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立川3戦連続で1-1のドロー。町田は終了間際に追いつかれ、すみだと勝点を分ける【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第14節】
2022年11月29日
11月26日(土)、27日(日)の2日間、Fリーグ ディビジョン1の6試合が行われました。
立川市泉市民体育館で行われた立川アスレティックFCと湘南ベルマーレの対戦は、両者一歩も譲らぬ攻防を繰り広げました。第12節のバルドラール浦安戦、第13節のフウガドールすみだ戦を1-1のドローで終えている立川にとって3試合ぶりの白星がほしい試合でしたが、均衡を破ったのはアウェイの湘南でした。13分、自陣の深い位置からドリブルで持ち上がった内村俊太選手が逆サイドの山﨑歩夢選手に斜めのパスを送ります。ゴール前に入った山﨑選手が警戒されたところで、後方から走り込んだ内村選手がパスを受け右足で流し込み先制に成功。湘南が1点をリードしました。その後は両者に得点が生まれず0-1で第2ピリオドを迎えると、立川はチームのトップスコアラーである中村充選手やキャプテンの上村充哉選手が積極的にゴールを狙います。32分には上村選手の左CKに合わせた中村選手がシュート。一度は湘南GKフィウーザ選手にはじかれますが、こぼれ球に素早く反応した中村選手が再度シュートを放つと、これがゴールネットを揺らし立川が同点に追いつきました。終盤まで1-1の時間がつづくと、勝負に出た湘南はロドリゴ選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、立川も集中した守備を見せゴールを守ります。残り10秒でラストチャンスに懸ける立川も皆本晃選手をGKに置いたパワープレーで逆転を狙いますが、追加点を奪うことができずに1-1で試合終了。勝点1を分ける結果となりました。
ペスカドーラ町田とフウガドールすみだの”東京ダービー”も、最後まで目の離せない接戦となりました。序盤から両者とも積極的に攻撃を仕掛けると、6分にはGKジオヴァンニ選手のロングスローを受けた野村啓介選手がループシュートを放ちます。これがすみだGK檜山昇吾選手の右の肩口を抜き、町田が先制に成功しました。追加点を狙う町田に対し、すみだも負けじと攻撃を仕掛けます。GK檜山選手が起点となり清水和也選手が胸トラップから放ったシュートは、町田GKジオヴァンニ選手がセーブ。左サイドから田口元気選手が放ったシュートも、ジオヴァンニ選手に気迫の顔面ブロックで防がれてしまいます。しかし、12分にはGK檜山選手のリスタートから諸江剣語選手、清水選手とボールをつなぎ、中田秀人選手との連係から清水選手がゴール。すみだが同点に追いつきました。これに勢いを得て逆転を狙いたいすみだでしたが、そのわずか30秒後にはGKも含めた5人全員でパスを回す町田が、山中翔斗選手のカットインから追加点を挙げ再度リードを奪いました。2-1で迎えた第2ピリオドでは、町田が集中した守備を見せスコアが動かないまま終盤に差し掛かります。4分半を残し栗本博生選手をGKに置いたパワープレーを仕掛けたすみだでしたが、町田は集中を切らすことなく守備をつづけます。しかし、このまま試合が終わるかに見えた残り53秒、FKを得たすみだは清水選手が放った強烈なシュートがジオヴァンニ選手の左手をぶち抜き、同点に追いつきました。ホームでの勝利がほしい町田は野村選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、追加点を奪うことができずに2-2で試合が終了し、勝点を分ける結果となりました。
3位以下のチームがそろって引き分けるなか、首位の名古屋オーシャンズはエスポラーダ北海道を8-0で完封。2位のバルドラール浦安は、2試合勝利から遠ざかっていたフラストレーションを晴らすかのようにゴールを量産しました。ガリンシャ選手が4ゴールの活躍を見せたほか、吉田圭吾選手が移籍後初ゴール、外林綾吾選手がFリーグ初ゴールを挙げ、9-1でボアルース長野を下しています。
選手コメント
上村充哉 選手(立川アスレティックFC)
悔しい試合になりました。チームとしてもプレーオフ出場を争ううえで絶対に勝たないといけない試合でしたし、個人としても古巣相手で絶対に負けたくない相手でした。そこで勝ち切れなかったのは悔しいですが、切り替えて次のバサジィ大分戦に向けてがんばります。
フィウーザ 選手(湘南ベルマーレ)
湘南と立川はいい試合になります。みんなでがんばりましたが、1-0から1-1になって少し残念です。ただ、立川はいいチームでいい選手がいるので、難しい試合になります。黒本選手はいいGKでたくさんのシュートを止めるので、決めることは難しいです。でも、負けてはいないのでよかったです。次のペスカドーラ町田戦も強い相手ですが、勝ちたいと思います。
伊藤圭汰 選手(ペスカドーラ町田)
勝てる試合を引き分けにしてしまったという内容だったと思います。もう少し自分たちが追加点を取らないといけないゲームでした。すみだもいいチームですが、僕たちはいい状態で試合を進められていたので、とても悔しい引き分けになりました。
栗本博生 選手(フウガドールすみだ)
これまでの会見でも何度もプレーオフという言葉を出してきました。昨季は本当に悔しい思いをしましたし、3位以内でプレーオフ出場も簡単ではないと身に染みています。そういうメンバーが多くいるなかで、試合前に「この試合が決勝戦。ここで勝てばプレーオフに行ける」という気持ちで臨みましたが、はたしてそういう気持ちでプレーできたかどうか。それが非常に悔しいし、情けないです。第2ピリオドではプレッシングからがんばっていこうと締め直しました。ギアを上げれば点を取る力も追いつく力もあるにも関わらず、第1ピリオドからそういった試合をできなかったことが非常に悔しいです。
Fリーグ2022-2023 ディビジョン1
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