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常盤木高、早稲田大が1回戦を突破! 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会
2022年11月28日
皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会は、11月27日(日)に1回戦の7試合を実施しました。前日から寒さが増したセイホクパーク石巻 石巻フットボール場では、非常に激しいゴールの奪い合いが見られました。
ピックアップマッチ1
常盤木学園高校 2-1(前半0-1、後半2-0) FC今治レディース
地域の第1代表同士が顔を合わせた、常盤木学園高校(東北第1代表/宮城)とFC今治レディース(四国第1代表/愛媛)の対戦は、試合終盤のゴールで立場が入れ替わる白熱の展開となりました。
前半からシュート数を伸ばしていく今治は、32分に越智七加選手の鮮やかなダイレクトシュートで先制すると、その後も追加点を狙って常盤木学園高ゴールを目指します。しかし3大会ぶりの皇后杯を戦う常盤木学園高は、キャプテンの高塚映奈選手が豊富な運動量で攻守に関わると、77分に伊藤結菜選手のループシュートで1-1。観客席が大きく沸くと、その2分後には途中出場した2年生の白木珠奈選手が、高塚選手のアシストから逆転弾。会場はさらに大きな歓声で包まれ、常盤木学園高が2-1と試合をひっくり返しました。
今治は終盤に鈴鹿有稀選手のシュートがクロスバーをたたくなど、常盤木学園高の倍以上に当たる計11本のシュートを放ちましたが、同点ゴールは生まれず。2-1で逆転勝利した常盤木学園高が2回戦に進みました。
ピックアップマッチ2
バニーズ群馬FCホワイトスター 1-3(前半0-1、後半1-2) 早稲田大学
なでしこリーグ1部で9位のバニーズ群馬FCホワイトスター(なでしこ1部/群馬)と、昨年度の全日本大学女子サッカー選手権大会で優勝した早稲田大学(関東第2代表/東京)の関東勢対決は、立ち上がりから互いに攻めながらも、早稲田大が先にゴールネットを揺らします。
21分、右からのクロスボールに笠原綺乃選手が合わせて先制し、早稲田大が勢いをつけました。51分にも笠原選手がシュートを放ちましたが、群馬の小川優花選手がゴールライン上でクリア。早稲田大は69分にPKを得ますが、髙橋雛選手のキックは群馬のGK田谷春海選手に防がれてしまいます。それでも早稲田大は攻め続け、再び笠原選手が74分にミドルシュートを決めました。
2点ビハインドとなった群馬は大矢歩選手を前線に上げると、それが実り、85分にヘディングでゴール。1点差に迫りました。
しかし、攻守の切り替えが早くなる展開で、次にゴールを決めたのは早稲田大。吉野真央選手のクロスボールをGK田谷選手が弾き、それを髙橋選手が押し込みました。3-1で勝利した早稲田大が、目標とするベスト8に一歩近づきました。
監督・選手コメント
MF #7 伊藤結菜 選手(常盤木学園高校)
今治は年上のチームで自分たちよりレベルが高く、どういうプレーをしてくるか分からない状況でしたが、そこにチャレンジしました。自分たちのミスからの失点だったので焦りはなく、後半は自分たちの強みを出そうと臨みました。相手GKが見えていなかったですが、自分がフリーだったのでシュートを打ったら同点弾を決めることができました。次戦の伊賀FCくノ一三重(なでしこ1部/三重)は、春の練習試合でボコボコにやられたので、再挑戦するには最高の相手だと思います。
MF #18 越智七加 選手(FC今治レディース)
前半はボールを取りたいところで取り切れず、先制点を決めてから流れが変わって、後半にはうまくいきましたが、追加点を決め切れなかったです。今シーズンは自分たちが思うプレーをうまく発揮できず、結果もなかなか出ない状況でしたが、みんなで諦めずなでしこリーグ2部入替戦予選大会や、皇后杯までは来ることができました。今後もこれまで以上にみんなと力合わせてプレーすればもっといい結果につながると思います。
FW #8 大矢歩 選手(バニーズ群馬FCホワイトスター)
勝たなければいけない相手でした。最初の失点は風の影響もあって耐え切れない部分がありましたが、落ち着いてボールを動かしていきたかったです。PKを止めて勢いがつきましたが、再び失点したのも敗因でした。今シーズンはなでしこ1部で勝てない試合やうまくいかない部分が多かったですが、チームでレベルアップしてもっと強いチームになりたいです。個人的にも1得点のみで力不足を感じたので、より得点に絡んでチームに貢献したいです。
MF #14 笠原綺乃 選手(早稲田大学)
守備では課題がありましたが勝ち切れてうれしいです。先制点の場面は普段ならパスをするところですが、最近は怖さを出すことを心がけていて、シュートやゴールを意識していたので結果につながってよかったです。なでしこ1部のチームとはなかなか対戦できないので、楽しみながらチャレンジ精神で勝利していきたいです。次戦の朝日インテック・ラブリッジ名古屋(なでしこ1部/愛知)は早稲田大OGもいるので、自分のプレーを出してゴールやアシストで貢献したいです。
開催期間:2022年11月26日(土)~2023年1月28日(土)
【1回戦】11月26日(土)、27日(日)
【2回戦】12月3日(土)、4日(日)
【3回戦】12月10日(土)、11日(日)
【4回戦】12月17日(土)、18日(日)
【準々決勝】2023年1月15日(日)
【準決勝】2023年1月22日(日)
【決勝】2023年1月28日(土)
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