高円宮杯 JFA U-18サッカープレミアリーグ 2023は6月24日(土)と25日(日)に第9節を開催します。

EAST

他の5試合に先立ち6月11日(日)には尚志高校（福島）と旭川実業高校（北海道）の試合が行われました。11分のMF藤川壮史選手（#14）の先制ゴールを皮切りに尚志の攻撃陣が勢いに乗って得点を重ねていきます。終わってみれば9-0の大量得点で尚志が勝利。暫定で2位に浮上しました。

首位の青森山田高校（青森）はアウェイで市立船橋高校（千葉）との対戦を迎えます。青森山田はここまで6勝1分け1敗と快進撃を続けています。チームを支えるのは、キャプテンを務めるDF山本虎選手（#4）を中心にリーグ最少失点（7失点）を誇る守備陣。攻撃でもFW米谷壮史選手（#11）がリーグ2位の8得点を挙げるなど、攻守ともに隙のないチームとなっています。今節対戦する市立船橋は、2勝5分け1敗で5位。引き分けが多いシーズンの立ち上がりとなりましたが、直近2試合で連勝を飾り、上位進出へ勢いに乗っているところです。チーム状態が良いチーム同士の一戦は見ごたえのあるものになりそうです。

暫定3位の川崎フロンターレU-18（神奈川）は6位の横浜F・マリノスユース（神奈川）との“神奈川ダービー”に臨みます。川崎Fは前節の旭川実業戦で9-0と快勝。一方の横浜FMも序盤戦は1勝3敗と苦しみましたが、前節の流通経済大学付属柏高校（千葉）戦で勝利して無敗を4試合に伸ばしています。両者の勝ち点差は4。昨年は川崎Fの1勝1分けという成績で、リーグ戦は川崎Fが1位、横浜FMが2位という結果に終わりました。今年初のダービーはどのような結果が待っているでしょうか。

その他、昌平高校（埼玉）と前橋育英高校（群馬）、大宮アルディージャU18（埼玉）とFC東京U-18（東京）、流経大柏と柏レイソルU-18（千葉）が対戦します。

WEST

WEST首位の静岡学園高校（静岡）は履正社高校（大阪）と対戦します。静岡学園は5勝2分け1敗と好調を維持しています。前節のサガン鳥栖U-18（佐賀）戦では87分にこの試合2度目のリードを許しますが、90+1分にMF大村海心選手（#20）が同点ゴールを挙げ、勝ち点1を積み重ねました。対する履正社はここまで3勝5敗で10位。8試合で22失点と失点の多さが目に付きます。攻撃的なサッカーを志向する静岡学園との一戦では打ち合いとなるか、それとも守備陣が踏ん張るか、履正社の戦い方もゲームの行方を左右しそうです。

2位の神村学園高等部（鹿児島）は横浜FCユース（神奈川）をホームに迎えます。初のプレミアリーグ参戦で順調に勝利を重ねてきた神村学園ですが、前節はヴィッセル神戸U-18（兵庫）に0-5で今季3敗目を喫しました。後半に4点を奪われており、今節は守備の立て直しができているのか注目されます。一方の横浜FCは1勝3分け3敗でプリンスリーグ降格圏の11位に位置しています。最下位のジュビロ磐田U-18（静岡）と対戦した前節は90+5分にMF永田滉太朗選手（#11）の同点ゴールが生まれ、辛くも勝ち点1を挙げました。第8節の米子北高校（鳥取）戦は8月に予定されており、約1カ月ぶりとなります。降格圏脱出に向けて、この間に積み上げてきたものを発揮できるでしょうか。

米子北と東福岡高校（福岡）の一戦も見どころの多い試合になりそうです。米子北は3勝1分け3敗で7位、東福岡は3勝4敗で9位と上位進出に向けてギアを入れ替えたいところ。両チームともに全国高等学校総合体育大会（インターハイ）への出場を決めており、今後のリーグ戦も含めて大事な試金石となるゲームとなりそうです。

その他、磐田と鳥栖、名古屋グランパスU-18（愛知）は神戸、大津高校（熊本）はサンフレッチェ広島F.Cユース（広島）と対戦します。

高円宮杯 プレミアリーグ 大会公式Twitter

大会期間：2023年4月1日(土)～2023年12月3日(日)

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