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東京NBとI神戸が決勝進出を決める! 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

2023年01月23日

東京NBとI神戸が決勝進出を決める! 皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会

皇后杯 JFA 第44回全日本女子サッカー選手権大会は、1月22日(日)に準決勝の2試合を実施しました。サンガスタジアム by KYOCERAに集結したWEリーグの4チームは、それぞれの持ち味を発揮しながら決勝への切符を争いました。

準決勝1

日テレ・東京ヴェルディベレーザ 3-1(前半2-0、後半1-1) アルビレックス新潟レディース

攻撃陣が好調の日テレ・東京ヴェルディベレーザ(WE/東京)と今大会無失点のアルビレックス新潟レディース(WE/新潟)の対戦は、開始早々にスコアが動きます。東京NBの藤野あおば選手がドリブルで相手守備陣を抜き去り、ゴール左下にシュートを決めて東京NBが先制。新潟Lの堅守を破った東京NBは、その後も植木理子選手がシュートを放ち、宮川麻都選手がクロスボールを送りますが、これらは新潟LのGK平尾知佳選手がセーブします。しかし12分に、東京NBの宇津木瑠美選手のフィードを受けた植木選手が皇后杯3試合連続ゴールを決め、2-0と東京NBがリードを広げました。

新潟Lは後半から加藤栞選手をピッチに送ると相手陣内でボールをつなぐ時間が増え、51分に山谷瑠香選手が出したボールから東京NBのオウンゴールを呼び込み、1点差に迫ります。

65分には新潟Lの滝川結女選手がゴール前にボールを送ると、これがクロスバーに直撃して会場からはため息が漏れました。新潟Lは2試合連続得点中の道上彩花選手を軸に攻めますが、次にゴールを決めたのは東京NB。66分、北村菜々美選手のクロスボールに植木選手が頭で合わせて3-1とスコアを伸ばし、新潟Lの反撃を許さなかった東京NBが2大会ぶりの決勝に進みました。

準決勝2

INAC神戸レオネッサ 2-1(前半1-1、後半1-0) ちふれASエルフェン埼玉

WEリーグで首位を走るINAC神戸レオネッサ(WE/兵庫)と、3大会ぶりの準決勝を戦うちふれASエルフェン埼玉(WE/埼玉)の一戦は、序盤からI神戸が力強い攻撃を発揮し、守屋都弥選手、愛川陽菜選手らがシュートを放ちます。25分には成宮唯選手のシュートがクロスバーに直撃、こぼれ球はEL埼玉の岸みのり選手がクリアしました。

得点が動いたのは32分、I神戸の土光真代選手が蹴ったロングフィードを愛川選手が頭で落とし、髙瀬愛実選手がループシュート。鮮やかにゴールネットを揺らしました。

対するEL埼玉はI神戸の一瞬の隙を突き、その7分後に同点弾。I神戸のGK山下杏也加選手のクリアボールを、EL埼玉の吉田莉胡選手が押し込み1-1としました。

共に選手交代なく始まった後半もI神戸がボールを保持し、62分には伊藤美紀選手のシュートがEL埼玉の選手に当たってこぼれると、成宮選手がダイレクトシュート。これがゴール左に吸い込まれ、地元・京都出身の成宮選手の勝ち越し弾に会場が沸きました。

EL埼玉は元I神戸の河野朱里選手を投入し、吉田選手を最前線に上げるなど同点を狙いましたが、そのまま2-1でI神戸が競り勝ち、4大会ぶりの決勝に進みました。

東京NBとI神戸という女子サッカー界をリードする実力派チーム同士の決勝戦は、1月28日(土)15:00にヨドコウ桜スタジアムでキックオフです。

監督・選手コメント

MF #14 北村菜々美 選手(日テレ・東京ヴェルディベレーザ)
前半から自分たちのペースで進めることができて、ハーフタイムには「もう1点取ろう」と話していた中で失点してしまいましたが、その後も前向きにプレーして、チームとして3点目を決めることができました。(3点目のアシストシーンは)前を向くときにゴール前に人がいるのは見えていたので、そこに(植木)理子が入ってきてくれて良かったです。個人としても初の皇后杯決勝進出を決められたのはすごくうれしいですが、気負いし過ぎないように頑張ります。

村松大介 監督(アルビレックス新潟レディース)
試合の入りはすごく良かったのですが、切り替えの遅さとリスク管理の問題で立て続けに2失点して、ゲームを難しくしてしまいました。ただ、後半に1点を取り返してから我慢する時間があり、そこで3失点目を喫したことが悔しいところです。今日は完敗でしたが、この準決勝まで選手たちが努力して進んで来られたことは自信にしたいですし、この負けをしっかり捉えてWEリーグ後期に向けて準備していきたいです。

FW #11 髙瀬愛実 選手(INAC神戸レオネッサ)
相手のDFがハイラインだったので裏を狙うことを繰り返して、バイタルエリアもいい距離感で崩せましたが、フィニッシュの回数を増やせたらもっと良かったと思います。スコアが動かない緊迫感がありましたが、その中でいいところに(愛川)陽菜がボールを落としてくれて、いい時間帯に先制点を決められて良かったです。東京NBはボールを握ることに長けているので、決勝は我慢の時間も覚悟して縦の速さや強さを発揮したいです。

MF #24 吉田莉胡 選手(ちふれASエルフェン埼玉)
勝てないゲームではなかったと思いますが、まだ自分たちの力では勝てない相手だったのかなとも感じています。今回を機に一人一人がもっと自分を見つめ直して、リーグ後期は勝てるような力をつけたいと思います。(ゴールシーンは)相手のセンターバックとウィングバックの間が空くと感じたので、そこを西川(明花)選手も見てくれてうまくボールを出してくれました。決勝に進んでEL埼玉の歴史を変えることができず悔しいですが、これを忘れずリーグ後期に向けてトレーニングしていきます。

【ハイライト】日テレ・東京ヴェルディベレーザ vs アルビレックス新潟レディース
【ハイライト】INAC神戸レオネッサ vs ちふれASエルフェン埼玉

開催期間:2022年11月26日(土)~2023年1月28日(土)
【1回戦】11月26日(土)、27日(日)
【2回戦】12月3日(土)、4日(日)
【3回戦】12月10日(土)、11日(日)
【4回戦】12月17日(土)、18日(日)
【準々決勝】2023年1月15日(日)
【準決勝】2023年1月22日(日)

【決勝】2023年1月28日(土)

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