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2022 JFA ガールズ・エイト U-12(北海道)トレセンプログラムを開催
2022年09月28日
9月17日(土)、18日(日)の2日間、北海道芦別市のなまこ山公園球技場において、「JFA ガールズ・エイト U-12(北海道)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していましたが、将来日本代表を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業に移行して実施しています。今回の北海道会場は、6月に開催した北信越に続き、移行後2回目の開催となりました。
今回は、札幌ブロック、道央ブロック、道南ブロック、道東ブロック、道北ブロックから、選手80名、指導者13名、帯同審判員5名に参加いただきました。ブロックごとに集合し、まずはJFAコーチの指導によるトレーニングを行い、その後、各ブロックで2試合の交流戦を行い、1日目を終えました。2日目は、サッカーを楽しむために大切なことや、この年代の選手が目指すべきサッカーについてのレクチャーも行い、選手たちはそれぞれ意識高く、トレーニングと交流戦の2試合に臨みました。今回の交流戦では、試合時間内で試合が決した場合も毎試合必ずPK戦を行い、全選手が必ず一度は蹴る機会を作りました。選手たちは緊張感のあるPK戦を通して、普段あまりできない経験を積むこともできました。
JFAコーチコメント
松田哉 JFAコーチ
今年度よりトレセンプログラムとなったガールズ・エイト U-12(北海道)では、5ブロックによる総当たりの対抗戦とトレーニングを実施しました。
ブロックのトレセン活動で選考され、参加した選手たちは、どのゲームに関しても攻守において躍動したプレーを数多く見せてくれました。指導者の皆さんも、選手に対してポジティブなコーチングや積極的なプレーに対して褒める声がけをされており、選手たちは普段の力を十分に発揮することができていました。また、今回は、JFAコーチを5ブロックそれぞれに担当として配置し、トレーニングの実施、選手・指導者に対しゲームのフィードバックをするなど、次につながるアドバイスを行ないました。天候などの影響によりスケジュール変更も行いましたが、ご参加いただいたみなさまにスムーズにご対応いただき、無事終了することができました。
準備段階でのオンラインでの打ち合わせや、当日朝早くから集合していただき、会場設営や運営に関わっていただいた各ブロックの運営担当の方々に、心より感謝申し上げます。このガールズ・エイトを目標に、各ブロックでのトレセン活動が活性化し、選手への刺激や指導者のレベルアップにつながる機会となるように今後も取り組んでいきたいと思います。
参加チーム指導者コメント
勝田洋一さん(道南ブロック)
参加した選手は、日常的に各地域でトレセン活動を行なっているものの、全道の他の地域の女子選手とプレーする機会はほとんどありません。このような環境下にある選手たちにとって、本ガールズ・エイトU-12トレセンプログラムは、大きな刺激となっています。また、今年度からトレセンプログラムとなったことにより、選手はこれまで以上に自身の課題を捉え、改善に向けてチャレンジすることができる場となりました。失敗を恐れずチャレンジし、成功体験を味わったり、うまくできなくてもよく考えてプレーしたりする姿がたくさん見られました。さらに、選手だけでなく我々スタッフにとっても、チャレンジできるよい機会となりました。トレーニングで目指すプレーを選手と共有し、ゲームでトライさせ、見られた課題を踏まえて最後にトレーニングをしたことで、改めてM-T-Mの重要性を確認することができました。本トレセンプログラムで学んだことを、指導者、選手それぞれが地域に還元し、共に高め合うことができればと思います。このような環境を与えてくださった全ての皆さんに感謝します。ありがとうございました。
参加選手コメント
高橋真奈さん(道東ブロック選抜)
全道のみんなとサッカーができてうれしかったです。道南ブロックとの試合では、スルーパスをもらいGKと1対1になりましたが、足に引っかかってチャンスをつぶしてしまいました。その後、すぐに1点決められてしまい、チャンスで1点決められていればなあとすごく悔しかったです。でも、その後の道北ブロックとの試合では、私がアシストをしチームが先制できました。そして、ボレーで1点決めることができたのでうれしかったです。PK戦は、4番目に蹴ったので、相手GKの特徴を捉えて、落ち着いて蹴ることができました。10月にスペイン国際大会に参加するので、そこでまた頑張りたいです。
高村篤姫さん(道北ブロック選抜)
PK戦は緊張しましたが、2本止めることができてすごくうれしかったです。JFAコーチのGKトレーニングでは、チームの練習では経験できないことをたくさん学ぶことができました。今回のガールズ・エイトでは、コーチたちが、自分が苦手なことを教えてくれたので、教えてもらったことができるよう、自分のチームに帰ってからもがんばって練習したいです。
帯同審判コメント
蛯名梢さん(札幌ブロック)
私自身、小学6年生のころガールズ・エイトに札幌地区の選手として参加しました。自分が参加した大会に帯同審判として関わることができ、大変嬉しく思いました。小学生の選手たちの試合を見ていると、自分の審判としてのモチベーションも上がり、とても楽しかったです。まだまだ足りない部分もありましたが、他の審判の方にも助けてもらいながら、無事に終えることができました。またこのような事業に携わることができるよう、頑張りたいと思います。