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JFA女子サッカーデートークイベントを実施

2023年03月09日

JFA女子サッカーデートークイベントを実施

毎年3月8日の「国際女性デー」に合わせ、同日に「JFA女子サッカーデー オンライントークイベント」が開催されました。FIFA 女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド 2023に向けて日本における女子サッカーのさらなる盛り上がりを創出すべく「『笑顔』の輪を広げるために、日本の女子サッカーができること、やるべきこと」をテーマとしたトークセッションを行いました。

開幕から2シーズン目を迎えているWEリーグについて、安藤梢選手(三菱重工浦和レッズレディース)は「プロリーグになって、私自身もプロリーグでプレーしたいという気持ちにさせてもらったので感謝しています」と述べ、「以前は午前中に仕事をして夕方から練習というサイクルでしたが、今は午前中にトレーニング、午後は体のケアや個人練習に費やすことができ、成長スピードが高まっています」と選手たちの生活の変化も紹介しました。髙田春奈WEリーグチェアは「海外のリーグも変化している中、WEリーグで日本女子サッカーがプロ化したことによって、世界への追随に貢献できていると感じています」とプロ化の意義を語りました。

女子ワールドカップに挑むなでしこジャパン(日本女子代表)について、佐々木則夫JFA女子委員長は「選手たちは成長し、自信が芽生えています。7月から始まる女子ワールドカップに向けてさらにステップアップして皆さんのご期待に応えたいですし、もっともっと日本の女子サッカーを高めていきたいと思っています」と意気込みを語りました。

また、なでしこジャパンの応援キャンペーンのメインコピー「ひたむきに、笑顔のゴールへ。」と、選手たちの真剣な表情と笑顔が並ぶキービジュアルが紹介されました。安藤選手は「2011年のドイツ大会で優勝したとき、私たちは決勝のPK戦という緊張する場面でも笑顔で乗り切りました。その笑顔が受け継がれていると思います」とコメント。なでしこジャパンの活躍とWEリーグの盛り上がりの関連性について、髙田チェアは「WEリーグ内での代表争いもし烈になっています。誰がなでしこジャパンに入るのかという見方もできますし、代表の選手がWEリーグでプレーすることで身近に感じていただけると思いますので、力を合わせて一緒に盛り上げていきたいです」とコメント。中村憲剛氏は「SAMURAI BLUE(日本代表)の海外組の選手たちももともとはJリーグでプレーしていました。WEリーグの選手たちも存分にやれると思いますので、代表で自分の力を発揮し、それをクラブに戻って還元して、盛り上がりにつなげてほしいです」と期待を寄せました。

およそ1時間にわたって活発な議論が交わされ、オンラインイベント終了後の質疑応答でも欧州との差を縮めるために努力すべきことや4種年代の女子の登録に関する課題、WEリーグ選手のセカンドキャリアなどについて、登壇者の4名からさまざまな意見が発せられました。

登壇者コメント

安藤梢 選手(三菱重工浦和レッズレディース)
なでしこジャパンが女子ワールドカップでもう一度優勝してくれると信じていますし、選手たちは世界を意識してトレーニングに励み、試合をしています。熱い戦いを繰り広げているWEリーグをぜひ応援してください。

中村憲剛 氏(JFAロールモデルコーチ/川崎フロンターレ Frontale Relations Organizer)
Jリーグは紆余曲折があって今があります。WEリーグに対しても性急に多くを望みすぎず、一歩ずつ積み上げていくことがなでしこジャパンの力になると思います。なでしこジャパンの活躍を受けてWEリーグが盛り上がるよう期待しています。

髙田春奈 WEリーグチェア
WEリーグが創設されてから初めて迎える女子ワールドカップになりますので、WEリーグの選手たちが女子ワールドカップでも活躍してくれることを期待し、女子サッカー全体の認知度や人気の向上につなげていきたいと思っています。

佐々木則夫 JFA女子委員長
少女たちがボールを蹴るという経験をしてくれることが、間違いなくなでしこジャパンの未来につながります。JFAでも女子の普及は重要度の高いものとして捉えていますので、今後さらに充実させていきたいと考えながら進めていきます。

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