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スポーツ救命ライセンス講習会を関西医療大学で開催
2022年12月02日
11月23日(水・祝)に関西医療大学(大阪府)にて、今年5回目の「スポーツ救命ライセンス講習会」を実施し、看護師、理学療法士、アスレティックトレーナーを含む12人が参加し、ライセンスを取得しました。
スポーツ現場で起こり得ることが多い事象(脳振盪、熱中症など)についての対処法の講義を受け、その後、心肺蘇生の中でも最も重要となる胸骨圧迫とAED(自動体外式除細動器)の使い方、バックボードによる全身固定・搬送について実践訓練を行いました。
日本サッカー協会(JFA)は、ピッチ上の選手の安全を守ることを第一とした「スポーツ救命ライセンス講習会」と簡易救命講習会である「JFA+PUSHコース」を2017年から実施しています。「スポーツ救命ライセンス講習会」は、(公財)日本スポーツ協会(JSPO)公認アスレティックトレーナーが資格更新のために保有しなければならないBLS(Basic Life Support:一次救命処置)資格取得のための講習会として認定されています。
※AEDのご購入・リースは、「メディカル」の「AEDのご紹介」をご覧ください。
※講習会開催希望の団体は、「講習会を開催するには」の[問い合わせフォームはこちら]からお問い合わせください。
講師コメント
古家信介 医師(JFAスポーツ救命部会員/日本アスリートライフサポート協会/関西医療大学保健医療学部)
コロナだけでなくインフルエンザも感染者が増えてきておりますが、感染対策を今一度引き締めながらの開催でした。
ですが、大阪のみならず九州からも受講生の方が来られ、12名の方と講義・実技を交えて、スポーツ現場における救急対応などについて学びました。
ちょうどサッカーのワールドカップが始まりましたが、脳振盪や顔面外傷の事例もあり、その事も含めながらタイムリーな話ができました。
サッカーに限らず、どんなスポーツでも起こりうる様々なケガに適切に対応できるような人材の育成、普及・啓発に今後も努めていきたいと思います。
受講者コメント
前田渚 看護師・公認心理師(メディカルヘルスケアラポール鹿児島)
今回初めてJFAスポーツ救命ライセンス講習会を受講しました。午前中は心停止(心臓震盪)、脳振盪、熱中症、アナフィラキシーショックの発症から対応までを実例を交えながら講義いただいたことで、よりリアルにイメージしながら受講することができました。午後からは午前中の講義を踏まえ、心肺蘇生法や搬送方法をいろいろなシチュエーションを想定しながら実技指導していたただき、大変勉強になりました。
コロナ禍で実技指導していただける場が減ったこともあり、今回の講習会はとても有意義なものとなりました。
これからもこの講習会で得た知識と技術を現場で生かしていきたいと思います。
武井陽星 さん(関西医療大学保健医療学部 はり灸・スポーツトレーナー学科 2年)
今回の講習会を受けて、今後のトレーナー人生に役立つことばかりでとても勉強になりました。
僕はまだ学生でグラウンドでの経験が豊富ではないのですが、インストラクターの方々が色んなシチュエーションでどのように傷病者の方への処置などをするかなどを教えてもらい、もしその場に居合わせた時のイメージをとても膨らませることができました。
また、グラウンドに出る際にどのような物を準備しておいたほうがスムーズに処置できるのかなど、たくさん考えることがあり成長に繋がりました。
何回も数をこなさないと本当にそのような現場に居合わせた時に慌ててなにもできないと実感したので今回だけの参加ではなく、今後も講習会に参加しようと思いました。
インストラクターの方々が積極的に参加しやすい雰囲気を作ってくれたのでとても気楽に講習会を受けることができました。ありがとうございました。
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