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約2年ぶりの声援に後押しを受けた湘南が13-2で圧巻の勝利!【Fリーグ2022-2023 ディビジョン1 第17節】
2022年12月20日
12月16日(金)から18日(日)の3日間にわたり、Fリーグ ディビジョン1の6試合が行われました。
17日(土)に小田原アリーナで開催された湘南ベルマーレ対エスポラーダ北海道の一戦は、声出し応援の運営検証対象試合として、観客席の一部に声出し応援エリアが設置されました。2020年1月のリーグ戦以来、1年11カ月ぶりにサポーターの声援が戻ってきた試合では、その後押しを受けたホームの湘南が躍動を見せます。5分、GKフィウーザ選手のロングフィードにペナルティーエリア内の本田真琉虎洲選手が合わせて先制に成功。その後も追加点を狙う湘南は、13分にロドリゴ選手がゴールを挙げると15分、16分とさらに得点を重ねます。4点ビハインドの北海道はファウルトラブルも重なり第2PKを与えてしまうなど主導権を握ることができず、第1ピリオドを6-0で折り返しました。第2ピリオドでも湘南の勢いは止まらず、25分には牧野謙心選手のアシストから山﨑歩夢選手が追加点。7点を追う苦しい状況の北海道は、15分近くを残し木村優太選手をGKに置きパワープレーを開始します。しかし、一瞬の隙も見逃さない湘南は、27分にロドリゴ選手が40メートル級のロングシュートを決めハットトリックを達成すると、28分にもロドリゴ選手が追加点。一矢報いたい北海道は、本郷輝選手が個の力でゴールを切り開き一点を返します。しかし、湘南はわずか20秒足らずで1点を取り返す勝負強さを見せました。最後まで攻撃の手を緩めずゴールを狙い続け、北海道の2倍以上のシュートを放った湘南が13-2で圧巻の勝利を収めました。
勝点6で11位のボアルース長野は、勝点4で最下位のバサジィ大分をホームに迎えました。この試合の結果によっては順位が入れ替わる大事な一戦は、開始直後に試合が動きました。橋本澪良選手が自陣でボールを奪いカウンターを仕掛けると、並走する本石猛裕選手にラストパス。これを本石選手がしっかりと決め、大分が先制に成功します。意地を見せるホームの長野は、11分に米村尚也選手のゴールで1-1に追いつきますが、15分には小門勇太選手が勝ち越しゴールを挙げ第1ピリオドは1-2と大分リードで折り返しました。第2ピリオドでも取っては取られるシーソーゲームがつづき、1点ビハインドの長野はパワープレーで得点を狙います。しかし、試合終盤にはパカット選手が無人のゴールにパワープレー返しを決め、大分がリードを広げました。最後までゴールを狙った長野でしたが、追撃及ばず3-5で試合終了。わずか14本のシュートで5得点を挙げた大分が11位に浮上し、長野は最下位に順位を落としています。
首位の名古屋オーシャンズはシュライカー大阪を4-0で完封。2位のバルドラール浦安、3位のペスカドーラ町田もそろって勝利し、勝点を伸ばしています。リーグ戦上位3チームで優勝を争うプレーオフ出場権を巡る戦いは一層激しさを増しています。
監督・選手コメント
伊久間洋輔 監督(湘南ベルマーレ)
声出し応援の実施は非常にうれしかったですし、いつものように多くのお客さんに来場していただき、とても強い後押しになりました。北海道の調子が上がっているなかで、ここを勝つか負けるかがすごく重要な試合でした。プレーオフ出場に向けて負けたら終わりという状況を選手も理解していたので、第1ピリオドからいい形で得点を重ねられたことが全てだったと思います。スタートでいくつかチャンスを決められない状況でしたが、相手のディフェンスがあまり前から来ないと分かっていたので落ち着いてボールを回しながらシュートを打っていこうと選手たちも我慢をしたことで点が入ったと思います。第2ピリオドでは長い間パワープレーを受けました。もっと拮抗した試合になることを想定していたので結果としてうれしい誤算となりましたが、「しっかり準備をしていかないといけない」と勝って反省できていることが非常に素晴らしいと思います。ロドリゴが多くの点を取れたことはチームにとって勢いが出ますし、(上位の)バルドラール浦安、名古屋オーシャンズとの試合に向けて弾みがついたと思います。
金井一哉 監督(エスポラーダ北海道)
非常に悔しい敗戦です。試合の入りが悪く、自分たちでゲームを壊してしまった印象です。次節に向けてやるべきことを再度確認し、準備したいと思います。ただ、声援が戻ってきたことは率直にうれしいです。声出し応援は間違いなくチームを後押ししてくれ、会場を熱くしてくれます。Fリーグを盛り上げるためにも、安全に声を出せる環境を作り出すことが必要だと感じています。
フィウーザ 選手(湘南ベルマーレ)
今日の試合は素晴らしかったと思います。サポーターがたくさん来てくれました。特に第1ピリオドは素晴らしく、みんなが気持ちを強く持って戦えて、チャンスも多くありました。第2ピリオドでは北海道のパワープレーで2点を失ってしまいました。15分という長い時間、パワープレーを受けて難しかったです。今日の試合はこれで終わりです。まだプレーオフ出場のチャンスはあります。しっかりと切り替えて、次節のバルドラール浦安戦で頑張ります。
木村優太 選手(エスポラーダ北海道)
自分たちの悪いところが多く出てしまった試合でした。立ち上がりから思うようなプレーがなかなかできず、常に相手に主導権を握られてしまいました。一人ひとり、もっと戦わなくてはならない、改めてそう実感させられました。不甲斐ない試合になってしまいましたが、声出し応援が一部戻ってきたことで素晴らしい雰囲気で試合ができ、とても幸せだと感じました。次はホームの北海道でこの雰囲気を味わえたらな、と思います。
Fリーグ2022-2023 ディビジョン1
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