12月2日(金)に千葉県の高円宮記念JFA夢フィールドで始まった今期2回目のストライカーキャンプが4日(日)に無事に終了しました。
今回は全国からU-14年代の選手8名、U-13年代の選手8名の計16名を招集し、ゲストコーチとして元日本代表の永井雄一郎氏をゲストコーチに招き、「ストライカーになる」というテーマのもと、あらゆるシチュエーションを想定したシュートトレーニングに互いに切磋琢磨しながら励みました。

FIFAワールドカップのグループステージ最終戦のスペイン戦の勝利直後に事業がスタートしたこともあり、非常に良い雰囲気で開催することが出来ました。

コーチコメント

城和憲 コーチ（JFAコーチ/九州地域統括YD）
2022年7月に開催したキャンプに続き2回目のストライカーキャンプを開催することが出来ました。今回はゲストコーチに永井雄一郎さんを招き、全国から選ばれたU-13から8名、U-14から8名の計16名の選手と3日間のキャンプを行いました。今回はJFAでは初の開催となるセンターバックキャンプとの合同開催という形で行いました。
トレーニングは、個人で持ち出してのシュートからクロスに対するシュート、コンビネーションシュートと積み上げを行いながらのセッションで設定し、最終日はセンターバックキャンプ組とのゲーム形式を行う形で進めました。選手たちは、最初は緊張もありなかなか自分の良さや特長を発揮できない状況ではありましたが、徐々に慣れてきて積極的にゴールを目指す姿勢が見られました。
キャンプ期間中に、横浜F・マリノスの宮市選手、シントトロイデンの香川選手からお話をいただく機会もあり、海外での経験やゴールを奪う為に意識していることなど、普段聞くことの出来ない話を間近に聞くことができ、選手は目を輝かせて聞き入っていました。またU-16日本代表の森山監督からも激励の言葉をいただき、自分達の目指すものがより近くにあることを意識する機会となりました。
選手達はたくさんの刺激を受ける中で自分の課題にチャレンジし、何本も何本もシュートを重ねる中でどんどん成長していったように思います。ここで得たものを日常の中でいかに意識し続けて取り組んでいくか、ここからが本人達にとっても一番大切な時間になると思います。今後も努力を続けここから日本代表として活躍する選手が出てくることを願いたいと思います。

本事業を開催するにあたり、選手を派遣してくださいましたチーム関係者の皆様、保護者の皆様、サポートプレーヤーとしてご協力いただきました、日本体育大学柏高校、市立船橋高校、習志野高校、八千代高校、東海大学付属市原望洋高校、松戸馬橋高校、船橋北高校、柏南高校、成東高校、長狭高校、東海大市原望洋高校の皆様、この場をお借りしまして御礼申し上げます。ありがとうございました。

ゲストコーチコメント

永井雄一郎 コーチ（はやぶさイレブン）
今回ストライカーキャンプにゲストコーチとして参加させていただき、未来ある選手達と関われたことを嬉しく思います。
実際に参加する前はどの様な指導が出来るのだろうかと心配していましたが、多くを学ぼうとする選手達の姿に助けられました。言葉での指導だけでなく、選手達に混ざりシュートを打ったり、ゲーム形式のフリーマンで関わり、少しでも何かを感じて盗んでくれたらと思い指導しました。少しのきっかけで凄く変化する選手達の成長や吸収の速さに驚き、羨ましくも思いました。このキャンプで得たものや感じたことを自チームに持ち帰り、日々のトレーニングに活かしてもらいたいと思います。そして更なる成長を楽しみにしています。

U-14選手コメント

牧野太河 選手（京都サンガF.C.U-15）
チューブを使ったモーショントレーニング、シュート練習、動き出し、それらのレクチャーとストライカーに特化した練習だけをひたすらしたことは衝撃でした。3日目のセンターバックとの合同練習では2日目までに学んだことを意識し、取り組み出せたことで手応えを掴めました。これからは自チームのトレーニングでもして取り込みます。スペシャルゲストから挫折の乗り越え方やゴールを狙う時に意識していること、コーチからは将来的なチャンスを掴むために人に合わすのではなく自ら行動出来る大切さを学び、これからに活きる財産になりました。将来目標にしている代表でストライカーになる為にすごく良い勉強になり充実した時間を過ごすことができました。

U-13選手コメント

高木瑛人 選手（鹿島アントラーズジュニアユース）
全国から集まったレベルの高い選手たちとプレーができてとても良い刺激になりました。1日目はあまりコミュニケーションがとれない中、自分のプレーが上手くいかず消極的になってしまいました。そんな中、監督やコーチからアドバイスをもらい2日目、3日目と自分のプレースタイルを発揮できるようになりました。今回のキャンプで自分が学んだことは、落ち着いてシュートすること、コントロールの位置、背後への抜け出し方、落としたあとの貰い方などです。今後自分のサッカー人生の武器として、磨きをかけていきたいと思います。また香川さんと宮市さんの言葉で「2時間の練習以外の22時間の過ごし方」の言葉は自分を見つめ直すきっかけになりました。今後自信を持って努力していると言える行動をとっていきたいと思います。次も必ず呼ばれるよう頑張っていきます。