12月2日(金)、4日(日)に、Ｆリーグ ディビジョン1の6試合が行われました。

3試合ぶりの勝利を目指すフウガドールすみだは、ボアルース長野をホームに迎えました。序盤から積極的にゴールを狙うすみだは3分、長野の縦パスをカットした宮崎曉選手がゴール前に上がり利き足とは逆の左足で強烈なシュートを放ちます。これは左ポストを叩きますが、こぼれ球に清水誠也選手が詰め先制に成功しました。これに勢いを得たすみだは5分、自陣から攻撃を組み立て、パスを回しながら徐々に前進すると、最後は畠山勇気選手がシュート。これがゴールネットを揺らし、リードを広げます。その後2点を追加したすみだに対し、長野はカウンターの流れから米村尚也選手がミドルシュート。こぼれ球を中村亮太選手がニアハイに突き刺し、4-1で第1ピリオドを終えました。しかし、第2ピリオドに入ってもすみだの勢いは衰えず、23分、24分と清水和也選手が連続ゴールを挙げハットトリックを達成します。5点ビハインドの長野はなかなかチャンスを作ることができず、12分を残し田中智基選手をGKに置きパワープレーを開始。しかし、30分に畠山選手にこの試合2点目となるゴールを許すと、終盤にも清水（誠）選手にパワープレー返しを浴び8-1で試合が終了しました。清水兄弟が5ゴールをマークしたすみだが、3試合ぶりの白星を獲得。前節、バルドラール浦安に1-9で敗れた長野は、今節も大敗を喫し厳しい状況が続いています。

ボルクバレット北九州に6-1で快勝した名古屋オーシャンズが首位を独走するなか、2位のバルドラール浦安はエスポラーダ北海道と2-2で引き分け、勝点差が7に広がりました。シュライカー大阪との接戦を制したＹ.Ｓ.Ｃ.Ｃ.横浜は、暫定4位に浮上。ペスカドーラ町田との“境川決戦”に敗戦した湘南ベルマーレは、1試合少ない消化数ではあるものの暫定7位に順位を落としています。3位から7位が勝点差6でひしめき合っており、リーグ戦上位3チームに与えられるプレーオフ出場権争いは、さらに激戦となりそうです。

監督・選手コメント

荻窪孝 監督（フウガドールすみだ）
久しぶりのホームゲームで、スポンサーマッチデーということもありたくさんの方が来てくれて、選手たちの後押しになりました。この結果の大きな要因にもなり、非常に良かったと思います。久しぶりに勝ててうれしいです。

柄沢健 監督（ボアルース長野）
素晴らしい会場で、平日の夜にも関わらず素晴らしい準備をしてくれたすみだの関係者のみなさんに感謝しています。試合は見てのとおり、1-8で完敗です。強くて速くてうまい。結果にもこだわる。私たちが今、求めているすべてがすみだにあったと思います。非常に悔しいですが、常日頃一生懸命仕事をして、トレーニングをして、汗をかいて戦って負けて、それでも前を向くのが長野です。12月に4戦あるなかで一回負けましたが、もう一度前を向いて、次節の湘南ベルマーレ戦に向けてしっかりと準備をしていきたいと思っています。

栗本博生 選手（フウガドールすみだ）
なかなかメンバー争いに絡めていない選手もいるなかで、チャンスを与えられてピッチに出て全員で勝点を積み上げられたことは、この先のプレーオフ出場争いに向けていいニュースになったと思います。引き分けが2試合続いたなかで、久しぶりに勝点を獲得できたことが非常にうれしかったです。

米村尚也 選手（ボアルース長野）
監督からもあったように、平日の遅い時間に多くのファン、サポーターが集まり、いい環境のなかで試合をさせていただいたことに感謝をしています。試合は前節に続いて完敗でした。すべてにおいてすみだが上だったと思います。毎年長野は最下位を争いながら、ディビジョン１を戦っています。他のチームに比べてタレントが多いわけではなく、個で打開できる選手も一握りです。そのなかで監督、山蔦コーチ、山元コーチから常々言われている「チームハードワーク」をここ最近の試合で体現できていないことを悔しく思います。チームとして、12月の4連戦はターニングポイントだと思っています。一戦目は負けてしまいましたが、前を向いて戦い続け、自力で残留を目指します。必ずここから這い上がりたいと思います。

Ｆリーグ2022-2023 ディビジョン1

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