ニュース
【Match Report】U-17日本代表 HiFA 平和祈念 2023 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー 初戦に勝利
2023年08月09日
広島県で開催中の「HiFA 平和祈念 2023 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー」に参加しているU-17日本代表。今年はサンフレッチェ広島F.Cユース、広島県高校選抜U-18、U-17日本代表、そして海外からは6月のAFC U17アジアカップ(アジア最終予選)でも対戦したU-17ウズベキスタン代表を迎えた4チームが参加しています。
今回U-17日本代表に招集された選手は、6月のAFC U17アジアカップタイ2023には参加しなかった選手が中心となっており、選手にとっては、11月に控えるFIFA U-17ワールドカップインドネシア2023のメンバー入りをかけた貴重なアピールの場となります。
チームは8月5日に広島市に集合すると、8月6日には強豪校の瀬戸内高校とトレーニングマッチを行い、試合に向けてチームの連係を深めました。選手たちは夏の全国大会後ということもあり、コンディションも様々な状況でしたが、練習の負荷を調整するなどコンディションを整え、8月8日のサンフレッチェ広島ユースとの第1戦に臨みました。
試合は序盤に菅原悠太選手(FC東京U-18)が2列目から抜け出して決定機を作りますが、相手GKに阻まれ先制点を奪うことはできません。ただ初戦ということもあり攻守において連動を欠き、良い流れを作ることができません。逆にサンフレッチェ広島ユースのサイドを大きく使う攻撃に走らされてしまうと、試合は徐々に相手のペースになります。17分には相手にカウンターを許すと、サイドからスピードに乗った相手のドリブルを止めることができずに中央に侵入を許すと、そのまま先制点を奪われます。さらに直後にも連係ミスから低い位置でボールを奪われてしまい失点。あっさりと2点のリードを許してしまいます。流れを変えたい日本は高岡怜颯選手(日章学園高)のサイド突破などから相手ゴールに迫りますが得点には至らず、0-2のまま前半を終了。
ハーフタイムには森山佳郎監督から「2点差だが追いつくチャンスが十分ある。まず1点を返し、そこで全員でチームを盛り上げれば流れはこちらに傾くので、そこで2点目を狙おう」とチームを鼓舞します。
後半も得点を奪うことができないまま時間が経過しますが、交代出場の選手を中心に前線からの積極的な守備を見せるなど攻守に連動するシーンが多くなります。66分にDF鈴木樟選手(鵬学園高)の縦パスを起点に左サイドに展開すると、交代で入ったMF西原源樹選手(清水エスパルスユース)のアーリークロスに、同じく交代で入った布施克真選手(日本大学藤沢高)がGKの前で合わせて1点を返します。この一点で流れを掴むと70分には前線のプレスからボールを奪うと、鈴木大馳選手(サガン鳥栖U-18)のクロスに逆サイドに走り込んだ西原選手(清水エスパルスユース)が合わせ、2-2の同点とします。
73分には左サイドに展開すると、西原選手のクロスが相手DFのオウンゴールを誘い3-2。西原選手の3得点に絡む活躍で逆転に成功します。
77分には相手のカウンターの起点に対して素早い切り替えからボールを奪い返すと、途中出場の柚木創選手(流通経済大柏高)がゴール前にドリブルで持ち込むと、最後は細かいステップで相手を外してシュートを流し込み4-2。途中出場の選手たちを中心にゲームの流れを変えた日本代表が11分間で4得点と、劇的な逆転勝利で初戦を終えました。
次は8月10日に広島県高校選抜U-18との第2戦に臨みます。
選手コメント
DF #5 鈴木樟 選手(鵬学園高)
前半は、自分達が相手に合わせてしまい、なかなか守備がハマらずに2失点してしまいました。後ろからの声がなく前線の選手も守備に行きづらかったと思うので、もっと後ろの選手が声をかけないといけないと思いました。後半は、相手に合わせることなく前からプレスに行けて、その結果4得点を奪い勝つことができ、後半は無失点で抑えることができたので良かったと思います。次の試合は1試合通して無失点で抑えられるようにしていきたいと思います。
MF #7 西原源樹 選手(清水エスパルスユース)
0-2で負けている状況の中、途中交代で入ると伝えられた時は、交代で入る選手達がなんとか状況を変えないといけないので、「自分達がやってやるぞ」という強い気持ちを持ってピッチに入りました。その結果4-2で逆転することができました。
大事な初戦を勝利できたことはとても良かったと思います。
MF #15 柚木創 選手(流通経済大柏高)
代表に初招集だったので、どのようにアピールできるかというのを考えてプレーしていました。途中から入る選手として何ができるかを考えたときに、前線の選手として点を決めること、チームに貢献するプレーをすることを考えました。
得点のシーンは誰よりも早くボールに反応し、当たり負けしなかったことが得点に繋がったと思います。11月のワールドカップに向け、チームとして良い準備をしていきたいですし、個人としてもメンバーに選ばれるようにアピールしていきたいと思います。
MF #16 宮川大輝 選手(ガンバ大阪ユース)
まずはこの大会に参加できることを嬉しく思います。サッカーをできることは当たり前ではないのでサッカーができているというこの環境に感謝したいです。そして自分たちにとってはFIFA U-17ワールドカップのメンバーに選ばれるために大事な大会なので、優勝してアピールしたいと思います。
HiFA 平和祈念 2023 Balcom BMW CUP 広島国際ユースサッカー
大会期間:2023年8月8日(火)~8月11日(金)
会場:広島/広島広域公園第一球技場
大会情報はこちら
最新ニュース
- 選手育成 2024/11/21 バイエルン・ミュンヘンへ短期留学 JFAとアディダスによる育成年代の選手を対象としたプロジェクト「育成年代応援プロジェクト JFA アディダス DREAM ROAD」~2024年度 第三弾が始動~
- 大会・試合 2024/11/21 決勝(11/23)チケット当日券の販売について 天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権大会 大会アンバサダー三笘 薫 選手・CFCと協働 子どもたち30名ご招待
- 選手育成 2024/11/21 2024年JFA・Fリーグ特別指定選手に3選手を認定
- 指導者 2024/11/21 2025年度 JFA 女性指導者Bライセンススキルアップ研修会 開催要項~2025年度Aジェネラルライセンス受講に向けた準備コース~
- 日本代表 2024/11/21 2025 SheBelieves Cupに参加が決定 なでしこジャパン(日本女子代表)