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広島が初、神戸が3度目の決勝進出を決める! 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会

2022年12月26日

広島が初、神戸が3度目の決勝進出を決める! 高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会

高円宮杯 JFA 第34回全日本U-15サッカー選手権大会は、12月25日(日)に味の素フィールド西が丘で準決勝の2試合が行われ、決勝進出チームが決まりました。

準決勝1

柏レイソルU-15 0-1(前半0-0、後半0-1)サンフレッチェ広島F.Cジュニアユース

後方から意図を持ってボールを前線まで届けようとする柏レイソルU-15(関東4/千葉)に対し、前線から激しいプレッシングでそれを妨害しようとするサンフレッチェ広島F.Cジュニアユース(中国1/広島)という構図になりました。そして「それがサンフレッチェのスタイル」と遠藤真仁監督が胸を張ったように、この試合でより意図するところを見せたのは広島でした。柏のシュートが前半1本、後半2本に終わったことから分かるように、広島のプレスが功を奏す時間帯が目立ちます。

そして51分に先制点が生まれます。右サイドを破ったMF原湊士選手のクロスボールがファーサイドに入り込んでいたMF小林志紋選手まで流れると、「落ち着いてやれた」という言葉どおりに相手DFをかわしてのシュートを見事に突き刺します。その後は柏も安倍千暉選手が惜しいシュートを見せるなど猛反撃を試みますが、得点は奪えず。結局、小林選手のゴールが決勝点となり、初めて広島が決勝戦へと駒を進め、クラブの歴史を塗り替えました。

準決勝2

ヴィッセル神戸U-15 3-0(前半2-0、後半1-0)セレッソ大阪U-15

互いの手の内を知り尽くしている関西のライバルチーム同士の対戦は、序盤から一進一退の攻防となります。「ヴィッセルさんはボールをつなぐスタイルなので、良い形で奪えればと思っていた」と金晃正監督が振り返ったように、セレッソ大阪U-15(関西3/大阪)は無理に奪いにいくのではなく、中盤に構えて網を張る形で待ち受けます。対するヴィッセル神戸U-15(関西1/兵庫)の山道高平監督は「もっと前から(奪いに)来るかなと思っていたら、構えられてしまって選手は戸惑っていた」と、警戒された中でなかなか思うように攻撃を組み立てられませんでした。

そんな試合が動いたのはカウンターからでした。29分、神戸のDF島佑成選手のロングフィードが起点となった反撃からFW瀬口大翔選のラストパスをFW大西湊太選手がスルーし、最後は1年生MFの里見汰福選手が決めて先制点を奪います。さらに39分にも里見選手のアシストからFW渡辺隼斗選手が決めて2点差とすると、後半開始早々の42分にもDF森岡怜央選手が目の覚めるような左足でのロングシュートを突き刺し、3-0とします。その後のC大阪の反撃もかわし切った神戸が3度目の決勝進出を果たしました。

選手コメント

GK #1 ノグチピント天飛 選手(柏レイソルU-15)
(失点した)あの1本だけファーサイドを自分がしっかり見られていなくて、フリーの状態になってしまっていました。あのシュートに対して飛ぶときに「届かない」と思ってしまったことも悔いが残っています。関東予選の1、2回戦は出られてなかったので、ここまで連れてきてくれた仲間に感謝したいです。

MF #8 小林志紋 選手(サンフレッチェ広島F.C.ジュニアユース)
点を取らないといけない状況だったので決められて良かったです。自分が取るために走ってゴール前に入るイメージはできていて思い切って打てました。練習でも落ち着いてゴールを狙うことを意識していたので決められたと思います。みんなで声を出してアグレッシブに前から行くことができていたのが良かったと思います。

MF #49 里見汰福 選手(ヴィッセル神戸U-15)
ゴールの場面は「クロスに対して必ず入っていけ」と練習から言われているので、それを出せました。うまく「スルー!」と声を掛けることもできました。アシストは渡辺選手が(神戸の)エースで絶対に決めてくれる選手なので通せて良かったです。相手DFの足に掛からないように浮かせて出しました。

MF #8 平山大河 選手(セレッソ大阪U-15)
完全に内容でも負けていた試合で何もできなかったという印象です。試合前に(相手ボールに)行き過ぎないようにしようと話していましたが、そこで持たれ過ぎてしまったと思います。こちらのパスも横、横になってしまって、前のスペースを見つけられませんでした。

大会期間:2022年12月10日(土)~12月27日(火)

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