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U-20日本代表候補 4月に入って2回目の国内ショートキャンプを実施

2023年04月19日

U-20日本代表候補 4月に入って2回目の国内ショートキャンプを実施

U-20日本代表候補はFIFA U-20ワールドカップ2023に向け、4月17日(月)から18日(火)にかけて、高円宮記念JFA夢フィールドにて2日間のショートキャンプを実施しました。

今回のキャンプでは、前回4月初旬に行われたショートキャンプと同様に、所属クラブで出場機会の少ない選手やAFC U20アジアカップ2023のメンバーには入れなかった選手などが、FIFA U-20ワールドカップ2023の最終登録メンバー21名に入るためのアピールをする場となりました。2日目の最終日には関東大学選抜チームとのトレーニングマッチ(45分×2本)を行いました。

前半の立ち上がりから長短のパスを織り交ぜながら、テンポ良くボールを回すU-20日本代表候補チームは17分、前線からのプレスで奪ったボールを繋ぎ、高橋輝選手(東洋大)がシュートするも惜しくもクロスバーに阻まれます。28分、敵陣にて一度はロストしたボールを、素早いプレッシャーで再び奪ってパスを繋ぎ、ペナルティエリア内で受けた千葉寛汰選手(徳島ヴォルティス)が狙いすましたシュートで先制点をあげます。そして37分には、西谷亮選手(東京ヴェルディ)からのロングボールをヴァンイヤーデンショーン選手(横浜FC)がヘディングで落とし、河野孝汰選手(レノファ山口FC)が華麗なタッチで反転してシュートに持ち込みゴールします。40分には前線からのプレスからボールを奪った山本桜大選手(柏レイソル)が千葉選手へとボールを繋ぎ、GKの位置を冷静に見ながら再びゴールへと流し込みました。後半にも幾度となくシュートチャンスを迎えますが、相手の粘り強い守備で得点には結びつきません。なかなか得点に結びつくことができないまま迎えた77分、連続した相手の攻撃から鋭いシュートが枠内に飛ぶもGK春名竜聖選手(水戸ホーリーホック)が見事なファインセーブでゴールを防ぎます。その後も相手に攻め込まれる時間が長く続きますが、諏訪間幸成選手(筑波大)を中心に体を張った守備を見せ、試合終了のホイッスルまでゴールを許さず3対0で勝利を収めました。
試合後にはPK戦も実施し、大会に向けた準備をしました。

FIFA U-20ワールドカップ2023は当初予定していたインドネシアでの開催を断念し、急遽アルゼンチンでの開催が発表されました。大会開催までまもなく1ヶ月を切りますが、いまだに明らかになっていないグループステージの対戦国。冨樫監督の「左右されない」というスローガンのもと、U-20日本代表は5月20日から開催予定のワールドカップに向けて、最後の準備をしていきます。

監督・選手コメント

冨樫剛一 U-20日本代表監督
4月21日の組み合わせ抽選会で日程や会場などが決まりますので、いいかたちでアルゼンチンに入れるよう考えていきます。(開幕に向けて)U20アジアカップに選出されていなくとも著しい成長を見せてくれている選手、海外で高いレベルの日常のなか虎視眈々とメンバー入りを狙っている選手もいます。ここから最終メンバー21名を決めるのは責任のある仕事だと思っています。

GK 春名竜聖 選手(水戸ホーリーホック)
僕は自チームで試合に出られていない分、このキャンプでアピールして爪痕を残さないとU-20ワールドカップには行けないと思っていて、ここでやるしかないという強い気持ちを持って関東大学選抜との試合に臨みました。相手は同世代で同じワールドカップの枠を争っている選手たちなので、絶対に負けられなかった中、個人としては無失点で終えることができて良かったです。
まだまだチームや個人としても、世界基準をもって日常を過ごしていかないと、世界一という目標には辿り着けないと思うので、もっと世界で通用する自分の武器を身につけていこうと思います。ワールドカップまで残り少ないですが、自分ができることを毎日全力でやるのみです。

DF 岡本一真 選手(ザスパクサツ群馬)
リーグ戦で戦っているように、いつも通りの落ち着きと自分のプレーをみせることを意識して試合に入りました。試合はオープンな展開になり、チャンスもピンチもありましたが、PK戦も含めて勝利で終わることができました。ワールドカップに出るために、群馬で結果にこだわって積み重ねていきます。

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