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JFA ガールズ・エイト U-12(関西)トレセンプログラムを開催

2023年03月14日

JFA ガールズ・エイト U-12(関西)トレセンプログラムを開催

3月11日(土)、12日(日)の2日間、大阪府のJ-GREEN堺において、「JFA ガールズ・エイト U-12(関西)トレセンプログラム」を開催しました。この事業は、昨年まで「JFA地域ガールズ・エイト(U-12)サッカー大会」として実施していましたが、なでしこジャパン(日本女子代表)を目指す女子選手の育成の機会とすべく、2022年度より育成(トレセン)事業に移行して実施しています。

今回は、関西各府県からU-12の女子選手106名、指導者18名、帯同審判員6名が参加。初日は各県ごとにJFAのスタッフによるトレーニングと2試合の交流戦、昼・夜2回のレクチャーを、2日目には、各県ごとのトレーニングと3試合の交流戦を行いました。今回の交流戦では、試合時間内で試合が決した場合も、1日目は3名ずつ、2日目は4名ずつのPK戦を行い、全選手が必ず一度はキッカーを経験する機会を作りました。

選手たちは、レクチャーで学んだ「プレーの原則」を自分たちなりに理解してチャレンジをし、2日間のプログラムの中でも成長した様子が見られました。

JFAコーチコメント

加藤賢二 JFAコーチ
天候にも恵まれ、最高のコンディションの中、2日間のプログラムを終えることができました。各FAの担当スタッフのご理解とご協力があり充実した2日間となりました。従来のガールズ・エイトは大会として試合を行うだけのイベントでしたが、今年から内容を変えて、年間を通したトレセン活動の集大成として2回のトレーニング、5試合、2つのレクチャーを盛り込んだ宿泊型研修会の形式を取りました。ここ数年はコロナ禍で宿泊を伴うサッカー活動が少なく、さまざまなサッカーの経験も制限のある中での活動だったので今回のガールズ・エイトは選手たちが生き生きととても楽しそうに取り組んでくれたことが特に印象深かったです。そんな中で強度の高いトレーニングや試合ができていました。同じ目的を持った仲間との活動は今後のサッカー人生にも大きな影響を与えてくれることと思います。4月からは中学生になります。まさに大人のサッカーへの入り口です。サッカーを楽しむこと、チャレンジすることを忘れず、これから先もずっとサッカーを続けていってほしいと願います。

指導者コメント

細田真砂智さん(大阪府)
大阪トレセンはフィールドプレーヤー16名ゴールキーパー5名で1年間トレセン活動を行い、最後の活動がJFA ガールズ・エイト U-12(関西)トレセンプログラムへの参加となりました。1年間の活動成果をガールズ・エイトで出すことを選手に伝えて臨みましたが、ゲーム、トレーニング、レクチャーなど、選手に刺激を与えていただけるプログラムで、2日間で選手が成長する姿を見ることができ、新しい発見をさせて頂きました。レクチャーでは、なでしこらしさやサッカーの4つの局面など、映像でわかりやすく説明があり、この年代からサッカー理解の落とし込みが必要であることを実感させて頂きました。トレーニングでは攻撃、守備などの目指す基準などが理解でき、指導者として刺激を頂きました。このような事業を開催して頂きました、日本サッカー協会やスタッフならびに各都道府県協会のみなさまに感謝申し上げます。
今後も選手にたくさんの刺激があることを期待しています。

参加選手コメント

林花慧 選手(和歌山県)
この2日間を通して、サッカーだけではなく、これからの生活にも関わってくる色々な事を学ぶことができました。いつもの自チームの活動と比較して力の差を感じました。
昼と夜の加藤コーチのレクチャーでは、中学生になるに向けて、色々なサッカーの事を学び、動画・解説が詳しくてとてもわかりやすく、これからのプレーにいかしていこうと思いました。
今、私がしている練習やプレーなどは必ず今後の力になってくるので、1日1日を大切に、当たり前の事に感謝して日々過ごしていこうと思います。

甘中めばえ 選手(兵庫県)
この2日間を通して、私は感謝を学びました。コーチや家族が支えてくれたからこの2日間で大切なことを学べたと思います。コーチや家族以外でもチームメイトや審判の方、他にも、怪我を診てもらったドクターにもとてもお世話になりました。そういった方々の気持ちを背負ってサッカーをしていきたいと思えた2日間でした。本当にありがとうございました。

帯同審判員コメント

西畑琉愛さん(京都府)
1級番判員の梶山さんのもと、18歳ながらガールズ・エイト U-12で主審をさせて頂きました。今回8人制の主審をして、動き方や体の向きも大事ですが、一人でジャッジをしないといけないファウルとオフサイドの判断が今回の課題でした。梶山さんに「ボールばかり見すぎて、選手が次にパスを出すところの予測ができてないよ」とアドバイスを頂き、視野を広く保ちつつ、大事なところは近くで見られるように動きました。それにより、選手同士の接触がある所をしっかり見ることができ、ファウルかどうかのジャッチがやりやすくなったと思います。オフサイドも、ボールと選手を広く見ることによって分かりやすくなりました。他にも学ぶことが多く、和歌山に私と同い年の女子が主審をしていたのですが、選手とボールの動きを見ながらどこにパスするか予測しながら動いていたし、ボールが近くに来ても落ち着いて避け、プレーの邪魔にならないようにしているのが印象的でした。この2日間で学ぶことが多くあり、このガールズ・エイトに参加させて頂き貴重な時間でした。本当にありがとうございます。

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