼玉県・サイデン化学アリーナで行われた今季のオープニングゲームでは、エスポラーダ北海道イルネーヴェと立川アスレティックFCレディースが対戦。1試合に14名がエントリーできる女子Fリーグのレギュレーションのなか、8名と少ない人数で試合に臨んだ北海道でしたが、相手GKがクリアしようとしたボールを奪ったキャプテンの星山彩香選手が先制点を挙げ、試合終盤に追いつかれるも1-1で試合終了。昨季3位の強豪と勝点を分ける健闘を見せました。
3連覇を目指すバルドラール浦安ラス・ボニータスは、開幕節で流経大メニーナ龍ケ崎に9-2で快勝。本拠地であるバルドラール浦安アリーナで行われた第2節では、ミネルバ宇部と対戦しました。開始わずか44秒で松本直美選手のアシストから平井成美選手が先制点を挙げた浦安でしたが、その後はスコアが動かず時間が経過します。しかし、8分に人数をかけた攻撃からオウンゴールを誘発し追加点を挙げると、9分にはセットプレーから倉持杏子選手が連続得点を挙げ、第1ピリオドを4-0で折り返しました。第2ピリオドでさらに攻勢を強めた浦安は、開始から31秒でまたも平井選手が追加点を挙げると、その後も得点を量産し15-0で快勝。宇部のシュートをわずか3本に抑え、強豪の貫録を見せつけました。翌日の北海道戦でも5-0で完封した浦安は、開幕3連勝に加え最多得点で首位をキープしています。
2020-2021シーズンの参入以来、優勝候補として期待をされているSWHレディース西宮は、開幕節で宇部を8-0で完封。第2節は墨田区総合体育館、第3節はバルドラール浦安アリーナと会場を移動しながらの連戦でもしっかりと勝点を獲得し、開幕3連勝で2位につけています。日本女子フットサルリーグの初代女王であるアルコ神戸も、2019-2020シーズン以来のタイトルを目指し開幕3連勝と幸先のいいスタートを切っています。
今季の女子Fリーグは、シーズンの前半の9節で一回戦総当たりのリーグ戦を行い、後半では上位5チーム、下位5チームに分かれてそれぞれがリーグ戦を行います。新しいレギュレーションを取り入れた女子Fリーグの各チームの戦い方が注目されています。
監督・選手コメント
米川正夫 監督(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
ホーム2連戦をしっかりと勝てたことが、まずはよかったです。内容もとても安定した戦い方をしてくれたので、すごくいいところだったと思います。とは言え、どちらのチームも人数が少ない中、自分たちはホームだったので強度を高く戦えば勝つだろうという状況でした。その点ではもう少し各所で個人の質の違いなどを出せたらよかったな、という気持ちは正直あります。そういった個人のところもトレーニングをして上げていきたいと思います。
菅野大祐 監督(エスポラーダ北海道イルネーヴェ)
今週末は2試合連続で非常にタフな試合になることは予想していました。ましてや昨季1位、2位のチームとの連戦ということで非常に苦しいなかでの試合でしたが、まずは選手たちがとても頑張ってくれ、最後までハードワークを続けてくれたことは非常に感謝していますし、次につながるいい材料になったと思います。浦安相手にもある程度のディフェンスラインを敷きながらしっかり奪いどころでチャレンジし、奪ったところでカウンターを仕掛けられました。フィニッシュまでいく回数は増やせませんでしたがそういった姿勢を見られたことは次につながると思っています。
伊藤果穂 選手(バルドラール浦安ラス・ボニータス)
ホームでの2連戦で勝利できたことが一番ですし、2試合とも無失点で勝てたことはよかったと思います。でも、この2連戦に勝つことは最低限の条件だと思っていました。内容のところはまだまだ突き詰められる部分があったのではないかと思いますし、2戦目では第2ピリオドに得点を重ねることができなかったので、2週間後の墨田区総合体育館での2連戦に向けて準備していきたいと思います。
星山彩香 選手(エスポラーダ北海道イルネーヴェ)
浦安にまさに圧倒され、何もできなかったことがとても悔しいです。もっと今までやってきたことを出せたんじゃないかと思います。