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JFA ガールズ・エイト U-12(東海)トレセンプログラムを開催
2023年03月07日
3月4日(土)、5日(日)の2日間、三重県の四日市市中央フットボール場において、「JFA ガールズ・エイト U-12(東海)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していましたが、なでしこジャパン(日本女子代表)を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業に移行して実施しています。
今回は、東海各県からU-12の女子選手108名、指導者17名、帯同審判員6名が参加。初日は各県2試合の交流戦とトレーニングを実施し、宿泊先で夕食後に、選手向けのレクチャーを行いました。2日目にも各県3試合の交流戦を行い、選手は充実した2日間を終えました。今回の交流戦では、試合時間内で試合が決した場合も、1日目は3名ずつ、2日目は4名ずつのPK戦を行い、全選手が必ず一度はキッカーを経験する機会を作りました。
JFAコーチコメント
山口小百合 JFAコーチ
春に向かい、寒さが少し緩んだ天候の中で実施したJFA ガールズ・エイト U-12(東海)トレセンプログラム。前回までの大会形式ではなく、静岡県2、愛知県2、三重県1、岐阜県1の6チームによる対抗戦とトレーニングを組み込んだトレセンプログラムにリニューアルして実施しました。
まずは初日に2試合を行い、チームごとに出てきた課題改善のトレーニングをNTCU-12(ナショナルトレーニングセンターU-12)のメニューからピックアップして実施しました。合わせて、ピッチ外では世界基準のプレー映像を見てもらい、良いイメージを持って2日目の3試合に臨めるようレクチャーを行いました。チームスタッフによるポジティブなコーチングの後押しを受け、選手たちは2日間を通じて、各チームとも、今までトレセン活動で取り組んできたことを攻守ともに発揮して戦い、久しぶりの開催となったガールズ・エイトを楽しむ姿が見られました。また、JFAコーチがウェルフェアオフィサーを担当したことで、試合後の振り返りや、運営スタッフ、視察に来ていただいた技術スタッフと選手を成長させるアイデアについてディスカッションができ、その内容をすぐにチャレンジできました。例えば、ファウルスローの原因をレクチャーしてもらい再チャレンジしたり、PK戦のボールセットを手渡しすることで自分のタイミングで蹴るように促したりするなど、審判にご協力いただいて、選手として知っておいてほしいことに働きかけられました。さらにプログラムの特徴でもあるPK戦の導入も、選手にとって大きな経験になったと思います。このように大会形式ではできない部分へのアプローチができたことも、トレセンプログラムとしてのガールズ・エイト開催のメリットだと感じました。
今後も、このガールズ・エイトを目標に、各県でのトレセン活動が活発になり、選手への刺激や指導者のレベルアップにつながる機会となるように取り組んでいきたいと思います。そして、選手たちにこのような経験の場を作り出すために、事前の準備から当日の運営まで多くのご協力をいただきました関係者の皆さまに、心より感謝いたします。今後もさらに良いガールズ・エイトになるよう取り組んでまいります。
参加選手コメント
大坪優月・藤本柚杏・竹下いづみ・洞口乃彩・林美咲 選手(岐阜県)
分かりやすいレクチャーをしていただいてありがとうございました。サッカーをするには、試合をする相手、会場まで送り迎えしてくださる方など、たくさんの人が関わっていると分かりました。ゴールを目指すには、ドリブルばかりではなく、パスも使うことでもディフェンスを崩せるので、中学生になったらどんどん使って、1点でも多く点を取りたいと思いました。
ガールズ・エイトを経験して、サッカーの大切さが分かりました。ガールズ・エイトのレベルは高いことがわかったので、もっと上にいけるよう、もっと頑張ります。自分の課題点を、しっかりと理解して練習をし、これからの試合に臨もうと思いました.
レクチャーでの話を聞いて、栄養バランスに気をつけて、食事をしていきたいと思いました。また、なでしこらしさをもっと高め、サッカーに関わっている方々にもっと感謝していきたいです。今回のガールズ・エイトに参加して、自分たちの足りないことがわかったので、学んだことをもっと活かして今後も頑張っていきたいです。
山路真白 選手(愛知県)
私はこの2日間とてもレベルの高い中で、お互いをリスペクトしながら戦いました。みんなうまい子ばかりだったので、自分の武器が通用するかなど、とても楽しみながらプレーしました。また、他県の子たちともコミュニケーションをとって絆を深められました。本当に充実した最高の2日間でした。
花澤麻里衣 選手(静岡県)
ガールズ・エイトに参加して、「判断をはやくする」というところを意識してプレーしました。常に周りを良く見て、すぐ次のプレーにつなげられるようにしました。自分としては、意識してできているときとできていないときの差が大きくありました。相手が見えていなくて、ボールを取られてしまったことがあったし、スペースばかり見てしまい、味方の位置も確認せずにボールを出して、コート外に出してしまうなどのミスが多かったです。だけど、できているときは、しっかり正確にパスを出せたり、少し回転をかけて味方がとりやすいボールを出せたりと、自分のプレーに余裕がありました。これからは、もっとよく周りを見て判断をし、クリエイティブでたくましい選手を目指していきたいです。
伊藤柚 選手(三重県)
こんないい体験ができることはないのでよかったです。チーム全員が勝つという気持ちで試合ができたことがよかったと思いました。