2022年10月に開催されたAFCフットサルアジアカップクウェート2022で8年ぶりにアジアチャンピオンになったフットサル日本代表は、優勝後最初の活動をタイで開始しました。今回の活動ではタイで開催される6カ国親善大会に出場。日本代表は開催国のタイ代表、モザンビーク代表とグループステージを戦い、イラン代表・エジプト代表・サウジアラビア代表が同居するもうひとつのグループから勝ち上がった2チームと対戦する準決勝進出を目指します。

2月27日(月)にＦリーグのプレーオフを戦った選手が高円宮記念JFA夢フィールドに集合し、国内組の10名のみでトレーニングを行ってから、夕方の飛行機で開催地のタイへ移動しました。翌朝、スペインから参加する4選手も合流し、チームの全員が揃い最初のトレーニングを実施。2年前のFIFAフットサルワールドカップリトアニア2021以来の招集となった逸見勝利ラファエル選手を含む14名でコンディションを整え、選手同士で積極的にコミュニケーションを取りながらセットプレーの確認など、2時間のトレーニングでしっかりと汗を流しました。同日の夕方には1時間の公式練習を実施し、ウォーミングアップ後に紅白戦を行い、試合に向けた実践的なトレーニングに取り組みました。

3月1日(水)から大会は開始しましたが、日本代表の初戦は翌日のため、この日も午前中にトレーニングを行いました。冒頭のレクリエーションでは選手たちから笑顔が見られるなど、良い雰囲気の中で身体を温め、その後はセットごとにピッチでの動き方の確認やハーフコートでのゲーム形式に取り組みました。トレーニングの最後の円陣で木暮賢一郎監督が「アジアチャンピオンとしてのプライドを持って1試合1試合に臨み、優勝して帰国しよう」と声をかけると、この活動のキャプテンに任命されたオリベイラ・アルトゥール選手は「短い期間でもここまで良い準備ができている、自信を持って試合に臨もう」とチームに伝え、大会前のわずか3回のトレーニングを終えました。

フットサル日本代表は3月2日(木)にモザンビーク代表とのグループステージ第1戦に臨みます。

選手コメント

GK #1 田淵広史 選手（名古屋オーシャンズ）
U-20フットサル日本代表以来、初めてトップカテゴリーの代表の海外遠征に参加することができ、とても嬉しく思います。
毎日所属クラブで努力しながら少しずつ自分のタイミングが来ることを信じていました。もちろんまだ何も成し遂げていないですし、この大会を通して成長していきたいです。今の経験が必ず将来に繋がると思います。仲間を信じ、自分を信じて、日本代表の一員として全力で頑張りたいと思います。日本からたくさんの応援よろしくお願いします。

FP #8 堤優太 選手（Y.S.C.C.横浜）
フットサル日本代表の海外遠征メンバーに選出していただき素直に嬉しく思いますし、個人として結果を残したいと思います。タイに来て3日目を終えました。タイの気温は暖かく素晴らしい環境で合宿できていることに感謝しています。本日からNSDF Futsal Championship2023大会が始まり、明日モザンビーク戦があります。この大会で優勝するために大事な初戦だと思います。チーム全員で戦い、勝利を掴めるように頑張りたいと思います。応援よろしくお願いします。

FP #14 中村充 選手（立川アスレティックFC）
初めてトップカテゴリーの代表に招集されましたが、いつでも準備はできていました。戦術やコンセプトを深くは理解できていない中でしたが、何かしら掴み残す気持ちでこの遠征に来ました。チームとしての練習時間は少ない中でも、少しずつですがコンセプトに慣れてきたので、自分の持っているものをより出せるようにしたいと思っています。この大会には優勝するために来ているので、まずは明日の初戦から全身全霊で挑みたいと思います。

6カ国国際親善大会

大会期間：2023/3/1(水)～2023/3/7(火)
会場：タイ／イースタン・ナショナル・スポーツ・トレーニングセンター

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