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ローソン「夢の教室」募金による授業 今年度の実施が終了
2023年02月03日
JFAこころのプロジェクトは、ローソン「夢の教室」募金によるオンライン授業を、2022年12月と2023年1月にも実施しました。
1月19日(木)・20(金)には、宮崎県宮崎市立東大宮小学校の5年生3クラスを対象に、元シュートボクシング選手の高橋藍さん、元サッカー選手の法師人美佳さんが夢先生として登壇し、「夢の教室」オンラインを届けました。
授業はまず子どもたちと夢先生の距離を縮める「出会いの時間」からスタート。冒頭にはローソンの皆様より子どもたちへ、レジ横の募金が「夢の教室」など様々な社会貢献活動に活用されていることの説明をしていただき、これから夢先生のトークを聞き、自身の夢について考えていく子どもたちへ向け、エールが送られました。その後は子どもたちと夢先生が様々なゲームに挑戦。夢先生にまつわるクイズや、夢先生とのじゃんけん大会で夢先生、教室の子どもたち、ローソンの皆さんも一緒に大いに盛り上がり、「トークの時間」へと続いていきました。
「トークの時間」では、高橋さん、法師人さんがそれぞれ、子どもたちと同じ年の頃、どんな子どもだったのか。また、その中でどんな夢を持っていったのか。それぞれの夢先生が、悩み、苦しみ、うまくいかないと感じた時にどう乗り越えていったのか、というエピソードを交えながら、自身の経験を語りました。
その中で、高橋さんは「夢=仕事ではなく、どんな自分でありたいか?ということを考え、その気持ちを大切にして欲しい」、法師人さんは「誰かと自分を比べて自分の可能性に蓋をせず、自分が今できることに全力で取り組み、挑戦すること。挑戦を続けることで、自分の宝物を増やしていって欲しい」とメッセージを届けました。
授業の最後には、各クラスの児童たちから、「お金持ちになって色々なところを巡ってみたい」「サッカー選手」「ピアニスト」「建築家」「仲間を大切にできる人になりたい」など、思い思いの夢が発表されました。
ローソン「夢の教室」募金による授業は、2022年度に予定していた全日程を終了。今年度は全国40の小中学校、計69クラスで開催し、2,588人の子どもたちに授業を届けました。
◆2022年12月、2023年1月の実施校(カッコ内は登壇した夢先生の氏名/競技 ※敬称略)
三重県 鈴鹿市立桜島小学校(古木克明/野球、鏑木毅/トレイルランニング)
宮崎県 宮崎市立東大宮小学校(高橋藍/シュートボクシング、法師人美佳/サッカー)
夢先生コメント
高橋藍 さん(元シュートボクシング選手)
今回の宮崎市立東大宮小学校の5年1・2組の子どもたちは、メリハリをもって積極的に参加してくれて、登壇している私が嬉しく、楽しくなるほどでした。とにかく元気がいっぱい。そしてシートを書くときは静まり返り、集中する姿は感動をおぼえるほど。我々アスリートの世界もいかにメリハリをもって練習や日常生活を送れるかが結果に大きく影響します。そんな観点からも、目標をもって自ら進んでいける児童さんが多いのではと感じました。
私が伝えていることは「夢の大切さ」以前に「どう生きるのか」です。あまりにも壮大なテーマでもあるので、どうしたら子どもたちの心に届けられるのか、毎度苦心します。
「何になるのか?」「どんな夢を持つのか?」も、とても大切です。しかし昨今、目立つことや有名になることに重きを置く傾向が目立ち、子どもにも大きな影響を与えています。だからこそ「どんな人でありたいか?」を大切に生きていってほしい。たとえばチャンピオンになることはとても素晴らしいのですが、素行が悪ければその人の人生はいかがなものでしょうか。
私は小さい頃から、困っている人を助けられる「強くてかっこいい人」になりたいと思ってきました。それが私がシュートボクシング選手になった原動力だったからこそ、「強くてかっこいい選手」のイメージを持って、最後まであきらめずに立ち向かうことができました。今回の「夢の教室」をきっかけに、すでに子どもたちの中にある「生き方の軸」を、今後も大切にしていって欲しいと願っています。
法師人美佳 さん(元サッカー選手)
今回はローソン様サポートの元、宮崎市立東大宮小学校5年3組の皆さんと出逢い、共に"夢"について考えました。
子ども達にとって集中することが難しいオンラインという環境下にも関わらず、みんなとても積極的にチャレンジしてくれました。その日々の一つひとつの"全力チャレンジ"が宝物の発見に繋がること、自分の個性も夢の種も、何一つ誰とも比べる必要のないことを忘れず、これからも自分のペースを大切に、チャレンジし続けてくれたら嬉しいです。
最後になりますが、子ども達のために温かいサポートとご協力をして下さいました学校関係者の皆様、ローソンの皆様、誠にありがとうございました。
学校コメント
宮崎市立東大宮小学校 5年生担任
子どもたちは、今回夢先生のお話を聞くことで、どのような考え方や行動が、夢を実現することにつながったのかということに気付くことができたと思います。
成功体験だけでなく、失敗したことも正直にお話しいただき、それをどのように乗り越えたのかということを具体的に示していただいたことで、「失敗したら終わり」ではなく、「一生懸命に頑張れば失敗を乗り越え、最終的に夢を実現することができる」ということを強く感じたのではないかと思いました。
まだまだ可能性をたくさん秘めた子どもたちが、夢先生の語られた「自分がどのような人でありたいか」ということを常に心に留めて、夢をもって生きていこうと考える良い機会になったと思います。
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