JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > U-20日本女子代表、FIFA U-20女子ワールドカップ開催地のコスタリカへ出発

ニュース

U-20日本女子代表、FIFA U-20女子ワールドカップ開催地のコスタリカへ出発

2022年07月30日

U-20日本女子代表、FIFA U-20女子ワールドカップ開催地のコスタリカへ出発

U-20日本女子代表は7月29日(金)、約2週間後に開幕が迫ったFIFA U-20女子ワールドカップ開催の地、コスタリカに向けて日本を出発しました。

2021年にU-19日本女子代表として活動をスタートさせたチームはなでしこジャパン(日本女子代表)を率いる池田太監督が指揮を執ります。またコーチングスタッフも両チームを兼任する1チーム2カテゴリーで編成され、なでしこジャパン同様、アグレッシブに敵陣へボールを奪いに行く共通のスタイルをベースとしています。2022年は5月、6月、7月と連続してトレーニングキャンプを実施してチームコンセプトを共有し、来るワールドカップに向けた準備を進めてきました。今大会を戦うメンバーとして選出されたのは21名ですが、出場権を獲得しながら大会自体が中止となった2020年大会当時のメンバーの想いも背負い、チームは世界との戦いに臨みます。前回の2018年大会では優勝を果たし、U-17、U-20、そしてなでしこジャパンと全カテゴリーでチャンピオンになった唯一の国として、今大会も意気高く戦いの地へ入ります。

28日の昼過ぎに千葉市内で集合した選手、スタッフは離日前にミーティングを行い、池田太監督から「なでしこらしく、ひたむきに、芯が強く、明るく、礼儀正しく戦っていこう」と声がかけられ、これから始まる活動に向け意志を統一しました。またリベリア(コスタリカ)での事前キャンプでは、チームで積極的にコミュニケーションを取り、異国の環境に馴染むことを心がけようと、コスタリカ到着後の活動の目的を明確にしました。

出発前に取材に応じた西野朱音選手はメンバー選出が決まった際に「嬉しかったのと同時に、スイッチが入った」と大会に向けて意気込んだ様子を見せ、また同じく取材に対応した藤野あおば選手は「一人ひとりが持っているプレーの引き出しを共有してプレーすれば見ている人たちを楽しませられると思う。その先で勝てるチームになれれば」と、全員の力を結集し、日本からの声援に応えようと決意を新たにしました。

チームはリベリアでの事前キャンプ後に大会開催地のサンホセに入り、8月11日(木)の初戦、U-20オランダ女子代表との戦いに向け準備を進めます。

監督・選手コメント

池田太 監督
(なでしこジャパンの活動が終わったばかりですが)特別気持ちを切り替えるというより、次にこのグループで世界を相手に戦える喜び、期待感をもって準備をしてきました。この後コスタリカに入りますが、まずは時差やコンディションを整えたり雰囲気に慣れたり、チームでコミュニケーションを取ろうと思っています。トレーニングマッチを経て大会期間中に滞在するホテルに移動するので、そこからぐっと集中力を高めていければと思います。
今日の集合時の検査で全員の新型コロナウイルスの陰性確認が取れました。日本チームは日本チームとしての感染対策を続けて、健康を守りながら、一方でそれがストレスにならないように試合に向けて準備していきたいです。
前々回大会で3位、前回大会で優勝と、アンダーカテゴリーの戦いの中では日本は色々な国にマークされていると思っています。ただ我々は国際親善試合を多くやっていない分情報も少ないので、他のチームが我々をどう見てどう準備してくるか、そしてそういった相手に我々もどう戦うかという展開になります。初戦は大事ですし、大会が始まったら相手をスカウティングし、突破口を見出しながら戦い方を共有していきたいです。
試合の中で色々なタイプの国、選手と戦うので、選手には世界で繰り広げられているサッカーや世界の広さを肌で感じて、自分の世界を広げてほしいと思います。そしてワールドカップという大会の中で、スポーツの持つ素晴らしさを味わってほしいです。

DF #2 西野朱音 選手(マイナビ仙台レディース)
メンバー招集の連絡が来たときは素直に嬉しかったです。ただそれと同時に「やらなければいけない」とスイッチが入りました。
これまでのトレーニングキャンプで、みんなで積み上げてきたことを全員で発揮できれば優勝という結果が見えてくると思います。優勝を目指して戦いたいです。
コロナ下で海外のチームと試合ができない中で、トレーニングキャンプで女子よりもスピードやパワーがある男子高校生と練習試合をし、最初はなかなか勝てませんでした。それがトレーニングキャンプを積み重ねるごとに慣れてきて、一人ひとりが戦えるようになってきました。7月の活動でU-20韓国女子代表と練習試合をできたことも大きくて、そこで勝ち切れたことでチームが良くなっているなと感じました。
(7月のトレーニングキャンプで岩渕真奈選手から)「ワールドカップの舞台に立てるのは自分たちだけ」と激励され、この年代の代表として結果を出さなければと感じました。また同時に「楽しんでね」とも言われたので、めったにないこの機会を全身で楽しんで、その先で良い結果を出せるようにしたいです。

FW #10 藤野あおば 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
メンバーに選ばれたことは率直に嬉しいの一言に尽きます。ワールドカップを迎えるにあたって、自分の力が世界にどこまでつながるか楽しみですし、その中でチームの勝利のために戦いたいです。
新型コロナウイルスの影響でなかなか活動ができず、短い時間で選手の中でコミュニケーションを取り、連係を取るのがここまで大変でした。ただ与えられた時間で機能しなければ世界で通用しないと思っていますし、時間を見つけながらみんなでコミュニケーションを取っていければと思います。
一人ひとり技術が高い選手が揃っていると思いますし、個の力に関しては世代の中では抜けていると思います。攻撃で積極的に、アグレッシブにプレーできるのがこのチームのカラーです。一人ひとりが持っている引き出しが多いなと感じていますし、その選択肢をチームで共有してプレーできれば、見ている人たちを楽しませて勝てるチームにできると思っています。
背後へのスピードや初速が自分の武器です。背後を取るときと足元で受けるバランスを意識しながら、それを武器にしてプレーしていきたいですし、注目してもらえると嬉しいです。

FIFA U-20女子ワールドカップ コスタリカ2022

大会期間:2022年8月10日(水)~8月28日(日)
グループステージ
第1戦 8月11日(木) 14:00[現地時間] vs U-20オランダ女子代表
第2戦 8月14日(日) 11:00[現地時間] vs U-20ガーナ女子代表
第3戦 8月17日(水) 17:00[現地時間] vs U-20アメリカ女子代表

大会情報はこちら

アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー