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2023年度 JFA第4回理事会を開催
2023年04月14日
日本サッカー協会(JFA)は4月13日、JFAハウスおよびオンラインで第4回理事会を開催しました。
理事会では、報酬委員会の新設と同委員会の委員が決まったほか、審判および審判指導者資格の一部を変更することなどが決まりました。
変更されるのは、女子1級審判員とS級審判インストラクターの資格廃止と、1級審判インストラクターおよび1級審判インストラクターの定年の廃止です。
現行の女子1級審判員の技能区分は「本協会管轄の第2種、第3種、第4種及び女子の試合の主審を行う技能を有する者」とされていますが、Jリーグや日本フットボールリーグ(JFL)など第1種の大会を担当する女性審判員が増えていることから、性別に限定した審判資格をなくしてサッカー1級審判員に統一することとしました。
S級審判インストラクターの廃止については、現行の「1級以下のサッカー審判インストラクター並びに1級以下のサッカー審判員の指導、評価及び認定審査」の役割を、2024年から、審判委員会が定める研修を受講し承認を受けた1級審判インストラクターが担うことになるため、廃止するものです。
また、2024年に向けて抜本的な審判指導者事業改革を予定しており、優秀な人材に継続して審判員の指導に関わってもらうために1級審判インストラクターとフットサル1級審判インストラクターの定年制も廃止することとしました。
そのほか、JFAハウスの売却に伴い、JFAの事務所が6月26日に同じ文京区内のトヨタ東京ビルに移転することも決議されました。
3月に開催された国際サッカー連盟のカウンシル(14日)および総会(16日)の報告もありました。
2026年のFIFAワールドカップのフォーマットは当初、3チームずつ16グループでグループステージを行う方式になっていましたが、4チーム12グループによる方式に変更することになりました。各グループ上位2チームと3位の上位8チームがラウンド32に進出。決勝戦は同年7月19日(日)に行われます。
また、FIFA総会で会長選が行われ、ジャンニ・インファンティーノ会長が再選されたこと、FIFA女子ワールドカップ オーストラリア&ニュージーランド2023の賞金と派遣クラブへの補償金の総額を2019年大会比3倍の1億5千万USドルとすることなども報告されました。
なお、理事会後に行った記者報告会での説明のあと、宮本恒靖専務理事が日本サッカーのアンセムでもある「日本サッカーの歌」について触れました。
この楽曲は、今年3月28日に逝去された坂本龍一氏が作曲したもので、2002年のワールドカップ招致活動を行っていた1994年、JFAで日本サッカーでもアンセムのようなものが必要だという声が挙がり、関係者を通じて坂本氏に提供していただいたものです。現在は天皇杯の入場や表彰式などで使用しており、サッカーファンやサポーターには馴染み深い楽曲となっています。
宮本専務理事は、「天皇杯決勝の表彰式などで流れる印象的な曲です。今聞いても素晴らしい」と話し、あらためて感謝と哀悼の意を表しました。
第4回JFA理事会の詳しい資料は、(こちら)をご覧ください。
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