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FIFA/JFA Coach Educators’ Development Pathway Programmeがスタート

2023年04月21日

FIFA/JFA Coach Educators’ Development Pathway Programmeがスタート

日本サッカー協会(JFA)は4月14日(金)、FIFA/JFA Coach Educators’ Development Pathway Programmeの開講式をオンラインで開催しました。

本プログラムは、FIFA(国際サッカー連盟)が各国加盟協会に提供するプログラムの一つで、指導者を指導する「チューター(コーチエデュケーター)」の育成を目的としてFIFAとJFAが協働して実施します。プログラム内では、学習の主体性をコーチエデュケーター自身に委ね、テクニカル・エキスパートが様々な課題を与え、オンラインまたは実際の現場にてサポートを行っていきます。

開講式には、本プログラムの参加者である20名のコーチエデュケーターの他、FIFAからはFIFAヘッド・オブ・コーチング・ディベロップメントを務めるBranimir Ujevic氏らもオンラインで参加しました。

冒頭には、FIFAを代表してUjevic氏から挨拶があり、続いて上席コーチング・ディベロップメント・マネージャーのMohamed Basir氏より、本プログラムの概要などの説明が行われました。その後、小野剛JFA技術委員会副委員長より、本プログラムの全体の流れおよび各セッションの説明がありました。後半には、参加者であるコーチエデュケーターをサポートしながら共に学びを深めていくJFAシニアコーチエデュケーターの紹介、また各参加者の自己紹介が行われました。参加者からは緊張した表情もみられましたが、同時に本プログラムへの期待と意気込みを感じることができました。

本プログラムは開講式の後、6月まで各自e-ラーニングでの自己学習を進め、7月のオンライン講義、高円宮記念JFA夢フィールドで行われる集合研修、秋に実施されるオンラインメンタリングおよび現場での学習・サポートを行うオンサイトメンタリングに向けてプログラムを進めていきます。

FIFAコメント

Branimir Ujevic 氏(FIFA ヘッド・オブ・コーチング・ディベロップメント)
FIFAを代表してFIFAと日本サッカー協会とのコラボレーションに参加できることを嬉しく、そして誇りに思います。JFAの皆さまには「Big thank you」をお伝えしたいですし、参加者の皆さまには心からの感謝をお伝えしたいと思います。

私たちは、このプロセスにおいて、最高の専門的知識を提供するために最善を尽くすことを約束します。そして指導者養成におけるJFAのビジョンと一致することが重要です。JFAが長期的なビジョンと育成プランを持っていることはよく知られていますし、このステップが長期的な協力関係の始まりになることを期待しています。

JFAコメント

小野剛 JFA技術委員会副委員長
今回FIFAとJFAのコラボレーション・プロジェクトをスタートできたこと、とても嬉しく思っています。
指導者の養成に関しては、我々もそのためのカリキュラム、手法に関して蓄積してきましたが、ことコーチ・エデュケーター(チューター)をどのように育てていくかに関しては、我々のみならず世界的にも手探りといった状況が実のところです。そのため、能力を身につけるというよりは、どうしても内容の落とし込みだけに終わりがちでした。
このプロジェクトは、まさに「チューターとしての能力をどのように育てていくか」をメイン・フォーカスに、地域から選出されたポテンシャル・チューター20名を、世界最先端の手法、そしてFIFAの創り上げてきた様々なツールを用いながら、JFAシニア・チューターたちがFIFAスタッフとともに多角的に指導していくという「二層構造」のプログラムになっているのが特徴です。これはきっと、チューターの指導のみならず、指導者養成のあり方といった根本の部分においても大きなインパクトを与えるものと期待しています。
開講式では、FIFAからは指導者養成のトップ、ブランコ(Branimir Ujevic)さん自ら参加してくれ、このプロジェクトの意義を熱く語ってくれたのは、受講生チューター、シニア・チューターにとっても大きな刺激になったことと思います。
このプロジェクトが、よりよい指導者養成につながり、一人一人の個性を大切にした指導者が育ってくることにつながり、ひいては生き生きと輝きを持った選手の育成、そしてサッカーの発展へとつながっていくことを切に望んでおります。
このプロジェクト実現に向けて尽力してくれたFIFA、JFA、47FA全ての仲間の方々に感謝いたします。

参加者コメント

岩崎真央 さん(FC岐阜サッカースクール サブダイレクター)
この研修プログラムに参加し、学べることを楽しみであり光栄に思っております。
素晴らしい開講式が行われ、FIFAの方からの熱いメッセージを聞いてさらに気持ちが高まりました。
FIFAとJFAの協働事業でチューター向けの育成プログラムという内容が充実している中で、新たに自分の考えを深め、たくさん吸収してきたいです。
また、テクニカル・エキスパートや参加者の方々とコミュニケーションを取って、実際の指導現場で学んだことを生かせるように頑張ります。

児島健二 さん(香川県FAユースダイレクター/FAコーチ)
今回、FIFA/JFA Coach Educators’ Development Pathway Programmeという、FIFAが提供するコーチエデュケーター向けの育成プログラムに参加させていただき、多くのことを学ぶ機会を得ることができることを大変嬉しく思っています。
オンラインでの開校式も終わり、これからe-ラーニングプログラムが始まり、12月までのプログラムで少しでも成長したいと思います。最初はオンラインでのプログラムですが、オンサイトプログラムで共に学ぶ仲間と会えることを楽しみにしています。
今回のプログラムで学んだことを、地域やFAで生かせるよう、頑張りたいと思います。

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