JFA.jp

JFA.jp

EN
ホーム > 最新ニュース一覧 > 広島が追い上げる磐田を振り切り勝ち点3を挙げる 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第8節

ニュース

広島が追い上げる磐田を振り切り勝ち点3を挙げる 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第8節

2023年06月19日

広島が追い上げる磐田を振り切り勝ち点3を挙げる 高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WEST第8節

高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023WESTは6月17日(土)と18日(日)に第8節の3試合を行ないました。

ピックアップマッチ

サンフレッチェ広島F.Cユース 3-2(前半3-1、後半0-1)ジュビロ磐田U-18

7試合を終えて3勝2分け2敗と白星が先行するサンフレッチェ広島F.Cユース(広島)ですが、FW中川育選手(#10)が「ここまでは勝てる試合が多かった」と振り返った通り、取りこぼしが多かったのも事実。ジュビロ磐田U-18(静岡)をホームの吉田サッカー公園に迎えた今節は前節までの反省を生かし、立ち上がりからアグレッシブに先制点を狙いました。

ファーストチャンスは7分。MF竹山心選手(#14)、FW井上愛簾選手(#19)とつないだボールがゴール前に入ると、抜け出したMF松本夏寿磨選手(#5)が冷静にゴールネットを揺らし、幸先の良いスタートを切りました。1点を奪ってからも、「7節までの戦い方と同じだと対策されるので、オプションを加えた」(野田知監督)ことが奏功し、広島のペースは続きます。両サイドバックのDF石原未蘭選手(#6)とDF橋本日向選手(#15)が中央に絞り、4バックから3バックに移行するビルドアップが機能。磐田のDF伊藤稜介選手(#6)が「相手のシステムに戸惑い、なかなか修正できなかった」と振り返るように、広島は相手の守備をかわして、攻撃を前進させました。

17分にはミドルゾーンから中川選手が入れたロングボールが磐田DFの背後に落ちると、フリーで抜け出した井上選手がチーム2点目をマークしました。22分には「今日みたいにサイドバックが絞れば、その分自分がフリーになれるのでプレーがしやすかった」と振り返る中川選手が左サイドからカットインしたところを倒され、PKを獲得。自らが落ち着いて決めて、リードを3点に広げました。このまま試合の行方を決定づけたかった広島でしたが、43分にはFW舩橋京汰選手(#10)のゴールを許し、3-1で前半を終えました。

後半に入ると流れが一変します。ハーフタイムに「自分たちは2点取りに行くためにリスクを背負わなければいけない。そのためにしっかり前からアグレッシブに行こう」と藤田義明監督からの檄を受けた磐田は広島のビルドアップに対し、前からの守備を徹底。奪ってからは舩橋選手らアタッカーが積極的にDFの背後を狙う回数も増えました。

53分にはロングボールからゴール前に出た舩橋選手がループシュートを狙いましたが、GK山田光真選手(#1)が好セーブ。57分にもMF河合優希選手(#24)のシュートが左のゴールポストに阻まれるなど押し込みながらも1点が遠い展開が続きましたが、78分には伊藤選手が上げたクロスボールのこぼれ球を河合選手が押し込み、1点差に。試合終盤も同点を狙った磐田が押し込みましたが、スコアは動かずタイムアップ。広島が今季4勝目を手にしました。

監督・選手コメント

野田知 監督(サンフレッチェ広島F.Cユース)
前半のうちに3点リードして畳み掛けないといけないのに、逆に失点してしまったのは反省点です。前半の終了間際の失点がなかったら、後半も同じような形で戦えていた気がします。後半は中盤が相手に対して強く守備に行けなかったし、ファーストディフェンスがあまり決まらなかった。良い内容だったとは言えません。それでも、悪いなりにもリーグ再開後の初戦で勝ち点3が取れたのは良かったです。

DF #6 石原未蘭 選手(サンフレッチェ広島F.Cユース)
ここ2試合、先制点が取れなくて、相手に勢いを与えていました。今日は勢いを持って前半に臨んで3点取れたのは良かったのですが、そこから点が取れなかった。前半のうちに失点したのも、後半に苦しんだ要因です。点が入ってからの緩みが見られました。今季が始まる前に日本一を取ると決めているので、ぶれずにやっていきたい。ここまでの勝ち点は悪くないので、今日も含めて前期の残り試合でしっかり勝ち点12を取って、終盤戦で優勝争いをしていきたいです。

藤田義明 監督(ジュビロ磐田U-18)
毎試合悪くないゲームができていると言われるのですが、勝つためには足りないところがまだまだあります。失点シーンも一発でやられていますし、不用意に飛び込んでPKも与えています。そうしたシーンが至るところにあるので改善しなければいけません。90分間集中して、やろうと伝えているのですが、ちょっとした隙が立ち上がりから出ています。ただ、今日は後半ぐらいできると自分たちでも分かったはずです。選手から「後半ぐらいやろうよ」という声が聞こえていたのは収穫です。

DF #6 伊藤稜介 選手(ジュビロ磐田U-18)
1点差まで詰め寄れましたが、後半は自分たちのペースでボールに握れていたし、他にも決められるチャンスはありました。あそこで勝ち切れないのが今の結果につながっています。覆せるように、もっと力を付けないといけません。これまでの試合はもどかしい展開が多い。やれていないところばかりではないので、みんなが少しずつ気を遣ってチームとして戦えれば後半みたいに戦えると思います。全員でまずは1勝を目指して練習から頑張ります。

その他の試合結果

WEST
履正社高校 1-2(前半1-1、後半0-1)名古屋グランパスU-18
静岡学園高校 2-2(前半0-1、後半2-1)サガン鳥栖U-18
ヴィッセル神戸U-18 5-0(前半1-0、後半4-0)神村学園高等部

履正社高校(大阪)は名古屋グランパスU-18(愛知)から奪った先制点を守り切れず、逆転負け。首位の静岡学園高校(静岡)はサガン鳥栖U-18(佐賀)に2度リードを許す展開となりましたが、90+1分にMF大村海心選手(#20)がゴールを決めて、勝ち点1を引き寄せました。神村学園高等部(鹿児島)をホームに迎えたヴィッセル神戸U-18(兵庫)はFW渡辺隼斗選手(#48)の先制点を皮切りに5点を奪って快勝しました。東福岡高校(福岡)と大津高校(熊本)、横浜FCユース(神奈川)と米子北高校(鳥取)の2試合は8月に開催予定となっています。

EAST
柏レイソルU-18 2-0(前半0-0、後半2-0)大宮アルディージャU18

EASTでは6月17日(土)に1試合が行われ、柏レイソルU-18(千葉)が終盤に2得点を挙げ、大宮アルディージャU18(埼玉)を破りました。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間:2023年4月1日(土)~2023年12月3日(日)

大会情報はこちら

JFA OFFICIAL
TOP PARTNER
キリンホールディングス株式会社
JFA OFFICIAL
SUPPLIER
アディダス ジャパン株式会社
JFA COMPETITION PARTNER
  • 株式会社モルテン
  • ニチバン株式会社
アーカイブ
JFAの理念

サッカーを通じて豊かなスポーツ文化を創造し、
人々の心身の健全な発達と社会の発展に貢献する。

JFAの理念・ビジョン・バリュー