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伝統の“境川決戦”は決着がつかずにドロー。第1ピリオドで大量得点を挙げた横浜が今季3勝目をマーク【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1】

2022年07月12日

伝統の“境川決戦”は決着がつかずにドロー。第1ピリオドで大量得点を挙げた横浜が今季3勝目をマーク【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1】

7月8日(金)から10日(日)の3日間にわたり、Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第4節の6試合が行われました。

2007年のFリーグ開幕以来、毎回盛り上がりを見せる湘南ベルマーレとペスカドーラ町田の一戦は、予想どおりの熱戦となりました。「境川決戦」と称され注目を集める試合には、1600名を超える観客が詰めかけ会場が熱気に包まれました。まずゴールをこじ開けたのは、ホームの湘南でした。3分、高橋広大選手のキックインにダイレクトで合わせた堀内迪弥選手のゴールで先制に成功します。しかし、負けてはいられない町田も6分、右サイドからキャプテンの伊藤圭汰選手がシュートを放つと、相手DFに阻まれながらもこぼれ球に左足で触った山中翔斗選手のゴールで試合は振り出しに。その後も激しい攻防を繰り広げるなか、11分にはロドリゴ選手が鋭いFKを直接突き刺し2-1と湘南リードで第1ピリオドを折り返しました。第2ピリオドでも両者ともにチャンスを作りながら決めきれずにいると、1点ビハインドの町田はタイムアウトを取り、野村啓介選手をGKに置いたパワープレーを開始。これが功を奏し、クレパウジ・ヴィニシウス選手のゴールで2-2の同点に追いつきます。すると、湘南もタイムアウトを取りパワープレーを開始し、その後はパワープレーの応酬が続きます。しかし、どちらにも得点は生まれず2-2のまま試合終了。因縁の対決は勝点を分ける結果となりました。

予想を遙かに超える波乱の展開となったのは、Y.S.C.C.横浜対シュライカー大阪。序盤は両者ともにチャンスを作り拮抗した展開となりましたが、15分に横浜がセットプレーの流れから高橋響選手のゴールで先制すると、そのわずか35秒後には笠篤史選手が追加点。さらにオウンゴールで3点目を挙げ、一気に大阪を突き放しました。これ以上の失点は避け、まずは1点を返したい大阪でしたが、終盤に取り入れたパワープレーもうまく機能せずさらに2点を失い5-0と横浜の大量リードで第1ピリオドを折り返しました。5点ビハインドの大阪は第2ピリオド序盤からパワープレーを仕掛け、タイムアウトも効果的に使いながら2点差まで迫ります。しかし、パワープレー返しで1点を失い再度リードを広げられると、39分に相井忍選手の第2PKで1点を返すも追撃及ばず試合終了。6-4で今季3勝目を挙げた横浜が、3位をマークしています。

バルドラール浦安は2試合連続でハットトリックを達成したガリンシャ選手の活躍に支えられ、開幕から4連勝。ボルクバレット北九州との激戦を制した名古屋オーシャンズも、4連勝を挙げました。浦安と名古屋は18日(月・祝)に直接対決し、それぞれ5連勝を目指します。

選手コメント

フィウーザ 選手(湘南ベルマーレ)
今日は(勝つことができず)寂しいです。湘南と町田の試合はいつもいい試合になるし、難しいです。最後の1分半くらいパワープレーをしたけど、勝つことができませんでした。次はみんなで勝ちましょう。

伊藤圭汰 選手(ペスカドーラ町田)
すごく状態の良い湘南を相手に、引き分けに持ち込めたことはよかったと思います。ただ、失点のシーンなど、こういった難しい試合を勝てるようにしていきたいという思いがあります。また練習から頑張りたいと思います。

矢澤大夢 選手(Y.S.C.C.横浜)
大阪はGKを上げて攻撃をするので、鳥丸監督が考えた対策で相手のリズムを崩すことで、第1ピリオドで5点を取ることができました。第2ピリオドではまだパワープレーを受け慣れていないので、長時間受けると穴が出て、そこを狙われました。

田村友貴 選手(シュライカー大阪)
入りはよかったのですが、失点をしてからさらに甘さが出た感じです。フウガドールすみだ戦でも失点をしてもうまくいったし、湘南ベルマーレ戦でもそうでしたし、「失点しても自分たちはいけるだろう」という甘さが2点目、3点目・・・と、最初の失点から修正できなかったことがすべて第1ピリオドの失点につながりました。第2ピリオドはパワープレーをして、自分たちのしたいことが相手にマッチしましたが、第1ピリオドの甘さが敗因です。

Fリーグ2022-2023 ディビジョン1

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