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4年ぶりの全国大会が開幕! JFA 第34回全日本O-30女子サッカー大会
2023年03月18日
JFA 第34回全日本O-30女子サッカー大会が3月17日(金)、静岡県の時之栖スポーツセンター裾野グラウンドで開幕しました。大会初日は1次ラウンド第2節までが行われました。
順位別のトーナメントへと進み、全チームが最終日までに5試合を戦いますが、狙うは各グループ1位が集うノックアウトステージへの進出です。
一番の混戦になっているのが、グループAです。第1節は2試合とも引き分けに終わり、全4チームが勝ち点1で並びました。第2節で勝利して首位に立ったENSOWA KUMAMOTO(九州/熊本)を含め、3チームに1位抜けの可能性が残っています。
そのほかの3つのグループでは連勝したチームがそれぞれ首位に立っていますが、なかでも目立つのが最多13得点を挙げている、グループCのおいでやす京都(関西/京都)です。第2節では、前後半に5点ずつと攻撃陣が爆発しました。
対照的に、得点数は多くないものの、安定感あるのがグループDのシュピーニ大阪(関西/大阪)です。2018年に優勝を果たしているLegame(東海/三重)に2-0で勝利していることからも、実力の高さがうかがえます。
グループB首位のFC楓昂Lifelong(関東/埼玉)は全16チーム中、唯一無失点を継続しています。結成6年目の初出場チームですが、躍進の可能性を秘めていると言えるでしょう。同じ初出場の山口選抜(中国/山口)は11人に満たない人数で苦戦を強いられましたが、奮闘しました。週末には仲間たちが到着し、反撃に移ります。
大会2日目は1次ラウンド最終節と、各順位別ノックアウトの準決勝までが行われます。
選手コメント
DF #20 高橋綾 選手(リトルスターズ)
今年でチーム結成30周年を迎えます。昔から一緒にやっている仲間や戻ってきた選手、さらに東北の他県から来てくれる人もいます。仲間がいて楽しいから、サッカーを続けられます。コロナ禍でこの大会が中止になっている間も、活動は続けてきました。全国大会は雰囲気が全然違うし、知らないチームと当たるので楽しいです。2試合目は足がちょっと重い感じがしましたが、まずは1勝を挙げることが目標だったので、勝ててうれしいです。
FP #18 井上陽香 選手(山口選抜)
大学時代に国体や全国大会を経験したメンバーはいますが、サッカーに憧れて社会人になってから始めた選手もいます。山口県は人口が少ないので、女子は人数を集めるのに苦労します。1試合目は9人で戦い、前半に4点取られましたが、後半は無失点に抑えられました。それがすごく力になったし、2試合目は10人でプレーできたのですが、交代できないのでスタミナが切れました。大会2日目には3人到着するので、まずは1勝目指して頑張りたいと思います。
GK #1 片倉麻紀 選手(FCマミーズ)
平均年齢が45歳くらいなので無理があるのは分かっているのですが、「これが最後」と言い続けて、ついに8年ぶりにこの大会に出ることができ、年齢を重ねても努力をすれば夢はかなうんだと思い、感動しました。30代の2人に引っ張ってもらいつつ、チームワークでここまで来ました。8年前に一緒に来た選手が亡くなってしまい、ピッチに立った瞬間に感極まって涙が出ました。この大会に出る幸せをかみ締めて頑張ります。
DF #3 古賀久美子 選手(SAGAN WAVE)
九州2位になって初出場できたのですが、1位とは差がありました。全国大会もレベルが高いだろうからどうなるだろうと思いながらやってきましたが、初戦は良い入り方ができて、初勝利を挙げられました。佐賀県は女子の選手人口がかなり少なく、この年齢まで続けている人もなかなかいないので、全県から集まって活動しています。ピークの頃のように体は動きませんが、楽しむことを一番のモットーにしつつ、勝ちがついてくるよう頑張ります。
大会期間:2023年3月17日(金)~2023年3月19日(日)
大会会場:静岡県/時之栖スポーツセンター裾野グラウンド