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メニーナが2大会ぶり10回目の優勝! JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

2023年01月10日

メニーナが2大会ぶり10回目の優勝! JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会

JFA 第26回全日本U-18 女子サッカー選手権大会は1月9日(月・祝)、J-GREEN堺・S1ピッチで決勝を行いました。

決勝

ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ 0-0(前半0-0、後半0-0、延長前半0-0、延長後半0-0、PK3-4) 日テレ・東京ヴェルディメニーナ

前回・前々回大会では、準決勝で涙を飲んだノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ(関東4/神奈川)は、今大会がクラブとして初めて臨む決勝の舞台。対峙するのは、大会最多優勝回数を誇る日テレ・東京ヴェルディメニーナ(関東1/東京)で、2大会ぶりの女王奪還を目指します。天候にも恵まれたピッチで、両チームはクラブチームにおけるU-18年代女子の頂点を争うに相応しい質の高い熱戦を繰り広げました。

個々の技術とスピードがあるメニーナに対し、N相模原は夏から磨いてきたという走力が光り、前線からの強いプレッシャーと数的優位の創出で相手を自由にさせません。前半にはメニーナの樋渡百花選手がインターセプトからそのまま持ち上がりシュート、後半にはN相模原に、右サイドを突破した小高夢選手のクロスボールに有賀月選手がダイレクトで右足を合わせてシュートするシーンがありましたが、両チームともにスコアを動かせないまま前後半の90分が終了。10分ハーフの延長戦にもつれ込みました。

延長戦でも、互いに一歩も譲らない攻防が続きます。N相模原は、CKのこぼれ球から稲場美唯選手がミドルシュートを打ちますが、相手に阻まれゴールを奪えず。メニーナの土方麻椰選手が蹴ったシュートはクロスバーをたたきます。延長戦もスコアレスのまま終え、勝負はPK戦で決することとなりました。

PK戦では、メニーナのGKウルフジェシカ結吏選手が2本をストップする活躍もあり、メニーナが4-3で勝利。2年ぶり10回目の頂点に返り咲きました。同時に今大会のフェアプレー賞も受賞しました。

監督・選手コメント

緑川浩平 監督(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
クラブとして初めての決勝戦でしたので、選手たちにはこの試合を楽しもうと伝え、送り出しました。90分のゲーム内で決着を付けたかったので、得点を取り切れず延長戦に入ったことは残念ですが、前からプレッシャーを掛けて相手にボールをうまくつながせないよう選手たちは最後まで走り抜き、本当に良く戦ってくれました。また、前任の田邊友恵氏が良いチームをつくり上げ、引き継いでくれたことにも感謝しています。

根府桃子 選手(ノジマステラ神奈川相模原ドゥーエ)
今年のチームは、普段から試合同然の強度で練習でき、チーム全員の意識も高く持てていました。勝ち切れなかったことは悔しいですが、走りの成果も出て、延長戦まで戦い抜くことができました。個人としては、FWとして過去2大会では結果を残せませんでしたが、今大会では得点を重ねられました。成長した部分もありましたが、最後の最後で決め切れなかったので、これからまだ成長すべき部分だと感じています。

坂口佳祐 監督(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
大会前に負傷者も出ていましたし、決勝戦に来ることも難しいかと思っていましたが、1つずつ勝ち抜き、準決勝では良いゲームも見せてくれました。決勝戦では、私たちが志している「常に主体的にボールを握ってサッカーをすること」ができませんでした。ベレーザや日本代表に入って活躍する選手になってもらうためにも、結果を手放しで喜ばずに内容を省みて、より質の高い選手へと成長してほしいと感じています。

土方麻椰 選手(日テレ・東京ヴェルディメニーナ)
今年はチーム全員が揃って試合ができる機会が少なかったので、最後は優勝して終えようと臨んだ大会でした。2大会前は「先輩たちのために」と優勝を勝ち取りましたが、今大会では後輩たちが私たち高校3年生のために戦ってくれ、優勝できました。良い後輩を持ち、とてもうれしいです。けれど、個人としては、大事なところで決め切る力が課題として残ったと感じています。意識を高く持ち、さらに練習を続けていきます。

大会期間:2023年1月3日(火)~2023年1月9日(月・祝)
大会会場:大阪府/J-GREEN堺

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